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Channel: 決闘王F.Kのブログ
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天皇杯 vsFC東京 12年ぶりの東京ダービーは凄まじい死闘に。熱帯夜の戦いに勝ったのは…

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 7月の5連戦も、ようやく4戦目。舞台は天皇杯3回戦、相手はFC東京です。
 ヴェルディと同じ味スタをホームとするFC東京とヴェルディの試合は東京ダービーと呼ばれており(大井競馬の東京ダービーは関係ありません)、死闘を繰り広げていました。ですがヴェルディがJ2に、F東がJ1に定着してからは戦わなくなり、天皇杯でも何故か当たらず時が流れました。
 私がヴェルディサポになって12年、ようやくというか遂にというか、天皇杯で12年ぶりの東京ダービーが実現しました。試合前から主にF東側がヴェルディを煽り、性器の一戦を盛り上げようとしていました。その煽りは成功して、両チームとも多数のサポが訪れたのですが…。



 味スタに入る前から煽ってきます。でも、この程度なら可愛いものでした。


 今回、ヴェルディサポの席はアウェイ側になりました。ヴェルディサポとしては初めて座るので、慣れた味スタなのに新鮮な光景。


 スタグルも普段は買えないアウェイ側の店で買いました。宮木精肉店のまかない飯、美味しかったです。


 アウェイ側にヴェルディのグッズショップが置かれるとは珍し過ぎる。来年J1に上がったら、F東戦で見れますね。


 F東サポは流石の大観衆。この日の観客数は17,497人という大人数でしたが、2/3ぐらいはF東サポでした。スタジアムがある町に住んでいるって良いなあ……。


 スタジアムに入ってもF東サポの煽りは続く、というかむしろ本番ですね。でも、そんなに心に来るものは無かったかな。
 にしても12年ぶりの対戦なのに、そこまで敵視しなくても良いんじゃない? こっちはずーっとJ2で、そっちの方が人気も実績もあるんだから余裕を持って、もっと冷静に振る舞ってほしい。
 試合前、飛田給駅の前にあるゼビオの緑の看板に生卵をぶつけたバカがおり、twitterで晒されていました。更に火気厳禁のスタジアム内で発煙筒や花火を使った大バカもおり、どちらも警察沙汰になりそう。
 そんな蛮行をしたら、自分が応援しているチームに迷惑をかけると考えないんだろうか? 考えないんだろうなあ。チームより自分のストレスを発散させる事を優先しているのでしょう。普通のF東サポが気の毒です。ヴェルディが相手なら何をしても良いという空気が出来ているみたいで、その内取り返しが付かない事をしそうで怖い。
 そもそもF東は公式が「東京ヴェルディ」と呼ばず「ヴェルディ」と記しており、自分達だけが東京を名乗れるチームだと言っている。何だかなあ。川崎や町田みたいに、互いをリスペクトし合う関係になれなかったのは誰のせいなんだろう……。町田は最近やってくれたけど、F東に比べたらまだマシだった。



 でも、ちゃんとした幕も出してくれました。そうそう、こういうので良いんだよ、こういうので。

 ここからは試合の感想。
 ヴェルディもFC東京も週末にリーグ戦を控えているので、両チームとも控え選手を中心にしてくると思ったのですが、FC東京はディエゴ・オリベイラや長友佑都などヴェルディサポでも知ってる主力選手を揃えてきました。ガチメンです。リーグ戦より天皇杯を優先したのか、それとも両方勝てるという自信があるのか。
 一方、ヴェルディは予想通り控え選手中心。アルハンや奈良輪雄太、怪我明けの平智広などリーグ戦では見かけない面々で勝負を挑みます。
 試合が始まると、やはりF東の選手は強くて上手い。ヴェルディの選手は翻弄され、レギュラーで唯一出ていたマテウスも冴えない感じ。20分に失点しますが、普段のマテウスなら止められたミドルシュートでした。マテウスは最近失点が増えてるけど、今年の夏の暑さが体に合わないのか、疲れが溜まっているのか? 心配です。
 失点後は守備を引き締め、F東に追加点を許しません。その粘りは実を結びます。70分の右CKにこれがプロ初出場となるユース出心の若手、白井亮丞がヘッドで決めた! 交代した直後に同点弾を決めるとはねえ。町田戦で活躍した新井悠太に続いて、頼もしい若手が現れました。
 その後、ヴェルディもF東もチャンスを作りますが決め切れず。ヴェルディが河村慶人が絶好のチャンスにシュートを大きく浮かせたり、白井がこれまた最高のチャンスでシュートを外したり……。決めてほしかったなあ。特に河村。


 90分間の死闘は1-1で終わりましたが、天皇杯はトーナメント制。15分ハーフの延長戦が行われました。
 しかし両チームの選手は揃って疲れが溜まったらしく、動きが鈍くなりました。だからヴェルディもチャンスを作れましたが、決める事が出来ません。
 互角の試合は延長戦でも勝敗が付かず、PK線に持ち越されました。


 マテウスも、F東のGKもなかなかシュートを止められず、勝負は9人目にまで縺れ込みました。

 またも先行のマテウスが止められずにヴェルディの番、撃つのは千田海人。
 頼もしいベテランが放ったシュートは、F東のGKに読まれて止められました。途端にF東サポの大歓声が味スタに響き渡ります。この悔しさ、これがダービーマッチで負けるという事か……。


 ですが控え選手達がここまで戦えるとは、良い意味で計算違いでした。ヴェルディの選手層が一段厚くなった気がします。
 F東にリベンジする為にも、リーグ戦は負けられなくなりました。今時は土曜日、徳島を味スタで迎え撃ちます。
 アウェイ側になっても、ヴェルディは味スタでは勝てなかった。厄介な呪いです。でも、そろそろ解ける筈。止まない雨は無いし、貼れない空も無いのだから。頑張れ、東京ヴェルディ!

 ヴェルディは勝てなかったけど、今年の天皇杯は3回戦もジャイキリが連発。栃木が広島に、町田がマリノスに、熊本が延長戦の死闘の末に鳥栖‎に勝ちました。ヴェルディが勝っていたら、次は熊本と今年3度目の戦いになっていました。
 そして3回戦最大のジャイキリは、県リーグの高知ユナイテッドSCがまたまたJ1チームに勝利しました! 敗れた横浜FCの皆さんは辛いでしょうが、ジャイキリも天皇杯の醍醐味の1つ。割り切ってリーグ戦を頑張ってください。


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