新ウルトラマン列伝
ウルトラマンギンガS第10話「未来への聖剣」を放映。また、来年の3月14日から公開される映画の情報も公開されました。今度は見に行こうかな?
敗戦続きのボルストですが、まだまだ諦めていません。分身してミサイル超獣ベロクロンと蛾超獣ドラゴリーにモンスライブして、2体の超獣で挑んできました。この分身能力が便利だから、失敗続きでもエクセラーから見限られないんでしょうね。詰めは甘いけど、単純だから操りやすいし。
ドラゴリーに噛まれたショウは、ドラゴリーの猛毒に侵されてしまいました。シェパードンの力で治してもらいましたが、完全には治っていない体でヒカルを助けに行く。友情ですねえ。ツンケンしていた初期の頃のショウからは考えられない行動です。彼も成長しました。
しかし完璧な連携をする超獣コンビに対し、ギンガと体調最悪のビクトリーは大苦戦。ビクトリーを助けに来たシェパードンも瀕死の状態で、ベロクロンに攻撃されるのみ。それでもシェパードンはビクトリーを、ショウを庇い続ける。なぜならショウは大切な友達だから。こちらも友情の物語ですね。人と怪獣、種族を越えた友情は昔から語られていますが、何度見てもこういう話はいいものです。
シェパードン、死す。ああ、この世界では貴重な「本物の怪獣」が……。だけどその命はショウの新たな力となり、聖剣シェパードンセイバーが誕生！ ギンガの援護もあり、勝利のV字斬りで2大超獣を倒しました。友情が呼んだ勝利、物語としては王道でワンパターンだけど、それでもいいものです。
暁のヨナ
一騎当千とも言える強さを見せていたハクですが、毒には勝てず追い詰められてしまいました。絶体絶命のハクを救おうとするヨナ、テジュンに髪を掴まれてもそれを切り落としてハクの元に駆け付ける。なるほど、ヨナの髪が短くなったのはこういう理由でしたか。覚悟を決めたヨナの眼光は、テジュンだけでなく兵士達をも退ける。幼い少女とは思えないくらいの風格を漂わせています。
崖から落ちたヨナを助けようとするテジュン。軽薄そうで小物っぽく見える男ですが、ヨナへの思いは本物でした。スウォンの元にヨナの髪を届けたのはスウォンへの忠誠心ではなく、ヨナを死なせた罰を受ける為でしたか。愛した女性を死なせた自分を裁いて欲しかったんだろうなあ。意外と純情な男です。ヨナが生きていると知ったら、味方になってくれるかも。
かつてスウォンが王になる事を誰よりも望んでいたのはハクでした。ハクはヨナの幸せを願っていたから、ヨナが好きなスウォンと結ばれ、2人に仕える事を望んでいた。しかしこの頃からスウォンは王の座を奪う決意をしており、王になった時ハクもヨナも自分の側にいない事を覚悟していた。その予想は当たり、スウォンは孤独な王座に就く。纏まらない国内、国外の驚異という難題を抱えながらもスウォンは高華国を強国にすると宣言する。国内を固めた後、外に打って出るつもりでしょうか? スウォンの道は王の道ではなく、修羅の道になりそう。
ヨナを助けた少年ユン。年の割にはしっかりしており、ひょとして彼が探していた神官?と思いましたが、ユンは神官イクスの付き人というか世話役みたいな子でした。ボロい服を着て登場したイクスは神官らしさはありませんが、ヨナの正体をあっさり見抜いたのはさすが。彼が示すヨナの道は、間違いなく戦いへの道でしょう。スウォン以上の修羅道を歩く事になりそうですが、それでもヨナは行く。報われないハクも連れて(こらこら)。
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