東京ヴェルディvs栃木SC（ホーム戦）の感想

　愛媛戦は勝ったけど後味の悪い勝利、水戸戦では攻めきれずに無得点での引き分け、そして先週の長崎戦は見事なまでの完敗。どうにも調子に乗りきれない6月のヴェルディですが、それでも今日こそは!と期待して味スタに行きました。


　ヴェルディくんとなしのすけ、そして栃木県のマスコット・とちまるのスリーショット。









　この三名でキックターゲットに挑戦。40点をゲットしたとちまるに対し、なしのすけは高得点を狙ったけど10点、ヴェルディくんは確実に5点×2で10点。キャラクターの個性が出ていますね（笑）。


　栃木県の鹿沼市から来たべりーちゃん。10月20日に行われる栃木でのアウェイ戦は鹿沼市民デーだそうで、その宣伝に来ていました。


　この日はサッカーボウリングや、スローインバスケなども行われていました。


　栃木サポの皆さんです。バスツアーも組まれたそうで、たくさんの方が来てくれました。4,210人というなかなかの入場者数は栃木サポのおかげでもあります。ありがとうございました。

　今回の試合ではDFの要である金鍾必が出場停止となり、またここ最近の悪い流れを変える為だったのか、先発メンバーが大きく入れ替わりました。DFは長崎戦で復帰したキローラン木鈴に加え、怪我から復帰した刀根と、讃岐での事件以来、ベンチにも入れられてなかったペ・デウォンが選ばれました。
　攻撃陣もここ最近出番が無かった安田晃大が入り、また開幕戦からずっとスタメンで頑張ってきた鈴木淳が控えになるなど、今までとは違うヴェルディを見せようとしたと思われます。
　その成果は早くも現れました。前半7分に高原直泰が、そして33分に復帰したばかりのペ・デウォンがゴールを決めて2-0。DF陣も栃木の選手を抑えこんでおり、このまま行ける!と思いました。
　しかしサッカーの神様はヴェルディに冷たい。36分、木鈴がまさかのオウンゴールをやってしまい、試合の流れは栃木に傾きました。後半は栃木の猛攻が続き、それでもヴェルディは必死に守りましたが、後半25分、そして39分に立て続けにゴールを決められてしまいました。木鈴のオウンゴールもそうですが、DF陣とGKの佐藤との呼吸が合わず、栃木の選手にドリブルで切り込まれる場面が多かったです。経験を詰んでいる井林を入れるべきだったかも。
　この時点で正直、連敗を覚悟しました。しかしヴェルディの選手達は諦めませんでした。サッカーの神様がそっぽを向いているのなら、こちらに強引に向かせてやる!と言わんばかりに頑張りました。その結果、後半アディショナルタイム、高原が同点ゴールを決めてくれて、何とか引き分けに持ち込みました。

　現在5位にいる栃木は強かったけど長崎ほどの強さは感じられず、はっきり言って勝てた相手でした。しかし結果はまたしても引き分け。金の穴があまりにも大きすぎた上、今回は運も無かった。あのオウンゴールさえ無かったら……。取り敢えず木鈴と佐藤は正座して、三浦監督から怒られてください。
　そういえばこの前の日本代表も、イタリア戦で2点先制した後、オウンゴールをやらかしていましたね。妙な所でシンクロするなあ。逆転負けされるところまでシンクロしなくて良かった。
　負けなかったのは良かったけど、勝てなかったのは悔しい。順位も大きく下がってしまったし、ヴェルディサポとしてはあまり面白くない試合ばかりで、既存のサポーターが離れてしまわないかと心配になります。
　次は6位の千葉とのアウェイ戦です。アウェイでは勝てない上、スケジュールが厳しいので行くかどうか迷っています。前半戦の最後となる試合なので、どんな結果になっても見届けるべきなんだろうけど、うーん……。とにかく頑張れ、東京ヴェルディ!


　試合が終わった後の味スタの夜空には、満月（スーパームーン）が浮かんでいました。白星にしたかったなあ。