勝てば天国、負ければ地獄。「日本一残酷な歓喜の一戦」というキャッチコピーは伊達じゃない、この試合の勝敗に今年一年の努力の成果と、来年の全てが懸かっている。J2に所属する全てのチームが憧れる舞台、いや出来ればもう少し上の順位で楽して昇格したいのでやっぱり憧れないかも(笑)な試合、J1昇格プレーオフの決勝戦を見に、今年最後の国立競技場へ行って来ました。
試合開始は15時30分で、私が競技場に付いたのは13時ごろでしたが、既に競技場には大勢の人が集まっていました。京都サポはもちろん、四国から来た徳島サポも多く集まっており、世紀の一戦を前にそれぞれの時を過ごしていました。
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入口近くに、勝利したチームに贈られる記念の盾が展示されていました。この盾を掴み、歓喜に震えるのはどちらのチームなのか?
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徳島と京都のサポが、国立競技場を歩いている。こういう試合でなければ見られない、珍しい光景です。
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両チームのマスコットも当然来ていました。まずは京都サンガのマスコットのパーサくんとコトノちゃん。京都に行った時は会えなかったので、かなり嬉しい。
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次は徳島ヴォルティスのマスコット、ティスちゃんと、
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異常に身軽なヴォルタくん。サポからの声援に、なぜか逆立ちして応えていました。
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グッズ売り場では、京都と徳島双方のグッズが売られていました。これもこの試合ならではの珍しい光景ですね。
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この試合のパンフレットです。両チームの特徴や選手達のプロフィールなどが掲載されています。
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競技場内は試合開始前から雰囲気が出ていました。
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聖火台の側にあるポールには、J2全チームのフラッグが上げられていました。もちろん東京ヴェルディのもあります。嬉しかったけど、どうせなら当事者としてきたかったなあ。はあ。
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両チームのサポーターが試合前から決起集会を開いて盛り上がっていました。こちらは京都サポの決起集会の様子です。
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こちらは徳島サポの決起集会。応援用の鉢巻が無料で配られており、気合の入れようが伝わってきました。私も一本貰いました。
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時間が経つに連れ、双方のサポの熱気はますます高まってきました。応援用の弾幕やゲーフラからも気合が感じられます。
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マスコット達も競技場に出で、空気を盛り上げます。ヴォルタくんは徳島サポの前でアクションスターばりの連続宙返りを決めて拍手喝采。中の人、気合い入りすぎ。
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一方、パーサくんは側にあった障害物の上に乗る。おいおい、そこに立つのか。危ないぞと思ったら、
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あっさり降りました(笑)。この着ぐるみじゃ無茶はできませんよね。アクション対決はヴォルタくんの完勝でした。
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そうこうしている内に時間が過ぎていき、観客も集まってきました。ゴール裏は両チームとも満員御礼。ヴェルディの試合でもこれくらい来てほしいなあ。
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そして、いよいよ選手入場。双方の応援席ではビッグフラッグが掲げられ、決戦の雰囲気を整えます。
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徳島の応援席ではこんなゲーフラが掲げられましたが、ちょっ、順番間違ってるよ。事前の確認はちゃんとしておきましょう。
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私の席はSB席といい、正面の真裏にあたる席でした。なので入場シーンも裏からしか見れません。ちっ、もう少しお金を出していい席を買えば良かった。
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23,266人の大観衆が見守る中、いよいよ試合開始。今回の試合では京都がホーム、徳島がアウェイという形になっており、ユニフォームも京都は紫のホーム用、徳島はアウェイ用の白を着ています。
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試合は序盤は京都ペースで進みました。かつてヴェルディを0-5で沈めた強力な攻撃陣が徳島のゴールに襲いかかり、次々とシュートを放ちます。徳島の選手達は緊張していたのか防戦一方で、点を取られるのは時間の問題かと思われました。
ところが何度撃っても京都のシュートは決まらず、試合の流れは徐々に変わっていきました。そして前半39分、徳島のアレックスが蹴ったコーナーキックに千代反田充がヘッドで合わせて先制! 去年まで徳島に在籍しており、今ではJ2最高のGKと言われるオ・スンフンの牙城を破りました。
引き分けでも昇格できる京都に対して、勝つしか無い徳島は不利だと思われていましたが、先制点を入れた事で流れは徳島に移りました。京都も反撃に出ますが、僅か4分後の43分、カウンターを食らって徳島のエース、津田知宏に追加点を許してしまいました。鮮やかすぎるカウンターには、側で見ていた京都サポの皆さんも絶句していました。
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後半も徳島ペースで試合は進みます。京都も点を取ろうと頑張りますが、徳島の守備陣は集中を切らさず守り抜き、チャンスさえ作れません。1点ならともかく2点は厳しい。
そうこうしている内に時間はどんどん過ぎていきました。90分を過ぎた頃、私は徳島のゴール裏に移動し、その時を待ちました。そして……、
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試合終了の笛が聖地・国立に鳴り響きました。徳島サポの歓喜の声と、京都サポの落胆のため息が場内を包み込みます。
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勝利を喜ぶ徳島の選手達と、がっくりと崩れ落ちる京都の選手達。残酷な対比ですが、これもまた勝負の世界なのです。
ともあれJ1昇格チーム最後の椅子は、徳島ヴォルティスがゲットしました。去年までヴェルディにいた柴崎晃誠の加入によって、攻撃力が大幅にアップした今年の徳島は本当に強かった。四国初のJ1チームの誕生を心から祝福いたします。
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選手もサポーターも一緒になって大喜び。何とも羨ましい光景です。
でも、この喜びは去年、大分トリニータの選手やサポも経験しているんですよね……。来年はこの喜びが悲しみに変わらなければいいんだけど。サッカーの結果は一寸先は闇ですから。いや本当にマジで。
それにしても京都はツイてませんねえ。選手の能力は高いし、サポーターの数も多いのに、なぜか運が無い。去年も今年も3位で、プレーオフが行われる前なら自動昇格していました。なのに2年連続でプレーオフで敗れてしまった。サッカーの神様は東京Vだけでなく京都にも冷たいようです。
一方の徳島は2011年に4位で昇格を逃しており、その悔しさがいい経験になったようです。ならば京都も、2年分の悔しさを力に変えなければいけませんね。来年の京都も手強い相手になりそう。
同日に行われたJ2・JFL入れ替え戦ではカマタマーレ讃岐がガイナーレ鳥取を下し、J2昇格を決めました。今年のJリーグは四国勢が頑張りましたね。
ともあれこれで2013年のJ2リーグ戦は全て終了。各チームは来年に向けて本格的に動き出します。
ヴェルディも第4GKの太洋一、MFの西紀寛、町田ゼルビアにレンタル移籍していた高野光司が契約満了となり、新チーム作りの準備を進めています。誰が去り、誰が残り、そして誰が来るのか。ピッチの外でも残酷な、しかし歓喜を呼ぶかもしれない戦いが繰り広げられています。
徳島の皆さん、おめでとう。そしてお疲れ様でした。再来年はヴェルディもJ1に昇格するので、今度はJ1で戦いましょう。貰った鉢巻は縁起物として大切に取っておきます。さあ、徳島の後に続くぞ、東京ヴェルディ!
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J1昇格プレーオフ決勝・京都サンガFCvs徳島ヴォルティスの感想
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