仮面ライダー鎧武
ユグドラシルの一員になった光実は、その証として紘汰の戦極ドライバーの回収を命じられる。紘汰の性格や家庭環境を知り尽くしている光実が建てた作戦は非常に狡猾で、凰蓮が余計なプロ意識を出さなかったら成功していたでしょう。身内を人質に取られたら、ヒーローは何も出来ないからなあ。紘汰的には凰蓮グッジョブ!でした。でも戦闘では打ちのめす(笑)。負けた腹いせに城之内をこき使うんですね、どうぞご遠慮なく。
町のヒーローから嫌われ者になってしまった紘汰は、バイトにも就けません。晶お姉ちゃんにまで危害が及んでいないみたいなのは良かったけど、いずれは姉弟揃って白い目で見られそう。それでも紘汰は自分の道を行く決意を固め、ドライバーを手放す気は無い。ユグドラシルの悪事を暴こうとする紘汰と、それを止めたいけど今いる場所を壊したくはない光実。二人の気持ちの擦れ違いが絶妙で、見ている方をハラハラさせます。この緊張感、いいですね。
戦極凌馬の部下であり、光実のお目付け役になった湊耀子が今作初の女性ライダー、マリカに変身。燿子を演じている佃井皆美さんはWでホッパー・ドーパントに変身したミュージアムの処刑人を演じていた人で、アクションには定評があります。華麗な足技を見せた上、一部ですがマリカのスーツアクターも演じているそうです。気合が入ってますね。ジンバーレモンと互角に戦えるなど戦闘力も高いので、今後も活躍してほしい。
結局、光実は紘汰を裏切れなかった。ならば兄やユグドラシルと離れるのかと思ったらそうでもなく、凌馬の下で紘汰の監視役として働く事に。町も、今の居場所も守りたい光実は上手く立ち回りましたが、どっちつかずの態度をいつまでも許す程、大人の世界は甘くはない。いずれ彼は決断しなければならなくなるでしょう。その時の情勢にもよるだろうけど、光実はどちらを選ぶのやら。
ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル
以前セシルを引き抜こうとしたシャークナイト法律事務所の弁魔士・工白が殺人事件の容疑者として逮捕され、セシルが彼の弁護をする事に。まだまだ経験の浅いセシルは、バタフライ事務所の長老であるカマ爺こと鎌霧飛郎と組まされました。ちなみに今回のタイトルの「シックス・ナイン」とはこの二人の年齢差が69歳だからです。卑猥な想像をしたそこの君、私と一緒に反省しなさい。すいませんでした!
起訴まで時間が無く、有力な証拠も見つからない。そして証言は工白に不利なものばかり。若いセシルは焦っているけど、カマ爺はマイペースに調査を進めている。この違いは経験の差なんでしょうね。慌てて探しても証拠は見つからない、急いでいる時こそじっくり落ち着いてやるべきだというのは、あらゆる仕事に共通するモットーです。しかしこれを実行できる人は少ないんだよなあ。カマ爺はいい仕事をしています。でもアイドル趣味は素ですよね?(笑)
カマ爺の活躍で真犯人は捕まりましたが、調査に魔術を使った事が問題視されました。それに対するカマ爺の対応は、老人だからこそ出来る死んだふり。事務所の面々は知っていたという事は、以前にも使ったんでしょうね。何度も使うと魔法廷から怪しまれるだろうから、もう使えないかも?
セシルは今回はあまり活躍しなかったけど、鮫岡のセシルに対する評価は揺るがない。一方、一連の事件の黒幕らしい麻楠はセシルこそ予言の魔術使いだとし、彼女の更なる覚醒を目論む。麻楠と鮫岡は手を組んでいるんだろうか? セシルを手元に置く事で麻楠より有利な立場になりたいとか? 大人達の思惑に振り回されているけど、それでも頑張れセシル。あと同居人がいる場合、大切な物は早めに食べた方がいいかと。私も家族に何度、同じ目に合わされた事か。うるうる。
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2月9日のアニメ感想
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