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3月3日のアニメ感想

ガンダムビルドファイターズ
 怒りのレイジから「絶対に倒す!」と言われてしまったアイラ。初恋の相手にこんな事を言われたらショックで戦えなくなるでしょう。それでも彼女の周囲にいる人達は戦わせようとするし、アイラ自身も昔の貧しい暮らしに戻りたくないからレイジと戦う道を選ぶしかない。本格的な戦争アニメなら、アイラは死亡フラグ満載な状態ですね。人が死なないホビーアニメで良かった。スタッフも分かっててやっているんだろうけど。
 アイラは生まれつきプラフスキー粒子の流れが見えていた。彼女が着ていた服はその力を高め、予知能力とも言えるレベルにまで引き上げる物でしたか。反則になるならないとか以前に、そんなとんでもないシステムを遊びのバトルに導入するなんて誰も思わないでしょう。大人の本気はなかなか怖い。だからこそ、そんな歪な本気を打ち砕くレイジ達の活躍が爽快なんだけど。
 悪い大人もいれば、いい大人もいる。フェリーニ、負けたばかりで辛いだろうにレイジのフォローをしてあげるとは、さすがはイタリアの伊達男。そりゃあキララも惚れるわ。ぶつかる事で深く結びつく友情というやつで、それはアイラが相手でも同じ。戦う事で分かり合える事もあるのです。
 レイジが持っていた宝石が輝き、奇跡の光が二人の心を繋げる。カワグチが言うとおり心の光というやつですね。ガンダムシリーズではお馴染みの展開ですが、これはアリアン世界と関係あるのでしよう。マシタ会長の時計も光ってたし、レイジがこちらの世界に来た理由と繋がっているのかな?
 当初は激しかったレイジとアイラのバトルは、最後は痴話喧嘩っぽく明るい決着。見てて恥ずかしくなったけど、うん、良かった良かった。やっぱり女の子は苦しんでいる姿より笑顔の方がいいですね。カップルみんな幸せで何より……あ、マオ君は例外か。早く仲直りしましようね。

弱虫ペダル
 一年前のインターハイで出来た金城と福富の因縁。この頃の福富は典型的な嫌味エリートキャラで、金城はもちろん他の選手も見下していました。父も兄もハコガクのエースでずっと鍛えられてきた彼から見ればインターハイの過酷な環境さえ温い。うわあ、生意気だなあ。金城との一件で精神的に成長しなかったら、単なるヤラレ役になっていたでしょうね。
 己の強さに絶対の自信を持ち、実際それだけの強さを持っていた福富でしたが、金城の執念と実力に恐怖してとんでもない事をやってしまった。このせいで福富は読者から「妖怪袖つかみ」と言われるようになりました。わざとやったんじゃないんだけど、アニメで改めて見ると酷いなあ。走っている人の背中を掴むなんてプロとかアマとか関係なく、自転車乗りとしては一番やってはいけない事です。普通に事故るし。
 私が金城の立場だったら、福富を絶対に許せません。田所のように殴って泣いて怒りまくるでしょう。しかし金城は福富には目もくれず、前だけを見続ける。怪我をしても諦めず、今走る事がいつか必ず総北を優勝させる事になる。本当に高校二年なんだろうか?と思うくらいの大人っぷりです。
 自分の弱さを知った福富は金城に謝罪すると共に、金城ともう一度インターハイで勝負したいと願う。そして金城も今度こそ!の思いを胸にインターハイに挑む。わざわざ謝りに来た金城も、大人の態度で許す金城も、いい男じゃないですか。この二人の戦いは誰も邪魔してはいけない気がします。次回からいよいよインターハイ開幕、3クール以内で終わるのかな?

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