甘々と稲妻
最終回。
お好み焼き屋で無茶をしたつむぎを怒った公平。しかしつむぎを泣かせてしまい、2人の間に微妙な空気が流れてしまう。公平らしくないミスだけど、妻の一周忌という事で心も体も疲れていたんだろうなあ。悪い事をした子供を怒らないのは親として駄目だけど、怒り方が下手だと子供に妙なトラウマを作ってしまい、親子の関係も難しいものになってしまう。親って本当に大変。
このままではダメだと思った小鳥の提案で、今回の食事会はお好み焼きを作る事に。八木としのぶは完全にレギュラー入りしましたね。だけど公平と小鳥の邪魔はしないしのぶ、空気の読みっぷりはさすがです。今回は八木がつむぎを叱ったり、小鳥母を見てデレたりと珍しい一面を見せてくれました。クールなキャラがこういう表情を見せると、男女関係なく少し萌えます(笑)。
お好み焼きは最近の店は店員が作ってくれる事が多い。それはそれで手間が掛からないし、確実に美味しいものが出来るので良いんだけど、親が子供への愛情を込めて作った物には敵わない。愛情と言うと漠然としているけど、食べる人の事を考えて作ると料理に対して真剣に取り組み、技術を身に着けていくのですよ。公平の料理の腕が上達しているのも、つむぎの事を考えて作ってきたからでしょう。親の愛は偉大です。
親といえば、小鳥のお母さんとようやくご対面。高校生の娘がいるとは思えない見た目ですねえ。制服姿は凄くエロかったけど(笑)。初めて会う人の前では大人しくなるつむぎ、そういえば初期の頃はこういう子だったっけ。公平もつむぎも、そして小鳥も少しずつだけど成長している。3人の関係が今後どうなるのか、非常に楽しみですがアニメは今回で終了なんですよね。残念です。
総評。つむぎ役の遠藤璃奈ちゃんの予想以上の好演もあって、つむぎみたいな子供が欲しくなったけど、親の大変さも痛感させられる作品でした。食事シーンも丁寧に描かれており、親子で見たくなるアニメになりましたね。日本テレビ系のアニメは外れが無くて結構。2期を待つべきか、原作を読むべきか、かなり悩みます。