1月31日のアニメ　謀略の笛の音に踊らされる人々に、革命の乙女は何を示すのか

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
　OP、フミタンが出ていた箇所がメリビットに変わっています。クーデリアが見たら泣くかも。
　ドルトの各地でデモ隊が武装化して決起しましたが、全てはギャラルホルンのシナリオ通り。労働者達が奪ったランチやMSには細工が施されており、戦う事さえ出来ませんでした。ガエリオが嫌悪感を示したように、これは戦いではなく虐殺です。出撃する前に機体のチェックをしていれば……いや、計器類は正常だったみたいだからチェックしても分からなかったか。腐っているからこそ保身には最大限の努力をする、ギャラルホルンの末期状態を表しています。そりゃ某あの人も仮面を付けて暗躍するわ。
　マスコミのパスを使ってコロニーから脱出したオルガ達はイサリビと合流し、労働者達を援護します。もちろんこれは本来の仕事ではありませんし、テイワズからの援護も無い。だけど一方的に殺されていく人達を見過ごせないし、クーデリアも戦う気になっている。まあここで逃げの一手を選ぶようでは、ロボットアニメの主役は務まりませんからね。三日月もかなりムカついていたみたいだし。怒っていたのはギャラルホルンの横暴に対してか、それともフミタンを助けられず、クーデリアを悲しませた不甲斐なさに対してか。多分その両方かな?
　ここ最近、動く場面さえ少なかったMS達が縦横無尽の大活躍!　バルバトスはもちろん、ガエリオが駆るキマリス、昭弘の新たな機体ガンダムグシオン・リベイク、そしてシノに与えられたグレイズ改が改装された流星号。個人的にはグシオン・リベイクが気に入りました。以前のグシオンとは全く違う姿になっているし、戦い方も違うけど、高い防御力などグシオンの面影も残している。デザイン的にも機能的にも良いMSです。昭弘が阿羅耶識システムに慣れたら、三日月ぐらい活躍しそう。
　三日月達は強いけど、如何せん数の差は歴然。バルバトスにはフリーダムやダブルオーみたいな化け物じみた強さは無いので、このままではジリ貧です。しかしこの局面でクーデリアが立つ。もう今までのような世間知らずのお嬢様ではない。自分を切り捨てようとしたノブリスをも利用し、世界に呼びかける革命の聖女になろうとしています。果たしてどんな演説をするのか。演説の内容がどうあれ、これでクーデリアには自由が無くなりますね……。過酷な道を選んだ彼女を三日月は支えられるのか?　支えてほしいなあ。