Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
待望の第2シーズンがスタート。この3ヶ月、長いようで短かったなあ。
冒頭からセイバーの調教シーンをやってくれるとは……! ええ、UBWルートがアニメ化されると聞いた時から、このシーンが見られるのを待っていましたよ。原作ゲームでも屈指の名シーン(もちろんエロスな意味で)ですから。そんなエロ大好きな私の期待に応えてくれたスタッフの皆様に感謝。本当にこのシーンのセイバーはエロイなあ。そして白いドレスがよく似合う。キャスターは性格に難ありではあるけれど、服のセンスに関しては一流です。さすがは元王女。
士郎を見限ったように思われた凛ですが、全然そんな事はなく、士郎の為にセイバーを取り戻すつもりだった。だけどその甘さはアーチャーには受け入れ難いものだった。凛が夢で見たようにアーチャーは数え切れない程の地獄を見て、己の正義に絶望した男。優しさという甘さを捨て切れない凛に腹を立てるのは、むしろ当然でしょう。それでもまさかアーチャーが凛を裏切るとは思いませんでしたけどね。原作ゲームをプレイした時も、この展開には驚かされました。
キャスターの正体を見破ったアーチャーは、彼女が復讐の為なら弟や我が子さえ殺す危険な魔女だと知りつつも軍門に下りました。ギリシャ神話にその名を残す魔女メディア、この作品では狡猾な悪女っぽく見えるけど、原典の神話ではむしろ被害者なんですよね。しかしこの「Fate」という作品では単なる悪役…にはないところが、この作品の素晴らしいところ。原典を尊重して、全てのサーヴァントに見せ場を与えてくれる。ここが「Fate」の素晴らしいところ。これって簡単なようで難しいんですよ。英雄たちはたくさんいるし、人間にだって見せ場を与えないといけないし。
信頼していたアーチャーに裏切られた凛。その傷ついた心に士郎は優しい言葉を掛ける。あー、これは凛でなくても落ちますね(笑)。この2人の語らいと愛の告白も私の好きなシーンの1つです。つーかUBWルートは名シーンばかりで、好きなシーンも多すぎるので困る。この後も名シーンが続出するし、先の展開を知ってても面白くて次回が気になるアニメです。OPもEDも相変わらず高レベルな出来栄えだし、また3ヶ月楽しませてください。
プラスティック・メモリーズ
新番組。人間と「ギフティア」と呼ばれるアンドロイドが共に暮らす世界で、寿命を迎えつつあるギフティアを回収する主人公(人間)とヒロイン(ギフティア)の物語です。
人間と同じように喜怒哀楽の感情を持ち、涙を流したり食事をしたり、何と排泄までするという超高性能な機能(笑)を持つギフティア。しかしギフティアが物事を記憶できる年月、つまり耐久年数は僅か9年で、タイムリミットが迫ると記憶に齟齬が生じてしまい、新しいOSのインストール支障を来してしまう。うーむ、優れているんだか欠陥商品なのか分かりませんね。こんなに凄いアンドロイドを作れる技術があるのに、なぜ記憶の問題は解決できないのか。あるいはワザと解決しないのか。ちょっときな臭い秘密を感じます。
主人公のツカサはギフティアを所有者から回収する部署に回され、そこで以前会っていたギフティアの少女アイリと再会します。回収率ナンバー1の頼もしいベテランのように紹介されましたが、実はなかなかのポンコツ娘でした。ニーナの回収時にあんなにお茶を押したのは、自分がお茶好きだからでしょうか。思わず高層ビルから飛び降りたり、感動的なエンディングを台無しにしたり、なかなかのシリアスブレイカーです。
アイリと組んだツカサの初仕事は、ニーナというギフティアの回収でした。しかしニーナを実の孫のように可愛がっている所有者の老婆は、ニーナを手放そうとしません。そりゃあそうですよね。いくらアンドロイドとはいえ家族として過ごしてきた者と別れるなんて、すんなり出来る方がおかしい。人間とギフティアの関係は現実に例えるなら、ペットと似たようなものかな。可愛がっていたペットが実は病気持ちで、隔離しないといけないと言われたら、あなたは耐えられますか? 私は無理です。泣きます。
老婆もニーナと別れなければいけない事は分かっていた。最後の最後まで老婆の事を心配していたニーナ、ええ子や……。毎回こんな辛い経験をしなければいけないとは、なかなか厳しいお仕事ですね。アイリにも秘密があるようだし、ツカサは就職先を間違えたのかも。いや、それでも頑張れ新入社員。
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4月4日のアニメ感想
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