ウルトラマンオーブ
マガオロチに敗れた上、ウルトラマンのカードをジャグラーに奪われたガイ。散々なやられっぷりですが、それでも彼の心は折れない。この先何度敗れたとしても、ガイがジャグラーに負けを認める事は無いでしょう。ジャグラーも厄介な相手に喧嘩を売ったものです。
ナオミの母・圭子も加わって、玉響姫復活へ動き出すSSP。石碑を元通りにしても復活しなかったけど、圭子が埋めた花の種の芽吹きに呼応するように復活しました。「大地は命を待っている」という圭子の言葉は深いなあ。種を埋めて水を与えれば、大地は新たな生命を目覚めさせてくれる。偉大な力です。
カードを奪われたガイに、玉響姫はゾフィーとベリアルのカードを託す。ウルトラ兄弟の長兄ゾフィーは光の象徴とも言える存在、対するベリアルは悪に堕ちたウルトラマンであり闇の力そのものとも言える。簡単にガイに力を貸さず、ガイが怒りで我を忘れてようやく変身できるとは困ったものだ。相変わらずの我侭っぷりとも言えるけど。
光と闇の力を併せ持つオーブの新形態サンダーブレスターは、とにかく強い! 今までの形態とは桁違いの力でマガオロチさえも圧倒します。尻尾を切られた上に盾として使われたシーンには、マガオロチに同情しました。町をバンバン壊すし、戦い方は残虐だし、ベリアルの意志が強すぎますね。ゾフィーが必死に押さえ込んでこれとは、さすが銀河皇帝。
マガオロチは倒したけど、ジャグラーはもちろんガイも喜んでいない。あんな戦い方、ガイは死んでもやりたくなかったでしょう。皮肉めいた捨て台詞を残して去ったジャグラー、しばらくお別れかな。色々企んでいたけど、目的はガイに勝ちたかっただけだったんだなあ。ある意味純粋。ガイとの和解ルートはあるのか?