うしおととら
婢妖に寄生されて暴走するバスを止める為、潮ととら、そして流の3人による初の共同作業。流がいい兄貴分になっていますね。潮の周りには今までいなかったタイプのキャラクターで、人気があるのも頷ける活躍です。私も好きなキャラですよ。だからこそ終盤の展開には……だったんだけど。藤田先生はいい意味でドSだ。
3人目の伝承候補者、杜綱悟と妹の純が登場。実力も人望も兼ね備えた悟は候補者の中でも最有力だと言われていましたが、獣の槍は彼を選ばず、代わりに婢妖に寄生されてしまった。ちなみに婢妖が人間の体内にも入れる事は重要な伏線だったりします。藤田先生がこの頃から終盤の展開を考えていたのかどうかは分かりませんが。
婢妖に乗っ取られた悟は、潮だけでなく純にまで拳を向ける。かつて妹を守る為に妖怪と戦った、妹思いの兄とは思えない行動です。兄に謝りたいという純の願いが届いたのか、正気に戻った暁ですが自分はもう駄目だと身投げしてしまう…と、ここで今回は終了。ううむ、前回もそうだったけど中途半端な場面で終わっちゃったなあ。話の構成にかなり苦労しているみたいです。やっぱり3クールでやるのは無理があった。今からでも延長できないのかな?
今回は雲外鏡と遠野の長も登場。妖怪と潮が親しい事に流は驚いていましたが、妖怪を滅する事を目的とする光覇明宗の僧としては当然か。むしろ妖怪殺しの獣の槍を持っているのに、妖怪と仲良くなっている潮の方がおかしい。改めて蒼月潮という存在の奇妙さと頼もしさが伝わりました。人間と妖怪の間を執り成す架け橋としても潮は活躍するので、どうぞお楽しみに。
ヘヴィーオブジェクト
通常兵器を遥かに超える力を持つオブジェクトを倒せるのはオブジェクトのみ。逆に言えば味方のオブジェクトが敵に倒される可能性もある、というかミリンダが駆るベイビーマグナムは旧式の第一世代なので格上の第二世代に対しては不利。案の定、いきなり破壊されてしまった。相手のウォータースライダーが荒れ地や山岳戦に強い機体とはいえ、本当にあっさり負けちゃったなあ。ロボットものとしては珍しい展開かも。
オブジェクトの前では人間は無力。こちらが白旗を上げても、ウォータースライダーは容赦なく攻撃してきます。基地施設を壊すついでだったんだろうけど、これは戦争ではなく単なる殺戮ですね。クウェンサーがビビりまくるのも分かるくらいの強さと怖さ。こんなのを相手にしなければならない、この世界の軍人は大変だ。
生きていたミリンダが囮になってくれた事で、ウォータースライダーは殺戮を止めてミリンダを捕まえに行きました。ミリンダが逃げるチャンスを作ってくれたけど、エリートとはいえ女の子を見捨てて逃げるようでは主人公は務まらない。クウェンサーの行動は無謀極まりないけど、彼が行かなかったらミリンダが地獄のような目に合わされていたのも事実。人を殺してしまったクウェンサーですが、相手がゲス野郎だったのがせめてもの救いか。敵とはいえ女の子を苦しめようとする奴は、人間だと思う必要はありません。
ヘイヴィアも来てくれてミリンダは助けられたけど、ウォータースライダーの攻撃を受けて絶体絶命の大ピンチ。このままてばいずれ殺られるし、クウェンサー達が逃げ延びたら退却中の味方部隊が狙われる。ならばウォータースライダーを倒すしかない。これまた無謀な作戦ですが、他に方法が無いのも事実。普通のロボットもののようにロボット同士が戦うのではなく、クウェンサーが知恵を尽くしてオブジェクトを倒す展開になりそうですね。ますますスパロボ参戦が難しくなるけど(笑)、物語として面白くなるのならオールOK。クウェンサーの知略に期待します。
↧
10月9日のアニメ 人に取り憑く小さい悪魔と、人を殺しまくる巨大な戦車。怖いけど戦わないと
↧