2/8　人とケガレの間に立つ者、破星王。星を破壊する王にして世界を救う希望…になるのか?

双星の陰陽師
　久しぶりの有馬、闇無に負けたのはワザとだった。確かに陰陽連の長にしてはあっさり負けた気がしたけど、千年前にタイムスリップする為だったとは予想外の理由でした。便利な術があるのね。
　魂を千年前に飛ばした有馬は、安倍晴明の真実を知る。ネタバレになるけど原作では晴明は女性なのですが(男性として語り継がれている理由はあります)、こっちは完全に男性なんですね。平安時代の人にしては現代っぽい髪型してますね。ん?　その髪型、どこかで見たような……。
　千年前から始まった陰陽師とケガレの戦い。それは全て晴明によって仕組まれたものだった。世界の陰と陽のバランスを取る為、増大する陰の気を別世界に逃していたけど、禍野と呼ばれるその世界でケガレが生まれてしまった。ケガレとはまさに人の影と呼べる存在だったんですね。人が居る限りケガレは生まれ続けるのだとしたら、ろくろ達の戦いは終わらない?
　そしてろくろの正体も判明。彼は正確にはケガレではなく、晴明が人間を滅ぼす為に作り上げた陰の気の塊とも言える生命体、その名は破星王。とんでもない奴を作った晴明、ほとんど諸悪の根源じゃねーか（苦笑）。復活してラスボスになりそう。
　自分は人間ではないと悩むろくろを励ましたのは紅緒、ではなく婆娑羅の珠洲でした。コギャルに見えて実はインテリな彼女は、人間だろうとケガレだろうと望むままに生きればいいと言う。敵であるケガレに励まされるとは皮肉だなあ。あと珠洲、君もうアイドルやってるでしょ（笑）。
　迷うろくろの前に悠斗が出現。赤いバラの花束を持って登場した上、台詞もギリギリな感じ。君、やっぱりろくろの事が大好きだろ。人間でありながら人類を滅ぼそうとする悠斗と、人間ではないけど人間らしく行きたいと願うろくろ。2人の対決は必至だけど、紅緒はどうするのか。予告でも言ってたけど、次回は紅緒にとって辛い話になりそう。