ウルトラマンオーブ
惑星侵略連合の一員、ババルウ星人ババリューが登場。かつてレオやメビウスを惑わせた変身能力は健在で、今回はウルトラマンオーブに変身してオーブと人間の絆を壊そうとします。オーブと同じ姿ですが、利き腕が違うのがポイントですね。
ちなみにこの計画の発案者は連合の首領ノストラ。ボス直々の作戦なのにジャグラーには「やり方が古い」と言われます。確かに、偽者を使って本物の信用を落とすって昭和の特撮のやり方ですからねえ。いや、今だと逆に新鮮?
オーブに化けて町を壊そうとしたババリューですが、そこに野良怪獣のテレスドンが出現。結果的にテレスドンから子供達を守った事で、ジェッタからは本物のオーブだと思われます。ババリューの人間体、イメージぴったりですな。これは誤魔化せないわ（笑）。
連合の一員として悪事をしようとしていたババリューでしたが、子供達から感謝されたり応援された事で改心します。悪役のイメージが強いババルウ星人を善人にするとは、なかなか面白いじゃないですか。ストーリーも単なる偽者モノではなく、一捻りしてあるのが良い。
改心したババリューに怒ったノストラは、宇宙凶険怪獣ケルビムを送り込む。地上波ではメビウス以来ですな。ケルビムの猛攻で変身が解けてしまったとげ、ババリューは子供達の声援を受けて立ち上がる。その姿はまさにヒーロー。偽者だって正しい心を持てばヒーローになれる、ヒーローマニアの涙腺を刺激する良い話でした。