いよいよ勝負の3日目です。始発で東京駅に向かい、そこからタクシーに乗るという今までどおりのやり方で行きました。
ちなみに今回のタクシー代は、2,800円ぴったり。4人で乗ったので700円で割れました。電車で来るより高いけど、凄く楽なんですよねえ。始発より早く着くし。でも5時前には乗りません。深夜の割増料金は馬鹿にならないので。
会場には5時20分頃に到着し、西の待機列に並びました。ご覧のとおりまだ暗かったけど、既に沢山の人が並んでいました。
前日並の寒さを想定して万全の準備をして行ったのですが、この日はとても暖かく、風も弱かった。太陽が登ると気温も上がり、過ごしやすい天気になりました。
ビッグサイトの入口近く。この辺りにいる人達は徹夜組なんだろうなあ。おのれ。
やぐら橋からの1枚。7時頃に撮りましたが、まだまだたくさん来ていました。
会場には順調に入る事が出来、10時の開会放送を建物内で聞く事が出来ました。
そして一心不乱に本を買い漁る……! 一分一秒さえ惜しみ、走りはしないけどなるべく早く歩き、大量の人の波に押し流されたり掻き分けたりして目的のサークルに向かうという、いつも通りのハードなコミケをやりました。
頑張った甲斐があり、当初の予想よりも多くのサークルを回る事が出来ました。が……1番欲しい本と2番目に狙っていた本が手に入りませんでした。Digital loveerはアニメ効果で人並びすぎだし、バス停シャワーは1時間以上も並んだのに新刊完売。チクショー! まあいいや、書店委託したのを買います。
気を取り直してコスプレ広場へ。バス停シャワーでかなり無駄な時間を使った上、3日目は3時でコスプレ終了なのであまり写真を撮れませんでした。それでも撮れた以下の写真をどうぞ。
タイムリミットギリギリでコスプレ広場を出た後、こちらの車の先にある階段を登って企業ブースへ。買い物が目的ではなく、ただ見るだけのつもりで行きました。
残り時間30分のタイミングで行ったので、各ブースでは最後の呼び込みが盛んに行われていました。人が少なくて歩きやすく、写真撮影も楽にやれました。見るだけならこの時間に行くべきかと。
今回は天下のNHKが出店。来年の大河ドラマ「花燃ゆ」の宣伝が行われていました。
普段なら人が多くて撮影なんて無理!な人気の企業も、この時間になれば楽に撮影できます。
コンパニオンの皆さんも、気軽に撮影させてくれました。やはり素人のコスプレとは完成度が違うな。あちらにも手作りならではの魅力があるけど。
今年は企業ブースを出た所で閉会の拍手をしました。イベント終了と共に大量の人が会場から出て行きます。
私は残って、夏には出来なかった撤収作業の手伝いをしました。大量にあった机と椅子があっという間に片付けられ、寂しい光景になっていくのは何度見ても切なくなります。ですが終わりがあるから始まりがある。それに来年は春にスペシャルがありますからね。寂しがっている暇はありません。
撤収が終わった後、反省会の待機列が作られました。恒例になっているユニークな札が掲げられ、たくさんの人が並びました。
春のスペシャルの公式イメージキャラに扮した人達の開会宣言の後、共同代表のお三方が登場して反省会がスタートしました。
3日目は天候に恵まれたせいもあり、21万人もの人が来たそうです。もう少し多かった気もしますが、消防署の人達が煩いのでその程度の数という事にしてほしいそうです(笑)。防災のルールは難しい。
今回の冬コミは特に大きなトラブルは無く、質疑応答もスムースに進みました。印象に残った質問は、
・春のスペシャルでやる「くろケット」で、黒子たちに扮したコスプレイヤーがバスケが出来るようバスケ用のコートを作ってみては?
☆既に考えており、バスケのゴールを用意してフリースローイベントをやるそうです。緑間のコスプレをした人達が集まりそう。
・ビッグサイトに移ってから、代表の3人の心に残っている出来事は?
☆企業ブースの成功、発火事件、スイカ割りをしようと金属バットを持って歩いていたら警備員に捕まった事(笑)だそうです。ちなみに私は今回で16回目、ちょうど8年の参加になります。印象に残っているのは初めてサークル参加した時の嬉しさと、代理でサークル参加した時の無駄なドキドキ感、自分のやった事がマンレポに書かれていた事ですね(トラプルを起こした訳ではありません)。
・「黒子~」は作品そのものが脅迫されたが、個人的に脅迫を受けてサークル参加を断念した人もいるし、同人活動そのものを辞めた人も少なくない。コミケ側でそういう人達にフォロー出来ませんか?
☆警察や弁護士に相談する事をお薦めします。あと仲間を作って相談し合ったり、団結して立ち向かおう。これはコミケ側が薄情なのではなく、脅迫は法的に判断するのが難しく、素人が手を出すよりはプロに任せるべきという事です。手間もお金も掛かるけど、その方が確実ですしね。
と、こんなところです。
そして設営の棟梁による一本締めで反省会は終了し、コミケ87は完全に終わりました。一年ぶりの反省会参加でしたが、やつぱりこれに出ないとコミケが終わった気がしませんね。
来た時と同じように闇に包まれたビッグサイトを後にします。朝の5時半から夜の7時半過ぎまで、14時間以上もここに居たのか。何だか不思議な気分です。
この時間になると人は少なくなっており、通路を区切っていたカラーコーンは無くなり、仮設トイレも片付けられ、駅近くのローソンも混雑から解放されており、駅内もアニメのポスターや幕が片付けられ始めていました。ああ、寂しいなあ。
でも、先に書いたとおり祭りの終わりは新たな祭りの始まりでもある。3月は初の幕張で楽しむぞ、と。
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コミックマーケット87・3日目の感想
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