冴えない彼女の育てかた
締め切りまであと僅かという極限的な状況なのに、本を読んだりTVを見たりネットの海を泳いでしまう。そんな倫也を笑える人間なんているだろうか? 創作活動をした経験がある人なら、誰もが倫也と同じように現実逃避したでしょう。人間って弱い生き物なんです。メインヒロイン候補が旅行に行ってしまったのなら尚更、ね。
厳しいダメ出しをしたにも関わらず、英梨々も詩羽も倫也の事が心配で仕方がない。特に英梨々は分かりやすいツンデレで、あまりにもテンプレートなので倫也に本気にしてもらえない始末。詩羽がラストシーンで言ったとおり、いずれそのツンデレっぷりを後悔する事になるでしょうね。ツンデレキャラが輝くのは、ツンとデレのギャップがあってこそ。ツンツンしかしないツンデレなんて、ツンデレじゃないんだよ!と倫也なら力説しそう(笑)。
良くも悪くもツンデレキャラの枠から抜け出せない英梨々に対して、詩羽は年上ヒロインとしての余裕を見せる。倫也に残された「健全な青少年の心」を翻弄し、自分に気を向かせようとしてますね。恵に演技指導したのも余裕の現れなんだろうけど、徐々に恵の存在が倫也にとって大きなものになっている事も感じ取っている。Cパートのすね蹴りは、その気持ちの現われでしょう。英梨々と詩羽、素直になるのはどっちが先か?
そしてこのギリギリの局面で、恵がメインヒロインとしてパワーアップ! いやあ、まさかここまで可愛くなるとは。確かに今でも詩羽や英梨々より目立ってはいないんだけど、倫也の為に家族旅行を切り上げて帰って来てくれたり、わざわざ手の込んだシチュエーションで倫也にやる気を出させるなど、もう倫也しか見てないって思えるじゃないですか。こんなにも甲斐甲斐しい子をヒロインに選ばずに誰を選ぶというのか。よし、私は今回の恵に凄く萌えたので、この物語はここで終了という事で(勝手に終わらせるな)。
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