ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
OPが変更。この先の展開とはまったく逆の、かなり明るい雰囲気のOP曲になっててビックリ。でも第4部の締めとしてはこういう曲の方が相応しいかも。あと由花子の出演シーンが多かったけど、原作ではこの後ほとんど出番は無い筈。アニメオリジナルで出番を増やすのかな?
吉良の親父は既に5人(「人」ではない奴もいるけど)もスタンド使いを生み出していた。6人目を狙ったら、なぜか矢は刺さらず掠っただけ。後に明かされているけど、矢は掠っただけでもスタンド使いにする効果があるのですが、弾き返されたのは後にも先にもこの時のみ。これは未だに明かされていない謎です。
この不思議過ぎる少年の名は支倉未起隆(声優は加瀬康之さん)。自分の事を宇宙人と思い込んでいる……いや、本当に宇宙人なのか?と思わせる奇妙な男です。何にでも変身できる能力を持っていますが(能力名はアース・ウインド・アンド・ファイアー)、この能力がスタンド能力なのかは分かりません。ジョジョ全体で見ても、トップクラスに奇妙なキャラです。
あくまで個人的な考えですが、未起隆は「キャラ作りに失敗したキャラ」だと思っています。色々と設定を盛り込みすぎた為、さすがの荒木先生も彼を持て余したらしく、割と華々しく登場した割にはあまり活躍しません。吉良との最終決戦にも出ませんし。もちろん見せ場はあるのですが、初登場した時は今後の重要キャラだと思っていたので今となっては肩透かしされた感じがします。
それでも露伴とのチンチロリン勝負は面白い。金を得る為ではなく仗助から金を巻き上げるのが面白そうだから勝負を受ける露伴先生、なかなかのゲスっぷりです。イカサマで露伴から金を巻き上げようとする仗助も同類だけど(笑)。この2人、こういう所は似た者同士なんだよなあ。そこが面白い。
一方、吉良は川尻しのぶの好感度を高めていた。何もしてないのに勝手に好感度が高くなっているのは羨ましいけど、吉良本人はそれどころじゃない。殺人衝動が抑えられなくなっている、殺人鬼の危うさを感じさせてくれました。そして天井に仕掛けられたカメラの主は……。