前節、ホームで岡山に完敗したヴェルディ。スコアは0-1と僅差でしたが、内容はヴェルディの完敗。特に後半はハイプレスに出た相手に何も出来ず、セットプレイから失点という、もう何度も見た負け方でした。
でも負けた事より、選手から闘志とか戦う気合が感じられなかったのが残念。永井監督はモチベーターとしては優秀だと思ってたけど、それも駄目だったか…と改めて失望させられました。
そんな訳で今節の試合には全く期待してませんでした。相手の愛媛には前回の対戦では敗れ、試合会場は相性の悪いニンジニアスタジアム。おまけに愛媛は現在最下位で、下位チームに不覚を取り続けているヴェルディは悪条件が揃い過ぎています。
しかしそんな私の予想は、見事なまでに覆されました。やってくれたのは今期初先発、ここ最近は出番が無くて来期はクビになるのでは?と思われていた新井瑞希。試合開始直後の2分にシュートを決めました。
早すぎる先制点でしたが、チームは浮かれる事なく試合のペースを握ります。そして前半23分、愛媛の長沼洋一がこの日2枚目のイエローを貰って退場。これでこの試合は、完全にヴェルディが支配しました。
30分に高橋祥平が、48分には小池純輝が古巣相手にゴールを決め、前半で3-0として勝利をほぼ掌中に収めました。後半も一方的に攻めまくり、85分に大久保嘉人のパスを受けた佐藤優平が楽々に決めて4点目。最後に愛媛の川村拓夢に決められて完封こそ逃しましたが、4-1で快勝しました。
この試合のMVPは間違いなく新井瑞希。先制点だけでなく3点目のアシストもしており、追い込まれた男の強さを見せてくれました。
他の選手達も躍動しており、前節は何だったのか? まさか手を抜いてた?と疑いたくなる程。相手が1人少なかったのも大きいでしょうけど、それでも会心の内容でした。
とはいえ褒められない所もちらほら。4点も取りましたガ1人少ない愛媛を圧倒して、33本ものシュートを放ったのに4点「しか」取れなかったのはどうかと。最後の最後に愛媛に1点与えた勝負弱さも気になります。
永井ヴェルディは良い時と悪い時の差が激し過ぎて、評価に困ります。私はほぼ見限っているのですが、それでも次の試合を期待してしまう。そんな妙な魅力があるんだよなあ……。
ともあれこの勝利で、ヴェルディは7位に。北九州は勢いが落ちましたが、福岡が11連勝と異常なまでに調子が良くて、j1昇格を決めそう。それに続けるか否か、見守らせてもらいます。
土曜のホーム栃木戦、その次の週の水曜日の磐田戦は仕事があるので見に行けませんが、アウェイ山形戦は行きます。今期初のアウェイ遠征、どうか良い目でありますように。頑張れ、東京ヴェルディ!