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ジャンプ38号の感想

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 9月10日公開の映画「スーサイド・スクワット」の宣伝記事あり。ヒーロー達を苦しめた悪役達が政府の特殊部隊となって戦うという、悪役好きとしては心惹かれる映画です。アメコミには詳しくないのでジョーカーとハーレイ・クイン以外は知らないけど(おい)。
 日本で同じような映画を作るとしたら、仮面ライダーとスーパー戦隊とウルトラマンの悪役達が集結するんだろうか? うわ、それ見たい。メンバーを選ぶだけでも楽しそう。

 今号の巻末コメントのほとんどが「BLEACH」終了と久保先生に対するメッセージでした。15年もの長期連載ですからねえ。同じ戦場で戦ったライバルであり戦友達が送る言葉は格別なものがあるでしょう。久保先生、感動してるかも。

ラブラッシュ! ★★★
 新連載第2弾。「E-ROBOT」の山本亮平先生が、およそ1年半ぶりに帰って来ました。
 まず前作よりも格段に成長した画力に驚かされました。ぶっちゃけ前作は「読者ページのカット絵」レベルだったのですが、今作は「ジャンプの漫画」レベルにまで上がっています。相当の努力をしたのでしょうね。
 内容はラブコメもの。前号で終わった「ニセコイ」の穴を埋める役を任されたのでしょうが、「ニセコイ」と違って恋愛の対象は人間だけでなく天使や悪魔、妖怪など人外の存在にまで広がっています。話の幅が広がり、ネタ枯れの心配は無さそうですね。
 女性を惹き寄せる遺伝子を持つ主人公の白馬レイジ、同じ男としては羨ましいけど本命の女の子からは幼馴染としてしか見られていないという可哀想な奴です。遺伝子の力に溺れず、可愛い天使の誘惑にも負けず、本命への愛を貫き通す。ラブコメの成功条件である「男から見てもカッコ良い男主人公」は合格です。
 ヒロインのココロも愛に一途で、レイジが自分を愛してくれなくても彼の幸せを願うという健気さの持ち主。レイジはシズクよりココロを選んだ方が幸せになれそうだけど、それをやったら物語が1話で終わってしまうので(苦笑)。こちらもコヒロインとしては合格です。
 絵、ストーリー、キャラクターの性格、全てを卒なく纏めており、安心して読める作品だと思います。しかし『卒なく纏め』過ぎている感もします。この作品ならでは!という点に欠けており、特に人外の存在との恋物語という点が「ゆらぎ荘~」とほぼ同じなのは痛い。先達との違いを出せるかどうか、それがこの作品が生き残れる鍵になるでしょう。
 それにしても「ToLOVEる」の春菜ちゃんといい、「ニセコイ」の小野寺さんといい、最近のジャンプ漫画の『物語が始まる前から主人公が恋しているヒロイン』は黒髪ショートカットが多いな。ジャンプ編集部の趣味なのか?

ハイキュー!! ★★★
 日向の方の合宿は、いよいよ最終日。5日間も選手を見続けてきたからか細かいクセから次のプレイを見抜けるようになった日向は、以前より確実に成長していますね。敵だった牛島に対しても臆せず質問する度胸といい、彼はもっと成長しますね。
 しかし結局、この合宿中に日向が選手として使われる事はありませんでした。鷲匠監督、有言実行しましたね。しかしこの合宿は決して無駄にはならなかった。ボールに触れなかった事で逆に成長させてもらった事に感謝して、来年も鷲匠監督が率いる白鳥沢を倒しましょう。

ONE PIECE ★★★
 やはりローラはビッグ・マムの娘だったか。ローラが渡したビブルカードにはビッグ・マムの魂が込められており、ビッグ・マムの下僕であるホーミーズはこのカードを持つナミに手が出せない。これはローラに感謝しないといけませんね。今頃どこで何をしているのか。意外なキャラと結婚してたりして?
 ルフィはビッグ・マム海賊団スイート3将星の1人、シャーロット・クラッカーと対決。懸賞金の額といい、ルフィから「強ェのは確かだ」と認められている事といい、かなりの強敵なのは間違いない。だけど幹部程度に手こずっているようではビッグ・マムの元へは辿り着けない。ここ最近、あまりカッコ良い場面が無かった分、スカッとする戦いを見せてもらいましょう。

BLEACH ★★★
 センターカラーで最終回。なお前号で報じられた重大発表とは、実写映画化の事でした。福士蒼汰さんは良い役者なので成功してほしいです。
 ユーハバッハが復活しそうなフラグが立っていましたが、ユーハバッハの反応は力の残滓に過ぎず、一護と織姫の息子によってあっさり消えました。そして物語は新世代へ。一護と織姫の結婚は予想していたけど、恋次とルキアがくっつくとはなあ。いや、お似合いだと思うけど今まであまりフラグが立っていなかったので意外でした。
 15年も続きアニメ化までした長期連載にしては、呆気無い最終回でした。久保先生の気力が尽きたのか、編集部から急な打ち切りを通告されたのかは知りませんが、ユーハバッハとの決戦はもっと盛り上げてほしかったですね。それでもほぼ全てのキャラに見せ場を与え、物語をちゃんと終わらせた久保先生の手腕はさすがです。
 総評。大ゴマを多用したバトルシーンは迫力がある反面、ストーリーの進み具合が遅く、魅力的なキャラを多数生み出したけど細かい設定を明かされないまま終わってしまったキャラもいる。良い部分と悪い部分の差が激しく、そのアンバランスさがこの作品の魅力だったのかなあ、と今になって思います。
 急な形で終わらせたけど、ジャンプの歴史にその名を刻んだ久保先生には拍手を送ります。次回作も頑張ってください。

火ノ丸相撲 ★★★
 自分達を倒して、夢を奪った相手に協力するなんて普通なら考えられません。荒木が納得できないのも分かります。石高にもメリットがあると言われても、こじつけとしか感じませんでした。だからこそ「ダチ高をずっと横で見ていたから尊敬している。応援させてくれ」という言葉には凄く納得させられました。憎い敵だからこそ尊敬している、戦いの中で培われた友情というやつですね。いい話です。
 読者がダチ高と石高の特訓に盛り上がる一方、会場は世紀の対戦に盛り上がっていた。久世vs天王寺、現在の高校力士で最強クラスの選手の対戦とは盛り上がるしかありませんね。読者もどちらが勝つかまったく分からない勝負、かなり楽しみです。

約束のネバーランド ★★★
 大増23ページ。
 鬼の狙いは子供達の肉体ではなく脳だったというのは、納得できる理由です。しかし普通の脳より賢くした脳の方が美味しいのかな? 脳そのものではなく、蓄えられた知識を食べているのかも。
 エマの前にスッと現れ、尋問するママが怖い。エマの視点からだから不気味に見えるけど、傍から見たらごく普通に接しているんだろうなあ。だからこそ怖い。
 でも、そんな怖いママの首にも子供達と同じように数字が刻まれていた。彼女も鬼に監視されており、仕事をしくじれば食べられる運命にあるのか。本当の敵はママではなく鬼。ならばエマ達とママが手を組む展開もある?

僕のヒーローアカデミア ★★★
 センターカラー。
 続々と集まる他校の生徒達。総数1,540人とは凄い数ですねえ。これだけの若者がヒーローになる事を望み、少なくない数の志望者がヒーローになる。ヒーロー飽和社会と言われるのも分かりますね。ヒーローが増え過ぎて、敵を取り合う社会になる日も遠くなさそう。
 ヒーロー育成校として最も有名な雄英の生徒は、他校の生徒から真っ先に狙われる立場にあります。個性も知られており、かなり不利な状況です。だけど「それがどうした」。イレイザーヘッドの言うとおり、プロになれば嫌でも個性は知られてしまう。その上で勝ってこそ真のヒーロー。他校生を甘く見るつもりは無いけど、ここは格の違いを見せてやりましょう。行け、出久!

ブラッククローバー ★★★
 す、すいません、ゴードンの事、私もすっかり忘れていました(笑)。でも私は悪くない。もしかしたら田畠先生も忘れていたんじゃ……と疑うくらい出番が無かったんだもん。泣くなゴードン、次の機会を待ちましょう。
 黒の暴牛は魔法帝が認める程の大手柄を立てたけど、クローバー王国の敵は白夜の魔眼だけじゃない。お久しぶりのダイヤモンド王国から強力な軍勢が送り込まれました。が、こちらも久しぶりのユノを中心とする金色の夜明け団が出陣。アスタも成長したけど、ユノは彼以上に強くなっているみたいです。次回はユノ無双か?

ワールドトリガー ★★★
 攻撃手でありながら、最高40mの超距離からの攻撃を可能とする生駒。さすがに狙撃手には及ばないけど、それでも視界ギリギリの距離から放たれる斬撃は脅威です。本人がもう少し真面目な性格だったら、もっと上に行けるかと。
 遊真が王子隊の蔵内が落としましたが、王子隊は離脱して遊真と生駒隊を戦わせつつ千佳を狙う作戦を取る。1人倒したぐらいでは有利にならない、非常にハイレベルな戦いです。王子はまだ手の内を見せていないし、玉狛第二は追い込んでいるようで追い込まれているのかも。修が良い作戦を立てていると期待します。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★
 纏や檸檬と一緒に、2度目のサーフィン島へ。飛行機の操縦を「自転車より簡単」と言えるのは両さんだけじゃないかな。それとも本当に簡単なの? 操縦した事が無いから分かりません。
 超神田寿司の面々と一緒にいると、両さんがいつもより優しいキャラになります。秋本先生の狙い通りですね。今回も優しいオチになりました。仲良くなった子犬達を引き裂く事なんて、両さんでなくても出来ませんけどね。私も絶対無理(どちらかと言えば犬派です)。

鬼滅の刃 ★★★
 善逸ごめん、君の事を侮っていた。最初から炭治郎が鬼を連れている事に気付いており、その上で彼を信じてくれていたんですね。単なる女好きのナンパ小僧じゃなかった。その気になればあらゆる人間の心を読めるのに人を信じたくて騙され続けて、それでも炭治郎を信じてくれた善逸、立派な漢です。
 猪の皮を被った男の正体は、炭治郎達と同じ鬼殺帯の合格者でした。しかしその性格は獣そのもの、いや怪我をしても戦い続ける凶暴さは獣以上か。素顔は女に見える程の美形ですが、その心は戦う事、勝つ事しか考えていない修羅の如し。この少年も仲間になるのかな?

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★
 今回はラブコメの定番とも言える惚れ薬が使われました。惚れ薬ですか……。古来より多くの男性が追い求めている『男の夢』だけど、現実にあるのかな?
 コガラシを自分に惚れさせようとした朧が薬を使ったけど、薬を飲んだ(というか飲まされた)狭霧がコガラシに惚れてしまい、胸を見せる程に仕掛けてきました。薬の効果がもう少し長く続いていたら、キスぐらいしたかもしれませんね。薬を使わなくても狭霧はコガラシに惚れているみたいで、このツンデレ忍者娘の行く末が楽しみ。
 まあ今回、一番強かったのは夜々でしたけどね(笑)。コガラシと狭霧のラブコメ劇場を無視して勉強し続けるとは、大した集中力です。ゆらぎ荘で一番優秀なキャラになりそう。

食戟のソーマ ★★★★
 いよいよ十傑との正式な対決! 創真の相手は龍胆だと思っていたけど、ここでまさかの葉山登場! なるほど、試験に参加していなかったのはこういう事でしたか。葉山が敵に回る可能性を考えていなかったのは迂闊でした。でも納得させられる面白い展開。附田先生にまんまとやられました。
 以前よりクールさを増した葉山。あんなに大事に思っていた汐見教授の事も、見限ったかのように言っています。果たしてこれは彼の本心なのか? 汐見教授を守る為に薊に従っている可能性が高いと思うけど、今の遠月で頂点を目指すのなら薊に逆らうより従う方が得策なのも事実。葉山の真意はどっちだ?
 まあどちらにしても、創真にとっては選抜のリベンジをする絶好の機会です。パワーアップした葉山に屈するのか、それとも創真のリベンジが成功するのか。選抜の名勝負の再現を期待します。

左門くんはサモナー ★★★★
 左門の過去話。彼とアンリの繋がりは、予想以上に強いものでした。悪魔からも嫌われるアンリを左門が遠ざけないのは、単に「初めて召喚した悪魔だから」ではなく、自分の人生を決めた存在だったからなんですね。これは邪険に出来ませんわ。
 性格は昔からカスだったけど(笑)、努力は惜しまなかった左門。その甲斐あって、今では超一流の召喚士になり、アンリとも良き友人になりました。しかし最後のモノローグが言うように、左門とアンリの関係は「友達」であり「恋人」ではないんですよね。この関係はこの先も変わらなさそうで、その際のアンリの反応が怖いな。

背すじをピン!と ★★★
 いよいよ競技会は終盤戦に突入しました。読者が注目していたつっちー達や、ミーハーな観客が見ていたアイドル組が脱落しても会場の空気はヒートアップし続けます。この盛り上がりは良いですねえ。絵からも会場の熱気が感じられます。
 まずは新世代の二組から。感情を表現する事の大切さを知った宮大工のダンスは、より激しいものになっている。そして目の前の困難から逃げず、それを乗り越える楽しさを求めている。ああ、私にも僅かですが覚えがあります。努力が報われる快感を知ったら、そこから抜けられなくなるんですよねえ。
 しかし御木とターニャも負けてはいない。高校に上がってから一度も勝っていない事を悔しく思っていた御木と、彼の気持ちを受け止めたターニャ。言葉の壁を乗り越え、心を通じ合わせたこのペアも強い! 取り敢えず君達はさっさと付き合いなさい(笑)。

たくあんとバツの日常閻魔帳 ★★
 ううむ、この漫画のギャグ話は私には合わないようです。決してつまらなくはないんだけど、面白いと思える部分も無い。最後まで淡々と読んでしまいました。
 井谷先生の尻や太ももへの拘りはこれ以上無いくらい伝わってきますが、さすがにそれだけで押し切られるのは……。バツのたくあんへの気持ちが単なる相棒の域を超えつつあるのも、そんなに驚くような展開ではないし。評価に困る作品になってきました。

斉木楠雄のΨ難 ★★★
 いきなり時限爆弾を送って来た空助。久しぶりの出番でテンションが上がり切っているのか、周到な準備をした上で勝負を仕掛けてきました。今回は流石の斉木も降り回っされ放しでしたね。ヤバい性格をしているけどさすがは天才、本気になったら厄介な相手です。
 かなりの金と手間を使った空助、その甲斐あってか今回は実質彼の勝ちでした。弟の誕生日祝いにしては……と思ったら、いずれやる本気の戦いの為のデータ取りが目的だったようです。この漫画らしからぬシリアスな終わり方をしたけど、これは最終回のフラグなのかな? アニメ絶賛放映中なので、まだ終らないとは思うけど……。

銀魂 ★★★★
 色々な意味でギリギリの交渉を仕掛ける喜々に対して、解放軍の紫雀提督も一歩も引きません。何も知らない人が見たら、地球と宇宙の大物政治家同士による歴史に残る交渉劇だったんでしょうねえ。実際はウンコ漏らしただけだけどね。真実なんて知らなきゃ良かった!(爆笑)
 漏らした後の2人の空虚な表情が、本当にリアル。男として、いや人間として一番大事なものを失った顔ですよ、これは。匂いをどうやって誤魔化したのか気になるけど、これで地球の未来に希望が見えました。ウンコによって生まれた希望か……。歴史の秘められた謎とか真実なんて、案外くだらないものなんですよねえ、アハハハハハハハ。

トリコ ★★★
 チチ、自分の体を食材にしてトリコを復活させるとは、いくらほとんど不死身の存在とはいえ無茶しますねえ。これでトリコはレッドニトロ達の力を手に入れ、パワーアップしたそうです。これでアカシアとまともに戦え……ないか、まだ。GODを食べて究極のパワーアップをしないと。
 スタージュンはやはりトリコの兄だった。この兄弟の父親が誰なのか気になりますが、アカシアが邪魔しやがりました。ええい、物体つけおって。まあ良いや、アカシアと三虎の頂上対決は普通に楽しみだし。ラスボス同士の大決戦、過去の因縁を乗り越えるのはどっちだ?

磯部磯兵衛物語 ★★★
 天草四郎が作ったお米がとんでもなく上物で、白い米に惹かれた人達が磯部藩に集まってきました。藩の運営、そろそろ止めるんじゃないかと思っていたけど、むしろ磯兵衛はやる気を出しています。意外と良い大名になるのかな?


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