ウルトラマン列伝
今回は1999年にオリジナル特撮ビデオ作品として発売されたウルトラセブン1999最終章6部作の第5話「模造された男」を放映。まさかこの作品がTVで放映されるとは、さすがの私も驚きました。いえ元祖の幻の12話のように問題がある訳じゃなく、特撮ファンの間でも知る人ぞ知るマニアックな作品なので。
この作品に出ているセブンは私達が知っているセブンと同一人物ですが、このシリーズではセブン以降のウルトラ兄弟は地球に来ておらず、MATやTACも創設されず、セブンが去った後の地球はウルトラ警備隊が守り続けているという設定になっています。子供番組という枠を飛び越え、セブンが好きな大人達が作った「大人向けのウルトラセブン」とも言える作品です。セブンファンの愛は昔も今も変わっていないようで。
地球防衛軍のカジ参謀は地球を守ろうという意識が強すぎるあまり、新甲南重工と手を組んでキングジョーを修復して地球の防衛戦力として使おうとします。セブンでも倒せなかったロボットを復活させるとは、長官が言う通り危険過ぎる。ラハカムストーンの事が無くても、いずれ暴走したでしょう。この事を知ったペダン星人がまた侵略しに来たりとか有り得る。
古代ムー大陸にあったと云われるラハカムストーンは、人間の願いを感じ取りコピー人間を作る能力を持っています。それによって非情だつたカネミツ会長は善人のコピーと入れ替わってしまい、カジ参謀は自らの心の中にある闇と対峙する。古代人も厄介な物を残してくれたものです。怪獣や宇宙人の多発地帯で古代文明の遺物もたくさんある、フィクション世界の日本はいつもヤバすぎ(笑)。
暴走したキングジョーを止めるべく、セブンが挑む。地球の技術で修復されたキングジョーは以前よりパワーアップしており、セブンは大苦戦。しかし同じ箇所にアイスラッガーを何度も叩き込み、アイスラッガーが欠ける程のダメージを受けましたが何とか倒しました。倒れる時は直立になるところは昔と変わってないんですね。本当に「ウルトラセブンが好きな人が作ったセブン」ですな。こういうのは嫌いじゃありません。
断裁分離のクライムエッジ
新番組。原作未読。
髪を切る事が好きで好きでたまらない少年・灰村 切と、美しい黒髪を持つけど生まれてからずっと髪が切れない少女・武者小路 祝。変態スレスレというか完全に変態な切はなかなかユニークな主人公で、髪フェチだけど好感が持てます。こういう作品の主人公にはインパクトが必要ですが、その点では切は合格ですね。
これからは祝一筋で行くと宣言した切。祝に出会わなかったら犯罪者になっていただろうけど、祝の髪は切れない。その髪のせいで祝は学校にも行けず、洋館に閉じ籠って生活するしかない。そんな祝に冷たく接する病院坂法子と病子。殺人鬼を先祖に持ち、キリンググッズという怪し気な道具を使う二人、取り敢えずはこの二人が敵なのかな?
自分は死んだ方がいいとまで言う祝に対し、切は何も出来ないのか。いや、彼もまた殺人鬼の血を引く者だった。ノーマ・グレイランドは架空の殺人鬼なので検索しても無駄です(笑)。彼と灰原家の関係も気になりますね。外国人の血を引く者がどうして日本にいるのか。実は意外な伏線が隠されていたりして。
殺す事の出来ない祝の髪を殺す。切が持っていた鋏もキリンググッズで、神に、いや髪に祈りながら祝の髪を切る。人殺しの道具で人を救えた、道具は使う者次第なんですね。祝のネーミングセンスは中二病っぽいけど、切も似たような感じなので、つまりお似合いのカップルです。めでたしめでたし……とこれで終わる筈ありませんね。エロスとバイオレンスの予感を感じさせる良い第1話だったし、祝ちゃんが凄く可愛いので(笑)視聴継続。
RDG レッドデータガール
新番組。原作未読。角川文庫創刊65周年記念作品だそうです。
平和な山奥の村で暮らす、三つ編みが似合う少女・鈴原泉水子。平凡な女の子にしか見えない彼女には、本人も知らない秘密があるようです。前髪を切っただけで周囲の人達は大騒ぎするなんて、レッドデータアニマル級に保護されているんですね。しかし山奥で保護されている訳ではなく、高校は東京の学校に行けと言う。ううむ、東京に何かあるんだろうか?
内気な自分を少しでも変えたいと思う泉水子。前髪を切ったのもその現れですが、髪を切ったせいでトラブル発生。水の中で映像通信をする絵はなかなかシュールでしたが、あの水は泉水子の力のイメージなのかな? 水の中にいる限り彼女が願えば何でもできるとか。ううむ、確かにそれはヤバいな。保護するのも頷けます。
泉水子の幼馴染で山伏の家系にいる少年、相楽深行。父親と離れて暮らしていた彼は勝手に自分の進む道を決められた事に反発し、その原因である泉水子にも厳しく接します。こらこら、気持ちは分からなくもないけど女の子にそんな事言っちゃダメでしょ。父親に殺されかけて帰って来た時は、気の毒だけどちょっと笑いました。
深行は泉水子とは対等ではなく、下僕とも言える関係にしかなれないそうです。まるで腫れ物の様に扱われている泉水子ですが、間違いなく彼女には重大な秘密があるのでしょう。本人にだけ知らせていないのは、自覚させたら力が暴走するから? 謎が多い泉水子と、彼女に反発している深行。この二人がこれからどんな関係になっていくのか、面白そうなので視聴継続。
今回は1999年にオリジナル特撮ビデオ作品として発売されたウルトラセブン1999最終章6部作の第5話「模造された男」を放映。まさかこの作品がTVで放映されるとは、さすがの私も驚きました。いえ元祖の幻の12話のように問題がある訳じゃなく、特撮ファンの間でも知る人ぞ知るマニアックな作品なので。
この作品に出ているセブンは私達が知っているセブンと同一人物ですが、このシリーズではセブン以降のウルトラ兄弟は地球に来ておらず、MATやTACも創設されず、セブンが去った後の地球はウルトラ警備隊が守り続けているという設定になっています。子供番組という枠を飛び越え、セブンが好きな大人達が作った「大人向けのウルトラセブン」とも言える作品です。セブンファンの愛は昔も今も変わっていないようで。
地球防衛軍のカジ参謀は地球を守ろうという意識が強すぎるあまり、新甲南重工と手を組んでキングジョーを修復して地球の防衛戦力として使おうとします。セブンでも倒せなかったロボットを復活させるとは、長官が言う通り危険過ぎる。ラハカムストーンの事が無くても、いずれ暴走したでしょう。この事を知ったペダン星人がまた侵略しに来たりとか有り得る。
古代ムー大陸にあったと云われるラハカムストーンは、人間の願いを感じ取りコピー人間を作る能力を持っています。それによって非情だつたカネミツ会長は善人のコピーと入れ替わってしまい、カジ参謀は自らの心の中にある闇と対峙する。古代人も厄介な物を残してくれたものです。怪獣や宇宙人の多発地帯で古代文明の遺物もたくさんある、フィクション世界の日本はいつもヤバすぎ(笑)。
暴走したキングジョーを止めるべく、セブンが挑む。地球の技術で修復されたキングジョーは以前よりパワーアップしており、セブンは大苦戦。しかし同じ箇所にアイスラッガーを何度も叩き込み、アイスラッガーが欠ける程のダメージを受けましたが何とか倒しました。倒れる時は直立になるところは昔と変わってないんですね。本当に「ウルトラセブンが好きな人が作ったセブン」ですな。こういうのは嫌いじゃありません。
断裁分離のクライムエッジ
新番組。原作未読。
髪を切る事が好きで好きでたまらない少年・灰村 切と、美しい黒髪を持つけど生まれてからずっと髪が切れない少女・武者小路 祝。変態スレスレというか完全に変態な切はなかなかユニークな主人公で、髪フェチだけど好感が持てます。こういう作品の主人公にはインパクトが必要ですが、その点では切は合格ですね。
これからは祝一筋で行くと宣言した切。祝に出会わなかったら犯罪者になっていただろうけど、祝の髪は切れない。その髪のせいで祝は学校にも行けず、洋館に閉じ籠って生活するしかない。そんな祝に冷たく接する病院坂法子と病子。殺人鬼を先祖に持ち、キリンググッズという怪し気な道具を使う二人、取り敢えずはこの二人が敵なのかな?
自分は死んだ方がいいとまで言う祝に対し、切は何も出来ないのか。いや、彼もまた殺人鬼の血を引く者だった。ノーマ・グレイランドは架空の殺人鬼なので検索しても無駄です(笑)。彼と灰原家の関係も気になりますね。外国人の血を引く者がどうして日本にいるのか。実は意外な伏線が隠されていたりして。
殺す事の出来ない祝の髪を殺す。切が持っていた鋏もキリンググッズで、神に、いや髪に祈りながら祝の髪を切る。人殺しの道具で人を救えた、道具は使う者次第なんですね。祝のネーミングセンスは中二病っぽいけど、切も似たような感じなので、つまりお似合いのカップルです。めでたしめでたし……とこれで終わる筈ありませんね。エロスとバイオレンスの予感を感じさせる良い第1話だったし、祝ちゃんが凄く可愛いので(笑)視聴継続。
RDG レッドデータガール
新番組。原作未読。角川文庫創刊65周年記念作品だそうです。
平和な山奥の村で暮らす、三つ編みが似合う少女・鈴原泉水子。平凡な女の子にしか見えない彼女には、本人も知らない秘密があるようです。前髪を切っただけで周囲の人達は大騒ぎするなんて、レッドデータアニマル級に保護されているんですね。しかし山奥で保護されている訳ではなく、高校は東京の学校に行けと言う。ううむ、東京に何かあるんだろうか?
内気な自分を少しでも変えたいと思う泉水子。前髪を切ったのもその現れですが、髪を切ったせいでトラブル発生。水の中で映像通信をする絵はなかなかシュールでしたが、あの水は泉水子の力のイメージなのかな? 水の中にいる限り彼女が願えば何でもできるとか。ううむ、確かにそれはヤバいな。保護するのも頷けます。
泉水子の幼馴染で山伏の家系にいる少年、相楽深行。父親と離れて暮らしていた彼は勝手に自分の進む道を決められた事に反発し、その原因である泉水子にも厳しく接します。こらこら、気持ちは分からなくもないけど女の子にそんな事言っちゃダメでしょ。父親に殺されかけて帰って来た時は、気の毒だけどちょっと笑いました。
深行は泉水子とは対等ではなく、下僕とも言える関係にしかなれないそうです。まるで腫れ物の様に扱われている泉水子ですが、間違いなく彼女には重大な秘密があるのでしょう。本人にだけ知らせていないのは、自覚させたら力が暴走するから? 謎が多い泉水子と、彼女に反発している深行。この二人がこれからどんな関係になっていくのか、面白そうなので視聴継続。