ウルトラマン列伝
100回記念放送で大失敗したベリアル様を慰める為(笑)、再び番組を乗っ取ったダークネスファイブ。今回は彼らの同族達の活躍を紹介してくれました。
まずは極悪のヴィラニアスの同胞であるテンペラー星人。タロウに勝った上、ウルトラ六兄弟とも五角以上に渡り合う強敵でした。相棒のタイラントまで紹介するとは、ヴィラニアスはなかなか親切ですね。極暴タッグの次なる活躍に期待。
次は魔導のスライの一族、メフィラス星人。知略に長けたメフィラス星人の作戦を紹介するのに初代ではなく二代目の作戦を紹介するとは、分かっていますね(笑)。でも仲間からもツッコまれまくっているけど、これ知略とは言わないよねえ。「卑怯もラッキョウもあるものか!」という二代目の名台詞は、メフィラス戦士の証だそうです。
三人目は氷結のグロッケン。グローザ星系人である彼の同族にはエンペラ星人に従う暗黒四天王の一人・氷結のグローザムという強豪がいます。メビウスを凍りづけにしたけどウルトラセブンの救援と、人間の力を侮って敗北。四天王の中では一番メビウスを追い込みましたね。惜しい惜しい。
炎上のデスローグは言葉を話さないので、グロッケンがデスレ星雲人の先輩として暗黒四天王の一人・策謀宇宙人デスレムを紹介します。郷里大輔さんの声を聞くと……(涙)。人質作戦は確かにウルトラ戦士には有効だけど、結局失敗するんですよね。見事なまでの逆効果。
ダークネスファイブの中で唯一戦死したヒッポリト星人・地獄のジャタール。仲間達からは忘れられていたけど、ベリアル様には忘れられてなくて良かったね(笑)。同族のヒッポリト星人はエースを始めとするウルトラ五兄弟をタール漬けにした上、ウルトラの父にも勝った強敵でした。おや、ジャタールに生存フラグが立った? あっさり再登場しそう。
ダークネスファイブの前から去ろうとしたベリアルを、スライは命がけで止める。巻き添えで死んだビーコンは気の毒だけど、スライの覚悟はベリアルにも認められた。いい主従じゃないですか。次の出番はいつになるか分かりませんが、その時は悪役として頑張ってください。
断裁分離のクライムエッジ
再びエミリーと対峙する切。エミリーをその気にさせる為とはいえ、花を踏み躙ったり挑発したり、どう見ても悪役ですありがとうございます。殺人鬼が主役という事を考えたら、こっちの方が自然なんだろうけど。
切のご先祖様で最悪の殺人鬼と呼ばれているグレイランドですが、その実態はほとんど分かっていない。一人で二百人も殺すなんて、エミリーが言うまでもなく常識では考えられません。しかし世の中には常識を越えた存在というのが入るもので、とんでもない数の人を殺している殺人鬼がいるんですよねえ。事実は小説より奇なり。
グレイランドも空想の存在ではなく、現実に多くの人を殺していたみたいです。ハサミで解剖して殺すとは、なかなかエグい殺し方ですな。グレイランドの殺人を実体験する事になった切、これは辛い。心の中で何度も吐いただろうなあ。強くなる為の代償としては、全アニメ・漫画の中でもトップクラスに辛いかも。
覚醒した切はエミリーを圧倒。クライムエッジの効力は痛覚の倍加ですか。かすり傷でさえ気が狂いそうになる程の痛みを与えるのだとしたら、エミリーの心が折れたのも分かります。これなら相手をあまり傷付けずに済むし、考え方によってはいい武器なのか。エミリーの泣き顔もなかなかグッときたし(おいこら)。
泣き喚くエミリーと獣のようになってしまった切、そこへやって来た祝。あのままだったら切はエミリーに止めを刺していたでしょうから、ナイスタイミングで来てくれました。次回でエミリーと和解して、一応の大団円かな?
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6月19日のアニメ感想
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