前節の勝利でヴェルディは2勝2分けで負け無しと、好調なスタートを切っています。しかしまだJ2は始まったばかりだし、負け無しなのはヴェルディだけじゃない。一戦たりとも気の抜けない、過酷なリーグです。
そして2試合ぶりのホーム味スタでヴェルディは、序盤戦最強の敵を迎えます。町田ゼルビア。私がヴェルディサポになった2011年にJ2に昇格したチームで、町田市立陸上競技場は私が初めて行ったアウェイの地でもあります。
4年前にサイバーエージェントグループが経営権を獲得して以来、町田は大型補強を続けています。昨年は5位という好成績を上げ、今年こそ悲願のJ1昇格を!と燃えています。
ヴェルディと町田の対戦、東京クラシックはヴェルディの4勝4分け6敗と負け越してます。個人的には2018年のロティーナ時代に味スタで1-4とボッコボコにされて以来、苦手なチームです。2019年からは勝ってないし。
でもマスコットへの愛は別。今年も行われる首都圏バトル4(横浜FCは未参加。けっ、気取りやがって(寂しい…))の対決イベントの為、町田からゼルビーが来てくれました。
サポーター入場前からスタジアムから少し出て撮影会してくれたり、リヴェルンと仲良く遊んだりして和ませてくれました。ありがとうございます。
マスコット対決はカルタで勝負。5枚中3枚をリヴェルンが取って勝利しました。この勢いを試合に繋げたい、と少し燃えました。
鄭大世や長谷川アーリアジャスール等、他チームの選手には疎い私でさえ聞いた事がある名選手が揃っている町田。今年もここまで3勝1分けで2位という好成績で、4連勝を目指して味スタに乗り込んできました。
町田サポも800人ぐらい来てくれました。遠いようで近いからねえ。町田でのアウェイ戦には私も行く予定です。
試合は予想以上の好勝負になりました。確かに町田は強いけど、今年のヴェルディも強かった。去年からの選手は別人のように動き回り、新人は躍動している。パスも私の嫌いな「勝負から逃げる為のパス」ではなく、相手の動きを見極めてチャンスを作る為のパスになっている。ロティーナ時代を思い出させる、見応えのあるチームになりました。
とはいえ町田の猛攻にはハラハラしっぱなし。特に鄭大世は流石のストライカーっぷりで何度も危うい場面を作られました。彼が好調だったら、前半だけで試合は決まっていたかもしれません。
開始直後から押されていたヴェルディでしたが36分、新井瑞希のシュートが相手GKに弾かれますが、これを小池純輝が拾って梶川諒太にパス。梶川が上げたボールを杉本竜士がヘディングして先制! 背が高くない選手でも空中戦を制せられる、貴重なプレイを見せてもらいました。
後半も一進一退の攻防、いや町田が押してましたが、60分にヴェルディのカウンター。石浦大雅からの横パスをゴールに叩き込んだのは、またも杉本竜士! 自身のJリーグ200試合出場達成マッチで、古巣相手に大活躍しました。
その後は山本理仁が町田のCKに頭で合わせてしまい(苦笑)、オウンゴールをプレゼントしましたが、その後は守り切って試合終了。今年の東京クラシック第1戦は、久々の勝利で終えました。
ヒーローインタビューは勿論、杉本竜士。ゴール裏へのビクトリーメッセージは守備陣を代表して山越康平と、またまた杉本竜士。竜士は天然っぷりが印象に残りました。
今年最初の連勝を成し遂げたヴェルディは町田を抜いたけど、仙台に僅かにリードされてしまい3位をキープ。ですがこの調子を保ち続ければ6位以内、いや自動昇格も夢ではありません。まだまだ先は長いけど、今は喜んで夢を見ましょう。
次節の山形戦とその次の琉球戦はどちらもアウェイ。私は行けませんが、どうか勝利を持って帰ってください。頑張れ、東京ヴェルディ!