ジャンプ+では今月から夏の新連載として7作品がスタート。どれも面白そう…って、ええっ!! 「SOUL CATCHER(S)」も+で連載するの!? これは嬉しい電撃移籍。あの名作がまた毎週読めるという幸運に感謝。
「ONE PIECE」は休載です。
斉木楠雄のΨ難 ★★★
連載3周年突破記念で表紙&巻頭カラー。
前号の予告で重大発表ありと書かれていたので、いよいよアニメ化かと思っていたのですが、まさかの実写映画化。これには本気で意表を突かれました。こちらの予想の斜め上を行くところは、この漫画らしいと言えばらしいんだけど。
自転車でどこまで行けるかという目的地の無い旅行は、考えている内は楽しいんだけど実際にやったら……。こればかりは才虎の意見に賛成かな。特に長い距離を走れば走る程、帰りが辛くなるというのはキツい。そのキツさを楽しめる人でないと、そういう旅行は無理でしょう。
才虎の無人島旅行にみんなで同行。もちろん斉木も含まれています。ごく自然に仲間に入れられている斉木、本当にみんなから愛されていますねえ。ここまで友達に恵まれている無表情キャラも珍しい。本人がそういう友情を全く望んでいないところが皮肉だけど。
出だしからつまづいていた今回の旅行は、案の定大変な事に。斉木がいるなら、どんなトラブルが起きても大丈夫だろうけど、みんなの前では迂闊に能力を使えないからなあ。映画化決定で麻生先生のテンションが上がっちゃって、斉木が超能力者だという事がバレる危険な展開になるかも?
僕のヒーローアカデミア ★★★
武闘派の事務所を選んだ麗日さん。そういう事務所から誘いが来るとは意外だけど、爆豪戦で見せた根性溢れる戦い方が気に入られたのかな? 彼女はもっと強くなるでしょう。
頼もしくなってきた麗日さんとは正反対なのが飯田君。別れ際に出久に向けた表情は笑顔なんだけど、彼の心が感じられない。ステインへの復讐心に取り憑かれたのか、それとも兄の名を受け継ぐ重圧に負けてしまったのか。出久の「もっと強く言葉を掛けておくべきだった」という後悔に満ちたモノローグからは、嫌な予感しかしません。
しかし出久も試練の日々が始まる。出久を唯一スカウトしたヒーロー・グラントリノはオールマイトの師匠でした。ボケ老人っぽいけど、その実力は未だに健在。ワン・フォー・オールの事も知っているというのは心強いですね。出久が個性の使い方を理解し、強くなるには最適の師匠かも。仕事は厳しいだろうけど、頑張れデク!
ハイキュー!! ★★★★
曲者揃いの白鳥沢に苦戦する烏野ですが、こっちにだって曲者はいる。熱くプレイしつつも冷静さを失わない田中。敵にとっては厄介で、味方にとっては頼もしい選手ですよね。
月島も曲者っぷりを発揮します。小さい上によく動くので誰もが注目してしまう日向の存在を利用して、フェイク攻撃を仕掛ける。日向と影山の事は好かないけれど、だからこそ2人の嫌なところを利用できる。策士だなあ。選手起用が上手い月島は監督に向いているタイプですね。
決勝戦ともなれば相手も強く、2ポイント先に取るのは至難の業。それは白鳥沢も分かっていただろうけど、それどもここまでやられるとは計算外だったろうなあ。ここで白鳥沢の監督が動きますか。さすがに勝負所を分かっていますね。第2セットを取るのは勢いがある烏野か、実力で勝る上に策を立ててきそうな白鳥沢か? どうなるかまったく分からず、無邪気にワクワクさせられます。
ブラッククローバー ★★★
驚異的な魔力を誇るマルス。ダイヤモンドの分身体を作ったり、巨大なダイヤモンドの鎧を纏ったりとやりたい放題です。この場にいる魔法使いでは、普通に戦っていたら誰も彼には敵わなかったでしょう。
しかしここには魔法を無効化するアスタがいる。本当にこいつは魔法使いにとっては天敵だなあ。どんなに強い魔法も無効化されてしまうんだから、魔法帝になるより魔法帝を倒して新しい王になる方が早いんじゃないだろうか(笑)。
マルスを倒して、宝物庫のお宝をゲットする権利を確保。黒の暴牛の大勝利と言えますが、問題はお宝の中身ですね。こういう場合、そんなに大した物ではないのがパターンだけど、この漫画ではどうなるのやら。
食戟のソーマ ★★★
肉魅はすっかり丼研のリーダーになっていますね。本当は創真を手伝いたいんだろうけど、部の中心人物としての責任感が勝りましたが。その判断は間違っていない。でも肉魅はヒロインの座・争奪レースからは大きく後れを取ったなあ。お気の毒でした。
一方、ここへ来てヒロインらしさを増しているえりな。緋紗子も創真を信頼するようになり、邪魔する者がいなくなったのが大きいですね。初期の頃よりも創真への態度も和らいできたし、今後もツンデレアドバイザーとして活躍しそう。
しかし、ヒロインとして一番リードしているのは、やはりこの子だった。恵、極星寮の友達や郷土料理研究会よりも創真の手伝いをする事を選びましたが。言われてから自分がかなり大胆な事をしたのに気付く恵、可愛いじゃないか(笑)。ともあれ人手不足の創真にとっては心強い援軍。辛さと美味さを兼ね備えた久我の麻婆豆腐を超える逸品を作ってください。
他の1年も大きく動く。アリスと黒木場と葉山を組ませるとは、最強のトリオ結成ですか。チームワークに難ありだけど、実力的には十傑にも対抗できる強力チームかと。タクミなど他の1年の動きにも注目ですね。
暗殺教室 ★★★★
センターカラー。って、このカラー表紙のデザイン、いいのか? ちゃんと両社の許可を取っているんですか? まあ夢の国のネズミをモデルにするよりはマシだろうけど。あっちはマジで危険だからなあ。
殺せんせーを助けたいと思う渚の気持ちは、先生を慕う生徒としては当然でしょう。しかし忘れてはいけない。彼ら暗殺教室の生徒は学生であると同時に暗殺者であり、何よりも殺せんせーがそういう風にあれと教育をしてきたのだから。この場に限っては、寺坂達の方が正論だと思います。
生徒の中では一番優れた殺し屋である渚が殺す事に反対しているというのは、カルマが言うとおり他人の感情を理解していないようにも見えます。もちろん渚はそんなつもりは無いけど、持たざる者から見れば持つ者の余裕と傲慢として見られるのも事実。カルマにとって他人をそんな目で見るのは初めての事で、その戸惑いが渚への怒りになっている? こんなに苛立つカルマは珍しいなあ。
分裂しそうだったクラスに、殺せんせーがサバゲーで結論を出せと提案。自分の願いは置いておいて、あくまで生徒の意思を尊重する殺せんせーは本当に立派な教師です。そんな立派な教師を殺すべきか、それとも最後まで足掻いて救う方法を探すべきか。普通の漫画なら後者を選ぶ生徒の方が多そうだけど、果たして?
背すじをピン!と ★★★
一週間、登下校中にも練習をしたおかげでブルースを体得した1年ペア。しかし休む間もなく大会への出場が決定。部長のメタ発言はさておき(笑)、まだ初心者の2人にあと二週間で大会用のダンスを教えて出場させるとは、何とも荒っぽいやり方ですねえ。結果を出す事よりも大会の空気を感じてもらう為なんだろうけど、大失敗したら2人とも落ち込みそう。そういう心の試練も目的なのかな?
大会用の衣装選び。競技ダンスの華は女性なので、男性の服はスタンダードダンスでは燕尾服一択。TVで見た大会では派手な服を着ていた男性もいたけど、そういえばあれは派手なラテンダンスだったな。つっちーがラテンダンスを踊るシーンも見たいけど、まだまだ先の話だろうなあ。それまで連載が続きますように。
可愛いドレスを着たわたりちゃん、恥ずかしがるのは分かるけど、ちょっと照れ過ぎですね。何かトラウマがあるのかな? そしてここでライバルになりそうな新キャラ登場。女子が話しているのはロシア語ですか。外国人のライバルとは、なかなかの王道。大人しそうな男子も相当な実力者と見ました。つっちー達にとっては大きな壁になりそうだけど、友人としても仲良くなってほしい。
ワールドトリガー ★★★
なるほど、エネドラが生きていたのではなく、エネドラの人格や記憶が角に残っていたのか。だとしたら今のエネドラはラッドが体になってしまい、碌に戦う事も出来ない。それでも自分を見捨てた者達へ復讐するつもりなのは、体を蘇らせる方法があるのかな?
そういう黒トリガーがあってもおかしくないと思えるくらい、アフトクラトルのスケールが大きい。まさか星そのものがトリガーで作られているとはねえ。もう何でもありな気がしてきた。アフトクラトルを作っているトリガー使いは「神」と呼ばれているけど、実際は単なる生贄で、もうすぐその寿命が尽きてしまう。だから新しい「神」を探しているのか。並外れた量のトリオンを持つ千佳は「神」、いや生贄に最適ですね。獲得できなかったのはアフトクラトルにとっては致命的とも言える失敗かも。
アフトクラトル遠征の目処が立ちそうですが、早くランクを上げないと遠征には連れて行ってもらえない。余裕こいてられる時間は無さそうですね。この困った状況の中で修と千佳を訪ねてきた二宮、彼は千佳の兄と知り合いだった? 彼が語る話が悲劇ではない事を祈ります。
天狗警察(読切) ★★
新人の森井崇正先生による45ページのアクションヒーロー漫画です。
森井先生は「暗殺教室」の松井先生を尊敬しているらしく(アシスタントもしているのかな?)、画風が松井先生にかなり似ています。画のタッチは違うけど、コマ割りとかキャラクターの言動には松井先生からの影響が感じられます。
天狗を悪の鼻高天狗と正義の烏天狗に分けて、烏天狗と人間が共に戦うという内容は悪くありません。しかし松井先生の影響を受け過ぎており、森井先生らしさがあまり感じられませんでした。この漫画が松井先生の新作だと言われても、納得させられそうな自分が怖くなるくらい似ています。
偉大な先輩の作品を真似たり、学ぶのは悪くありません。むしろ大いにやるべきです。しかし真似をしているだけではプロの漫画家にはなれません。真似をする中で自分なりの画風を確立できるかどうか、そこが新人の登龍門になるでしょう。森井先生、頑張ってください。
レディ・ジャスティス ★
あ、あかん……。この漫画、回を重ねる毎に悪くなっていく。
絵はまったく上手くならず、それどころかレベルが下がっている気がします。車を持ち上げているのにまったく迫力が伝わらない絵には、逆の意味で驚かされました。こんなに重量感の無い車を描けるものなのかと。もしかして玩具じゃないの?
絵がダメでもストーリーが良ければ評価できるのですが、相変わらずの低調っぷり。悪役にまったく凄みが無く、幼なじみの兄妹はどんなキャラなのか説明が不足しており良く分からないので、ピンチになっても感情移入できない。掲載位置はまた中盤だけど、次号でグンと落ちていても驚きません。
NARUTO外伝 ★★★★
シンはうちはの一族ではなく、そう名乗っていただけでしたか。もしかしてサスケの両親の隠し子?なんて誤解してゴメンなさい。暁の一員だった訳でもなく、新たな戦争を始める組織としての名を継いただけですか。ショッカーとネオショッカーの関係みたいなものですね(こらこら、特撮ファンじゃない人を置き去りにするな)。
クローン技術で作った分身に対して、シンは自分の予備パーツでしかないと言い切り、クローンも1人の人間と思うサクラに反論する。クローンに人間としての心があるのかどうか、それが肝心ですね。
またも若返っていた大蛇丸。こいつはナルトとサスケが死んでも生きていそう。シンは大蛇丸の実験体だったそうで、またお前のせいかよ(笑)。久しぶりのヤマト隊長が、ずっと監視するのは当然でしょう。戦争を望まなくなったとはいえ、マッドサイエンティストである事に変わりは無いし。新作の映画でもトラブルメーカーになりそう。
父と母の愛を信じていたサラダを襲う衝撃の事実。あちゃー、やっぱりそうだったのか……。あのへその緒がサクラの物だったら、という都合のいい展開にはならないだろうなあ。でも香燐とサスケが恋仲になったとは思えない。サスケが知らない間に彼の細胞を入手して、自分の細胞と掛け合わせたとか…って、もしそうなら香燐も立派なマッドだな。愛は女を狂わせるという事でOK?
火ノ丸相撲 ★★★
圧倒的な力を振るう沙田。土俵から出たら今までと変わらない振る舞いですが、初登場した石高の監督が言うとおり内面は大きく成長していました。火ノ丸も久世も天王寺も倒すと言い切ったその表情には、かつての余裕はありません。ここにまた1人、土俵の鬼が生まれたようです。
しかし鬼っぷりなら火ノ丸だって負けてはいない。沙田の気迫に飲まれる事無く、高校横綱の座を手に入れると宣言。こちらも気合充分ですね。決戦前から盛り上げてくれます。
ダチ高、石高共に決勝まで勝ち進み、いよいよ最後の戦いが始まります。いや、これは「最後」じゃない。全国優勝を目指すダチ高にとっては、この一大決戦でさえ通過点でしかない。全勝を目指す桐人が組んだオーダーは、沙田から逃げる事無く堂々と勝負を挑む強気なもの。しかしまだまだ未熟な蛍を先鋒にするとは、やはり今までの戦いで何かやっていたみたいですね。先鋒戦を制すれば勢いに乗れる。蛍の公式戦初勝利を期待します。
デビリーマン ★
うーむ、こっちも酷いなあ。「レディ・ジャスティス」よりは漫画の出来は良いんだけど、あっちが酷すぎるからこっちがマシに見えるだけです。絵はそれなりなんだけど、話が全然まったく面白くない。
警察のお偉方という、使い方によってはかなり話を面白くしてくれる悪役を小物にしてしまったせいで、こいつを出し抜いて大金をゲットしても爽快感を感じません。読者が和に感情移入する前にどんどん勝たせるから、和が勝っても読者は嬉しくない。この作者と読者のタイムラグは致命的です。
マドギワーも悪魔の特異体質を活かした活躍をしたけど、彼と和のコンビもいいとは言えない。和が一方的にマドギワーを利用しているだけで、マドギワーが大した奴ではないように思えて、主人公格のキャラにしては格好悪く見えてしまう。これはこの作品の構造上、仕方ない事なんだけど、それでも他にやりようはあったんじゃないかなあ。マドギワーが自主的に和を助けるようにするとか。
でも新たな敵であるプロデューサーが、和と同じ能力者というのは良い。ここから悪魔の能力を得た者同士のバトル路線に切り替えれば、この作品が生き残れる可能性もあるかも。金未来杯のジンクスに飲み込まれるか、跳ね返せるか、ここが正念場かと。
銀魂 ★★★
銀時に斬られた虚ですが、すぐに傷を治してしまいました。やはり普通の人間じゃなかったか。しかし虚が松陽を殺したとはどういう意味だろう? 松陽の首を撥ねたのは間違いなく銀時です。あの後、松陽も生き返り、身内である虚が止めを刺したとか?
虚の攻撃からは逃れたけど、絶体絶命の大ピンチな状況に変化は無し。首謀者である佐々木でさえ死の淵にいます。彼が唯一心を許せる者、信女の側で死にたい。その思いだけがこの男を動かしているのか。しかし佐々木の前に現れたのは、彼に陥れられた近藤だった。皮肉な結果ですが、ここは2人で力を合わせて仲間の元に向かう展開になるでしょう。それまで佐々木の命が持てばいいんだけど。
トリコ ★★★
それぞれのコンビがアカシアの食材を求めて旅立ちました。早くも大ピンチなゼブラとブランチ、異色すぎて先行き不安なサニーとライブベアラー、毒使い同士で過酷な冒険が予想されるココとタイラン。彼らの旅路もじっくり見たいけど、そんな時間は無いかも。掲載位置がじんわりと下がってきているのが気になります。先週7周年を迎えたばかりだけど、8周年を迎えられるとは限らない。週刊少年ジャンプとは、それ程に過酷な戦場なのだから。
トリコとスタージュンのライバルコンビは、さすがにいきなり仲良くは出来ない。トリコにとってスタージュンとの戦いで負けた事は、恐らく永遠に忘れられない悪夢だから。しかしその敗北がトリコを強くした。今のトリコはスタージュンより強いと言い切られました。このコンビは安心して見られそうです。
そして小松達は海中グルメ都市ブルーグリルへ。ジジが案内してくれるとはいえ、そう簡単には行けない場所みたいですが、それでも食運に恵まれた小松なら辿り着けるでしょう。問題は町に着いた後っぽい。楽しいだけの場所ではなく、とんでもない試練が待っていそう。命がけの料理バトルでもやらされるのかな?
ニセコイ ★★★
ああ、そういえばそんな設定あったよなあ、と思い出すのに苦労したくらい久しぶりの定期デート。ここ最近は他のヒロインのイベントが多くて、千棘の印象がすっかり弱まっていました。そのテコ入れとばかりに今回は千棘を押しまくっています。こういう展開も久しぶりで、懐かしく思えました。
今までのデートでは一条に楽しませてもらっていたから、今度は自分が楽しませようと頑張る千棘でしたが、結果は空振り気味。これは男女の心理の差とも言えますね。デートをする時、大抵の男は女性を楽しませようと張り切ります。女性が自分に気を使ってくれると、逆に「ああ、せっかくのデートなのに気を使わせてしまった!」と自分の不甲斐なさを後悔するんですよ。なので女性の皆さん、デートの時は男性に気を使わず思いっ切り楽しんでください。好きな女の子の笑顔が見られるだけで、男の子は幸せになるのです。
トラブル続出だったけど楽しいデート話で終わるかと思ったら、最後に千棘が爆弾発言。しかし好きな人が一条だとは言わないでしょうね。言ったら本当に話が大きく動くんだけど、同時にこの漫画もラストに向かう事になるだろうからなあ。ラブコメ漫画の宿命とはいえ、主人公カップルがなかなか成立しない展開はモヤモヤします。
BLEACH ★★★
グリムジョーから逃げるナックルヴァール。何だかんだ言ってもバトルマニアというキャラが多いこの作品では、あまり積極的に戦おうとしないナックルヴァールは珍しいキャラですね。任務だから敵は殺すけど、楽してズルして殺したいという感じ。グリムジョーとはあらゆる意味で正反対な奴で、この2人の対決はちょっと楽しみ。
バズビーvsハッシュヴァルト。この2人は昔馴染みだったのか。ハッシュヴァルドを愛称で呼ぶバズビーですが、親しさよりも憎しみの方が上回っている。ハッシュヴァルドは昔、彼を裏切ったそうですが、故郷の人々をユーハバッハに差し出したとか?
ユーハバッハの力は夜になるとハッシュヴァルドと入れ替わるとの事。この時にハッシュヴァルドを殺せば、ユーハバッハの力も失われる。文字通り全知全能なユーハバッハの唯一の弱点とも言えますが、ハッシュヴァルドもかなり強い筈。バズビーには気の毒だけど帝国ナンバー2の実力、見せてもらいましょう。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
ヤクザの夫の為、二重スパイとして警察に潜り込んでいる京華。しかし二重生活はどうやら血筋だったようです。京華の父は真面目な大学教授と、ファンキーなサーファーという2つの顔を持っていました。二重人格を疑うレベルの変わり様ですが、オンとオフの使い分けが上手すぎるんですね。仕事の重圧に押し潰される事無く、遊ぶ時は思いっ切り遊んで気持ちをリフレッシュしている。こういう人は人生の達人とも言えます。鬱になる事なんて絶対に無いだろうなあ。
自分が助けたアイドルに褒められても、正体を語らない教授。まるで特撮もののヒーローですね。遊ぶ時はスイッチが切り替わるというか、別人に変身するという感覚っぽいので正体を語らないのもお約束なのか。京華の二重生活もここまで切り替える事が出来れば、彼女も楽でしょうけど。
Ultra Battle Satellite ★★
ブログを始めた早川。立ち直ったのはいいけど、ブログの内容は格闘技ではなく神秘的な方向に行ってますね。格闘家が気とかオーラとか真面目に言い出したらアカンやろ(笑)。まあ陣の言うとおり、読み物としては面白そうだけど。数年後にはベストセラー作家になっていたりして。
換金所で陣と戦ったプロレスラー、シュトーレン神辺が再登場。そういえばかなりの甘党でしたね。彼が押していたヤバーイスイーツの2号店の味は、1号店と違って悪い意味で無難な味みたいです。うーむ、それでは厳しいスイーツ業界では生き残れないかもしれませんね。食の世界も格闘技界と同じくらい過酷ですから。
神辺が語る飛鳥の過去。中学の頃から生意気で、見事なまでにバトルジャンキーだったのか。神辺と出会う前に何があったのか気になりますね。エリートの強さと修羅の心を兼ね備えた飛鳥、予想以上の強敵です。陣はもっと強くならないと勝負にすらならないかも。ももっちの更なる特訓あるかな?
カガミガミ ★★★
掲載位置が事実上の最下位に。でも次号はセンターカラーなんですよね。岩代先生の作品はこの辺りで落ち着く事が多いので、打ち切り間近なのかどうか分かりません。単に入稿が遅いだけ?
慚鬼丸が予想以上に頑張っています。無数のネジを少しずつ削り取って閉じ込め、敵の本体であるネジを探し出す。悪い方法ではありません。恭介って意外と力押しで戦うタイプだから、慚鬼丸みたいに頭の良い式神はフォロー役として活躍できそうですね。連載がもっと続けば、の話ですが。
みんなを、世界を守る為に戦ってきた恭介。今までは漠然とした思いで戦っていたけど、マコを始めとする多くの人と触れ合い、守るべき世界を認識する事が出来た。それが彼の心を強くして、パワーアップしたのか。よりワイルドになった憑依合体で、一気に決着なるか?
磯部磯兵衛物語 ★★★
宮本武蔵の宿命のライバル、佐々木小次郎の幽霊が登場。老人説もあるけど、この作品では一般的な青年像ですね。中身はかなり変わっているけど。生前は真面目だったけど武蔵に負けて死んだ事で、吹っ切れてしまったのか。確かにこれは武蔵は笑えないな。
人には見えない幽霊の立場を利用して、やりたい放題やってる小次郎。くぐり抜けゲームはともかく、女の子の下着を見たり、超接近するのは武蔵の言うとおり人としてダメでしょ。この作品に限った話じゃないけど、小次郎って女好きキャラになる確率が高いな。女っ気が無い武蔵と対比しやすいからなんだろうけど、本当の小次郎はどんな人間だったのか。武蔵以上に真面目な人だったら、後世でこんな扱いされていると知ったら泣きそう。有名人って大変ですね。
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