ガーネット(以下ガー)「2月11日の建国記念日、よみうりランドで東京ヴェルディのファン感謝イベント『VERDY FAMILY FES. 2015』が開催されてから、私達も行って来たわ」
仁虎(以下ニコ)「毎年恒例になっているイベントですが、今まではよみうりランドの側にあるヴェルディグラウンドで行われていました。まだ肌寒い冬の屋外でのイベントで、楽しかったけど結構辛かったです」
ギアボルト(以下ギア)「ですが去年、よみうりランド内に日テレらんらんホールという千人収容できる多目的ホールが作られました。二部構成になった今年のイベントは第一部はこのホールで、第二部はヴェルディグラウンドで行われる事になりました」
ガー「これは嬉しい変更ね。室内なら寒さに震えなくてもいいし、ホールとグラウンドの距離もそんなに離れていないから行き来も楽だったし。有料制になったのは残念だけど、今後もこの形式で続けるべきよ」
ニコ「そういう訳でよみうりランドの入口を潜り、日テレらんらんホールに来ました。そういえばよみうりランドに来るのは初めてでしたね。休日だったので、たくさんの人で賑わっていました」
ギア「新しいアトラクションの工事も行われていました。甘城ブリリアントパークと違って、ランドの経営は大丈夫みたいですね」
ガー「ギアちゃん、余計な事は言わないの。ヴェルディとのコラボは楽しみにしているんだから」
ニコ「仮面ライダードライブとのコラボも決まりましたね。今年のヴェルディは色々と積極的に仕掛けていくみたいで、注目を集めそうです」
ギア「ホール前にはヴェルディ君がいました。タニタ食堂さんから送られた歩数計のカウントを稼ごうと、その場で足踏みしていましたね。そういうズルは駄目です」
ガー「そうね、ズルしちゃいけないわね。タニタ食堂さんがヴェルディのスポンサーになってくれないかもしれないわよ。マスコット総選挙の票にも響くかもしれないし」
ガー「これが今年のヴェルディのユニフォームよ。今年はシャツもパンツも緑一色で、ヴェルディらしさに溢れている印象ね。チャームポイントは襟首かしら?」
ニコ「ユニフォームスポンサーは胸は緑の心臓、背中はミロク情報サービス、袖はXEBIOとここまでは去年と一緒。パンツは決まっていなかったんだけど、この日に不動産業のBRIグループがスポンサーになってくれる事が発表されたわ」
ギア「開幕時から胸・背中・袖・パンツのスポンサー枠が埋まったのは2012年以来です。今年はいい事があるかもしれません」
ニコ「ホール内の様子です。後方には弾幕が飾られていて、ゲーフラを持ってきた人達もたくさんいて、まるでヴェルディのゴール裏にいるような空気でした」
ギア「午後12時からイベントが始まりました。まずは日テレ・ベレーザの新体制発表会。新選手はASエルフェン埼玉から荒川恵理子、ベガルタ仙台レディースから上辻佑実、下部組織のメニーナから鳥海由佳が加わりました」
ニコ「監督も新しく森栄次さんになりました。皇后杯で優勝して、今年は最高のスタートを切ったベレーザ。リーグ戦も優勝してほしいですね」
ガー「写真の向かって左から鳥海選手、荒川選手、森監督、そして上辻選手よ。鳥海選手、ちっちゃくて可愛いーっ! 試合では大きな選手を相手にガンガン攻めてほしいわね」
ギア「次はベレーザの今年のユニフォームのお披露目です。ベレーザもBRIグループがパンツスポンサーになってくれたので、こちらも久しぶりに枠が埋まりました」
ガー「そしてヴェルディのスポンサーの1つでもある寝具販売会社のエムールが、今年はベレーザの下部組織メニーナとメニーナ・セリアスも支援してくれる事が発表されたわ。エムールの高橋社長、本当に有難うございます」
ガー「最後は昨年度で引退した元日本代表の小林弥生選手、ううん、もう選手じゃなかったわね……。小林弥生さんのお別れの挨拶が述べられたわ」
ニコ「お別れと言っても小林さんはヴェルディやベレーザから離れるのではなく、今後はメニーナやセリアスのアシスタントコーチをするとの事です。指導者としての経験を積んで、いつかベレーザの監督になってほしいですね」
ガー「ここからがフェスの本番。ヴェルディとベレーザの選手と監督が揃って、舞台上からみんなに挨拶。この日に加入が発表されたコ・ギョンジュン選手もいるわよ」
ギア「まさか外国人枠を埋めた上にアジア枠まで埋めるとは……。ヴェルディの経営状態が心配になります。愛媛みたいな事にはなってないですよね?」
ガー「ある訳無いでしょ。いくらギアちゃんでも怒るわよ。罰としてその可愛いほっぺたをペチペチさせなさい」
ギア「嫌です、断ります。失言を謝りますから許してください」
ニコ「一瞬で土下座しましたね。見事な早業でした」
ガー「羽生社長や多摩市長、稲城市長のご挨拶を終えた後は楽しいイベントタイム。まずは選手トーク。ファンは知らなかった選手同士の面白い関係とか、趣味とかが明かされて得した気分になったわ」
ニコ「次は若手によるネタ合戦。今年から加わった三竿健斗選手と中野雅臣選手を皮切りに、漫才や物真似などでホールを沸かせました」
ギア「最後は審査員をやっていた田村直也選手が飛び入り参加して「レット・イット・ゴー」を熱唱、したのはいいんですけど、なぜ服を脱いだのでしょうか。美人の奥さんもいるのに」
ガー「テンションが上がっちゃったんでしょ。普段は真面目でもパーティーになると騒ぐタイプなのね」
ニコ「続いては壁ドン選手権。ヴェルディの選手5人が、観客の中から選ばれた人達に壁ドンで告白します」
ギア「ですが観客の中に、ポーフ・ウィリアム選手が混ざっていました。彼は佐藤優也選手から壁ドンならぬカツアゲされていました。GK同士、仲が良いようで何よりです」
ガー「井林選手の「俺の2Dになってくれ」って告白には笑わせてもらったわ。優勝はブルーノ選手に持ってかれたけど。美形の外人から「アイシテル」って言われたら、誰だってドキッとするわよ。私でさえ一瞬グラついたわ」
ギア「だからイベントが終わった後、グラウンドに向かう途中でニコさんにキスしたんですか。愛の再確認も程々にしてください」
ニコ「そうですね。そんな事しなくても。僕はガーネットさんが一番好きなんですから」
ガー「ニコ……」
ギア「バカップルは放っておきます。第一部のラストを飾ったのはベレーザに復帰したばかりの荒川恵理子選手による「レット・イット・ゴー」の熱唱でした。澤井直人選手もヒートアップして、一緒にファンを沸かせてくれました」
ニコ「お世辞抜きで本当に楽しいイベントでした。ファンを楽しませようとする選手の皆さんの気持ちが伝わり、選手も観客も楽しい時間を過ごす事が出来ました」
ガー「盛り上がり過ぎて予定していた時間をオーバーしちゃったけど、それだけ充実したイベントだったって事よね。お金を出した価値はあったわ」
ガー「ヴェルディグラウンドに移っての第二部は、去年までと同じく体を動かすイベントが中心になったわ。ミニサッカーにサッカーテニス、PK対決にクロス体験、サイン会も行われたわ」
ニコ「こちらでも大いに楽しませてもらいました。プロの選手と同じグラウンドでプレイする機会なんて、こういう時しかありませんから」
ギア「私もPK対決をやりましたが、2本と求められました。おのれ高木大輔」
ガー「私は自重したわ。ゲームに熱くなって選手に怪我させたら、絶対に後悔するから。運動神経が良すぎるっていうのも考えものね」
ニコ「最後は選手全員がハイタッチして、みんなを見送ってくれました。例年よりも選手達と触れ合えた気がする、素晴らしいイベントでした」
ギア「皇后杯優勝、新しいスポンサーの獲得、Jリーグ最優秀育成クラブ賞の授賞、甘城ブリリアントパークと仮面ライダードライブとのコラボ決定と今年のヴェルディとベレーザにはいい風が吹いている気がします。この風、シーズンが終わるまでに乗り続けたいです」
ガー「主力の大半を引き止める事に成功した大宮とセレッソ、大型補強した札幌と熊本、侮れない力を持つ千葉や京都、福岡に徳島、岡山、そしてJ3から昇格した金沢。今年のJ2は去年以上に厳しいシーズンになるでしょうね。それでも私達は東京ヴェルディというチームを信じて、応援し続けるわ。せーの、」
3人「「「頑張れ、東京ヴェルディ!」」」
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VERDY FAMILY FES.2015の感想
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