新ウルトラマン列伝
ウルトラマンX第4話「オール・フォー・ワン」を放映。
Xioの隊員はみんな優秀ですが、大地以外の3人は自分の能力に自信を持ち過ぎるあまり、チームワークはイマイチ。事前の訓練でケンカしてしまうというタイミングの悪さもありましたが、それでも彼らの未熟さはいつか大きなミスを起こしたでしょう。序盤の内に解決できて良かった。
エックス初の宇宙人は凶悪宇宙人ザラブ星人。策を弄する宇宙人ですが、今回は宇宙大怪獣ベムスターを使い、真正面から地球侵略を行います。ベムスターの能力に自信があったんだろうか? 実際、今回のベムスターは強かったもんなあ。まさかウルトラマンを吸い込むとは思わなかった。吸引力の高い怪獣です（笑）。
ウルトラフレアはエックスが原因だった。正確にはエックスが太陽に放り投げた邪悪な存在のせいだけど。太陽系を滅ぼすのが目的だったそうですが、絶対に生きてますね。エックスのように肉体を失ったけど、怪獣や宇宙人を操って復活しようとしているのかも。ザラブ星人もそいつの手下っぽい。
ベムスターに吸い込まれたエックスを救う為、スペースマスケッティ発進! テレスドンの溶岩熱線がベムスターと相性が悪いというのは初めて聞きました。今後はベムスターの天敵になりそう。アタッカーエックスのポーズには笑ったけど、エックスとXioの共闘でベムスターを撃破! 怪獣やメカにそれぞれ見せ場を与えつつ、エックスの勝利で締める。視聴者だけでなくスポンサーも満足させる、いい構成です。
それが声優!
今回の主役はいちご。3人の中では盛り上げ役で、まだ幼さが残る鈴や精神的に弱い双葉よりもしっかり者のようですが、時には弱気になる事もある。バイトはクビになるし、いちご王国も電気やガスを止められてしまうし、災難というのはまとめて襲い掛かってくるものです。いや、バイトはあまり出られないし、電気とガスは料金払わないからなんだけど。
しかし捨てる神あれば拾う神あり。いちごに大作ゲームの仕事が舞い込んできました。これはビッグチャンスですね。台詞が少ないマスコットキャラとはいえ、こういう役から昇り詰めた声優は数多い。台詞が単調なものしかないけど、だからこそ上手く演じ分けなきゃいけない。マスコットキャラは一流声優への登竜門です。
それはいちごも分かっており、しかもゲームのイベントには初出演という事でプレッシャーに飲まれそうになる。だけど彼女の側には頼りになる先輩がいた。今回の実名声優はゆりえほい、じゃなくて堀江由衣さん。原作者の浅野真澄さんと親友だからか、普段のダメ人間ギリギリな姿を見せてくれたり（笑）、ミニライブまでやらせてもらう優遇ぶり。今でこそ大人気声優な彼女にも、下積み時代は会ったんですよねえ。そう思うとイヤホンズの3人はもちろん、このアニメに出ている新人声優の中にも将来の大人気声優がいるかもしれない。そう考えると未来が楽しみになってきます。
縦ロールで出演して自分を通したものの、上がりまくったいちごは出だしはガチガチ。どうなる事かと思いましたが、大きなミスはしなかったようです。もちろん満足できるものではなかったけど、しかし堀江さんの歌う姿が彼女に勇気を与えた。目指すべき場所、尊敬できる人を得たいちご。緊張と野心との戦いを乗り越えてこそ、人は成長する。新人の頃はこれでいいんです。ちゃんといちごの事を見てくれる人もいるし。
そして次回はイヤホンズもCDデビュー。曲が出来た以上、イヤホンズもこういうイベントをやるでしょうね。3人の中の人達、頑張ってください。
