は~るばる来たぜ長崎~♪、という鼻歌を奏でながら朝早くに雨が降る長崎に降り立ちました。
試合は夜6時からですが、時間には余裕があり過ぎるので長崎市で観光をしました。これもまたアウェイ遠征の楽しみの一つ。
長崎の名所の一つ、グラバー園のグラバー邸。アジサイなどの花が綺麗でした。
グラバー園の出口を兼ねた長崎伝統芸能館には、長崎くんちの傘鉾や龍踊りに使われる龍が飾られていました。
グラバー園の近くにある大浦天主堂です。
中はステンドグラスの窓が美しく荘厳な感じでしたが、写真撮影は許可されてないので外観のみです。残念。
長崎中華街の門です。ちゃんぽんも美味しかったけど、角煮が驚くほどに柔らかくて美味でした。
今では珍しい路面電車ですが、長崎ではバスと共に交通の主役として頑張っています。
坂の町と言われている長崎は、本当に坂が多くて自転車で進むのは困難(実際、自転車はほとんど見ませんでした)。路面電車はどこまで行っても120円な上、山手線レベルで続々と来ます。日本中の路面電車が長崎にあるんじゃないだろうか?と思うくらい。
カステラ一番、電話は二番♪のCMでお馴染みの文明堂本店です。歴史を感じますね。
長崎での観光はこの辺りで切り上げ、長崎市からスタジアムがある諫早市へ電車で移動。駅からシャトルバスに乗り、V・ファーレン長崎の本拠地である長崎県立総合運動公園陸上競技場へ。
先年改築されたばかりなので、本当に綺麗なスタジアムでした。
でも陸上トラックがあるので臨場感はイマイチ。これってどうにかならないのかなあ。
「可愛すぎる」と評判の長崎のマスコット、ヴィヴィくん。東京サポの私のお願いにも快く応じてくれて、写真を撮らせてくれました。味スタにも来てほしいですね。
この日の試合は長崎のメインスポンサーであるジャパネットDAYという事で、あの高田社長も来ていました。両チームの健闘を願う挨拶に、東京サポも拍手を送りました。
長崎サポです。この日は5,678人という狙ったかのような観客数でした。私のおかげだぞ、感謝するがいい(笑)。
試合の方は1-2でヴェルディの敗戦。これで4敗目、しかもアウェイでは全然勝てない。普通に考えたら落ち込みたくなるような状況だし、実際東京サポの多くが試合後はうなだれ、選手達に激しいブーイングをしていました。
しかし私は自分でも驚く程に冷めていました。この日誌を書いている今も冷静で、今までの試合のように悔しくありません。
福岡戦は監督が不在、横浜戦はほぼ自滅、徳島戦は相手の交代策にやられたという負ける理由がありました。チームの実力以外の所で負けたという感じが強かったんです。
しかしこの長崎戦は違いました。長崎は本当に強かった。去年JFLから昇格したばかりのチームとは思えないくらいで(去年とは監督が違うし、大半の選手も入れ替わっていますが)、伊達に3位という高位置にいない事を見せ付けてくれました。
長崎の選手は攻撃でも守備でもよく走りました。そして常に集中しており、ヴェルディの選手に隙にプレーさせません。そしてチャンスには的確に決める。見事なセットプレイに、絶好のタイミングでゴール前に走り込んでいたFWによる追加点。直後に一点返されても決して慌てず、守り切るしたたかさ。私がヴェルディの選手達に求めているものを、長崎の選手達は見事にやってくれました。こんな試合をやられたら、脱帽するしかありません。長崎が強くてヴェルディが弱かった、この敗戦は当然の結果です。
アウェイで2連敗してしまったヴェルディですが、この後も栃木に千葉、そして京都と上位陣との戦いが続きます。重傷を負っていたキローラン木鈴の復帰や高原直泰の神戸戦以来のゴールは嬉しかったけど、今のヴェルディは高原に完全に頼り切っている。他の選手達がもっと頑張らなければ、昇格なんて夢のまた夢です。
次節の栃木戦、この悔しさをバネにして勝てるのかどうか。相手は強いけど、もう引き分けではサポは納得しません。勝って希望を見せてくれ、東京ヴェルディ!