いよいよ今週の金曜日よりサッカーW杯が開幕。ジャンプでも応援フラッグシートや特集記事などで盛り上げています。土曜日のザンビア戦は面白い試合でした。本番とも言えるコートジボワール戦もきっちり勝ってください。
読者コーナー「ジャン魂G!」が次号で最終回との事。こういうコーナーは地味に長く続くものですが、それでも終わりの時は来る。ちょっと寂しいけど、新しいコーナーが楽しみでもあります。
「ONE PIECE」は先週に続いて休載です。
ワールドトリガー ★★★
アニメ化決定記念巻頭カラーで人気投票の結果発表。おや、1位は遊真ではなく修ですか。女性キャラもなかなかの票数を獲得していますね。最近のジャンプの人気投票にしては異例の結果。にしてはこの漫画のファン層はちょっと変わっている感じですな。この漫画らしいとも言えるけど。
ヴィザに敗れたレイジ。しかしこの強敵にダメージは与えました。タダではやられないところはプロの戦士らしい頼もしさを感じますね。まだ切り札を隠しているそうだし、レイジの今度の活躍が楽しみです。
修と千佳達の前に現れたヴィザとヒュース。迅が見た未来ではこの場に間に合わず、修がやられる事になっていたんだろうか? だとしたら迅と遊真が駆け付けた事で未来は変わった? いや、まだ安心は出来ないか。本部を荒らしているであろうエネドラも気になるし、まだまだ未来は不確定か。
それでもラストの場面は盛り上がりました。迅と遊真は現時点ではこの作品での最強クラスのタッグ。しかし敵も只者ではない。熱く激しいバトルが始まる?
暗殺教室 ★★★★
壮絶な棒倒しはE組が勝利しました。そういえばE組にはイトナがいましたね。ここまでまったく出番が無かったので、存在を忘れかけていました。でもビッチ先生の賞味期限にはまだまだ余裕があると思いますよ。あー、でも相手は烏間だからなあ。期限に気付かず腐らせてしまう可能性もあるかも(苦笑)。
ケヴィン達と浅野君の関係は金と力によるものだと思っていましたが、そうでもなかったのか。ケヴィン、友達思いの良い奴でした。しかしそんな小さな友情を、理事長は圧倒的な力で捻じ伏せる。敗北の悔しさで死ぬ寸前まで悔しがる、ほとんなど狂気の域ですが一流と言われるようになるにはこれくらいのプライドの高さも必要なのかも。特にスポーツ選手には。
ともあれリーダー対決は磯貝君が勝ち、またもA組に勝利した事で、生徒達のE組を見る目も変わり出しています。いい傾向ですがE組の面々が調子に乗りそうで少し不安ですね。理事長が何か仕掛けてきそう。やっぱりこの作品のラスボスは彼かな? 今回は完全に化け物になってたし。
黒子のバスケ ★★★★★
一度ならず二度までも黒子と火神にやられた赤司。二人がかりだったとはいえ、誰が見ても赤司の完敗です。その敗北は本人はもちろん洛山というチーム全体を揺るがす。選手はもちろん監督まで動揺していますからね。このチームでの赤司の存在の大きさが改めてよく分かります。歪さも感じるけど。
神業のようなコンビプレイを決めた黒子と火神。ここまで培ってきた二人の絆の強さが、赤司の天帝の眼を上回ったのは爽快でした。ここまで大苦戦続きでしたから、余計にスッキリしましたね。作者の手の内だと分かっていても、面白いんだからしょうがない。悔しい、でも感じちゃうというやつです(笑)。
赤司のゾーンは解けたし、10点差まで詰め寄った。勢いは完全に誠凛にありますが、火神の体力は限界に近いし、赤司がこのまま終わるとは思えない。不安と共に今後が楽しみでもあります。
NARUTO -ナルト- ★★★
今号から4号連続でポスターセンターカラー企画がスタートしますが、第一弾がこの作品。気合を入れて描かれたカラーページはモンハン風。サクラの装備が女性のものとは思えないけど、パワーファイターらしくはあるかな(笑)。下書きまで載せてくれるとは、サービスいいですね。
黒ゼツはカグヤの意志で、白ゼツはかつてカグヤの無限月読にょって囚われた人々が変えられた存在だったのか。ザコ敵だと思っていた白ゼツですが、彼らもカグヤの犠牲者だったんですね。読み返してみると少し悲しくなってしまいます。
マダラを取り込み、カグヤが完全復活。女性キャラがラスボスというのはジャンプ漫画にしては珍しいですね。しかしこのままマダラが消えてしまうとは思えない。もう一度ぐらい引っ繰り返す展開になるかも。
食戟のソーマ ★★★
8人目の本選出場者、出る漫画を間違えているとしか思えないぐらいゴツいこの男の名は美作昴。創真にもツッコまれているけど似合わない名前ですな。性格も見かけとは正反対で、細かい所まで気を配るタイプでした。細かすぎてストーカーっぽくなっているけど(笑)。ラストのコマはタクミ、後ろ後ろーっ!と叫びたくなりましたよ。緻密な料理を作りそうな昴、タクミの苦戦は必至かな。
一回戦第三試合は葉山vs緋紗子によるハンバーガー対決。これはどちらが勝つか本当に分かりませんね。女性キャラが負けっぱなしなので緋紗子に頑張ってほしいけど、葉山の方が有利かな? 料理協力してくれている森崎先生もお気に入りのキャラだそうだし、創真との決着もつけてほしいし。ケバブバーガーとスッポンバーガー、とんでもなく美味そうなハンバーガー対決の行方は如何に?
火ノ丸相撲 ★★★★
大増23ページ。
石盛高校の金剛力と言われ、全国的にも有名な強豪選手だという金盛。はい、見事なまでのヤラレ役プロフィールですね(笑)。それでも火ノ丸との体格差があり過ぎて、単なるヤラレ役とは思えない迫力がありました。川田先生、新人とは思えないくらい絵が上手いし。
巨人と小人とも思える程に大きな身長差を、人の何倍もの稽古で培ったパワーと技量で、文字どおり引っ繰り返した火ノ丸。柔よく剛を制すという言葉がありますが、火ノ丸は剛力も兼ね備えているんですね。これは強いわ。次は曲者っぽい沙田と戦うのかな?
可愛い女の子は出て来ない、大勢の敵を倒すような派手な技も無い。しかし火ノ丸というキャラクターを表すかのように堅実で、力強さを感じさせる漫画です。人気が出て長く続いてほしいけど、さてどうなるのやら。そろそ掲載位置が気になってくる時期。次号の順位に注目ですな。
式神トワイライトデイズ(読切) ★★
「みえるひと」「PSYREN」で人気を得た岩代俊明先生が、47ページの特別読切で久しぶりにジャンプに帰って来ました。
さすがは連載経験者、作画についてはまったく問題ありません。女性キャラは可愛く描けているし、アクションシーンも迫力があります。式神のデザインも可愛さと怖さ、不気味さを兼ね備えており、いいセンスを感じさせました。
ですがストーリーは平凡で、新鮮味を感じませんでした。不満は無いけど「面白い!」と言える程の作品ではない、良くも悪くも無難に纏まっている作品かなあ。式神というアイデアも使い古されているし、この漫画で連載を狙っているのでしょうけど、連載になってもちょっと難しいかも。
斉木楠雄のΨ難 ★★★
この漫画にしては珍しいお色気サービス回……いや、そんなにサービスにはなってないな。下着姿になってくれた女の子が可愛くないし、そもそも麻生先生の絵ではサービスにならないし(こらこら)。
透明化は「i・ショウジョ」と被っていますが、斉木の能力にはリスクがあります。超能力より魔法のアプリの方が上なのか。触られたら透明化が解除されるのでは、覗きなどには使えませんね。斉木はそんな事しないけど。
斉木がジョジョっぽいポーズで避けたり、女子達がダンスを始めたのには笑ってしまいました。万能とも言える斉木が慌てるだけで、いいギャグになりますね。無口で表情に変化が無いというギャグ漫画の主人公としては異色だけど、そこがいい。今回も鉄板の面白さでした。
ハイキュー!! ★★★
条善寺のシンクロ攻撃は失敗に終わりました。そりゃあそうですよねえ、いきなり成功されたら日向と影山の立場ありませんよ。しかし失敗に全く動じていない。第1セットは捨ててたからなんだろうけど、失敗を恐れない心の強さは大したものです。
かつては「質実剛健」を掲げ、今とは正反対なパレーをしていたらしい条善寺。指導者が変わったからやり方も変わったそうですが、照島の旭を見る目が気になりますね。彼の脳裏に浮かんだ姿は、条善寺の以前の主将でしょうか。何か確執があったのかな?
トリコ ★★★
妖食界に到着。過酷なグルメ界にあるとは思えないくらい賑わっていますね。住民は妖怪っぽくて不気味だけど、性格はいいみたいだし町の様子は楽しそう。しかし料理や食材はちょっと変わったのが多くて、あまり食べたいとは思わなかったかな。目玉たこ焼きとか食べたら美味しいんだろうけど、食べ物は見た目も大事です。
今回はギャグシーンが多かった。たけしの登場にはビックリしたけど、妖怪だらけの妖食界でもまったく違和感が無いのが凄い(笑)。そして忘れられていたブランチは哀れ。久しぶりの登場だったのに、ギャグオチに使われてしまいましたねえ。初登場した時は傍若無人キャラだったけど、トリコ達と関わるとむしろ常識人キャラになりそう。
ILLEGAL RARE ★★★
葵雅の狩りの仕方は実に狡猾で冷酷。獲物の大切な存在をオトリにして、獲物が狼狽したところを仕留めるというやり方は、狩人としては素晴らしいといえるのかもしれませんが人間としては最低です。本人もかなり卑劣な性格してるし、容赦なくブチのめせる悪役ですな。
卑劣なだけでなく狙撃手としての腕もなかなかだった葵雅ですが、おしゃべりで獲物しか目に見えていないところが弱点でした。カワサキの作戦は荒っぽいけど、大量の血を流しても生きられる吸血鬼ならではの作戦でした。葵雅を見つけましたが、これで終わりとは思えない。一流の狩人として、まだ何か仕掛けてきそう。
ニセコイ ★★★★
センターカラー。
コスプレさせられたり、服を脱がされたりと今回も鶫は災難でした。読者としては嬉しかったけど。表情が強ばっていたせいもあり鶫のバニーガールはイマイチだったけど、チャイナドレスが凄く似合っていたので良しとします。男装したら即バレという有名っぷりは、潜入作戦には全く向いてませんね。裏の世界では名が売れ過ぎたらダメだというのは、何の漫画だったかな?
今回は(今回も、か)トラブルに巻き込まれた一条でしたが、鶫の好感度をきっちり上げるところはさすがですなあ(笑)。鶫はポーラが誤解するのも当然なくらいのデレっぷりです。いや、もう誤解じゃないな。このまま愛人ルート一直線か? 本人が幸せならそれはそれでいいかと。
磯部磯兵衛物語 -浮世はつらいよ- ★★★
一話目は平賀源内の珍発明シリーズ。犬や猫と話せる機械とは、懐かしいネタですね。バウリンガルとか今でも売られているそうだけど、性能は上がっているんだろうか? 源内が作った物は犬語に設定すれば、かなり性格みたいですね。昔の偉人に負けるな、現代人。
二話目は祖父に取り憑かれた悲しい少女、お北ちゃんに春画を描かせるワルな磯兵衛が母の愛に打ちのめされる話。いや、お北ちゃんもノリノリで描いてるんだけどね。まだあどけない幼女にエロエロな春画を描かせるって、さすがは葛飾北斎、高度な変態プレイをしますな(笑)。こちらのジャンルでも負けるな、現代人(いや、これは負けてもいいかと)。
銀魂 ★★★
愛染香篇、完結。途中、かなりグダグダで恋愛ドロドロな展開になってどうなる事やらと思いましたが、最後はいつもの長編のように綺麗に纏めましたね。いつも通りでワンパターンになっている気もするけど、そういうのも時代劇のお約束か。
真面目な堅物になった銀さんは、これはこれでいいんじゃないかと思いましたが、ゴリラとのベッドシーンを見て萎えました(笑)。いや、人間としてゴリラとヤッちゃ駄目だろ。コミケのカタログを見ろ、この2人のカップリングなんて腐女子でもかなりの少数派だぞ。近藤さんのバナナは来週までには戻っているといいなあ。戻っているよな。再生能力に関しては単細胞生物レベルだし(褒めてるのか?)。
蛍の想い人にはそういう事情があったんですか。どちらも相手を思い過ぎたが故のすれ違いだった訳ですが、これからは2人で一緒に幸せになるのでしょう。銀さんと月詠がそういう関係になる事は無いたろうけど、最後の月詠の笑顔を見たら銀さんと結ばれるよりも幸せそうなので、まあいいや。叶わぬ恋でも幸せになれる事もある、と。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
葛飾区のランドマークとして、一万円で何か作れという命令が両さんに下りました。無茶過ぎる命令だけど、それでも何とかしてしまうのが両さんの凄いところか。そしてますます無茶ぶりをされると。悪循環だけど普段は署に迷惑をかけてばかりなので、これで差し引きゼロという事で。
両さんが作ったのは、日本の技術の粋を尽くしたハイテク大仏。大きいだけでなく歩き回るとは、巨大ロボット好きの日本人ならではの『夢』だろうなあ。しかしラストの展開を見ると、夢は夢のままにしておくべきかな。安全装置は二重三重にガードしておきましょう。
HUNTER×HUNTER ★★★
ビヨンドと十二支んの交渉。いや正確には十二支んに依頼したV5との交渉か。V5の本音を見抜き、交渉を自分優位に持っていくビヨンド、見かけは荒っぽいけどかなりの切れ者ですね。無制限の移民受付など無茶苦茶としか思えない案も、ハンター協会に拘束される事もビヨンドの計算の内。こんな狡猾な男に堅物すぎるチードルや十二支んで対抗できるのかな?
各国の思惑はどうあれ、いよいよ大量移民計画が始まりました。TVでは暗黒大陸は夢の大陸だなんて言われていますが、この人達は5大厄災の事を知らないのかな? キメラアントの事も公表されていないっぽいし、情報規制が上手く行っていますね。人類が知っている事なんて、この広すぎる世界に比べたらほんの僅かでしょうに……。
暗黒大陸から生きて戻って来られるのは、バリストンとジンだけかも。この2人の対決は楽しみだけど、この2人を持ってしても地獄行きの片道切符になるかもしれないんだよなあ。ジンの後を追ってゴンも乗り込むんだろうけど、それはいつの話になるのか。ゴンが出るまでは話が続きますように。
SOUL CATCHER(S) ★★★★
星合さんも管崎さんも、優し過ぎるが故に相手を傷つけてしまった。神峰がいなかったら一生このままだったかもしれませんね。怖い怖い。
星合さんから見ても臆病だった神峰。しかしそんな神峰が勇気を出してみんなを導いて来たからこそ、星合さんも神峰の指揮を信じて心を任せられた。今までの軌跡が無駄にならず、新たな道を切り開けた展開は素晴らしい限り。これぞ長期連載の醍醐味ですね。
勇気を出して管崎さんを信じた星合さんに対して、管崎さんも勇気を振り絞って助けを求めた。名曲「BELIEVE」の歌詞が見事に合っています。安くない著作権料をJASRACに支払った甲斐がありましたね。さあ、後は最高の演奏をするのみ。心を通わせた2人の演奏と神峰の指揮で、園児達の心をがっちり掴みましょう。
BLEACH ★★★
四人同時の攻撃も、完聖体になったキャンディスの猛攻も、一護にはまったく通じない。パワーアップ直後のお約束とはいえ、ここまで差がありますか。四人が可哀想になってきますね。
キャンディス最大の攻撃『電滅刑』も、一護の斬月二刀流による月牙十字衝によって消されました。相変わらず迫力ある絵だけど、ストーリーがほとんど進んでないから感想を書くのに困る(笑)。まあいつもの事だけど。
ステルス交境曲 ★★★
警察は王都守護兵によって抑えられてしまい、町を守る勢力が一つ欠けてしまいました。社長が王都に呼び出されたのも、敵の作戦かな? トロマより強い社長の存在は目障りだろうし。
ジグとスライスが遭遇。いきなり殴るとはスライスは予想以上に過激な性格をしていますが、そんなスライスに「イカれている」と言わせるジグ、その体内に竜を宿していました。なるほど、ジグが犯したという殺人はこれが原因でしたか。竜の遺産を宿した影響なのかな? ジグの正体を知ったトロマがどう動くのか。いよいよ本気を出すのかな?
i・ショウジョ ★★★
素手ではゲス先輩達に敵わなかった戸成ですが、立っている校舎を透明にするというナイスアイデアで勝利。いきなり足場が消えたら、誰だって動揺するよなあ。透明化という能力を上手く活かした、バトル漫画に使われてもいいくらいの面白い作戦でした。
高遠さんとも仲直り出来て、見事なまでのハッピーエンド。いや、裸になった女の子に抱きつかれるって、ハッピーなんてもんじゃないですな(笑)。透明になりたいというのは、男の子だけの夢ではないみたいですね。透明カップルという新たなジャンルの誕生か?(笑)
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28号の感想
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