うしおととら
遠野編、後編。長い話だったけど前後編で上手くまとめましたね。
あの爺さんが遠野妖怪の長老だったのには、原作を読んだ時にはかなり驚かされました。完全にモブキャラでしたからねえ。あの時、あの場にいたのは偶然ではなく、オマモリサマが庇う潮という人間を観察する為でしょう。オマモリサマのおかげで本当に助かりました。情けは人の為ならず。
時代を先取りしたツンデレ妖怪、とらのツンデレっぷりが大爆発(笑)。いやあ、ここまで鮮やかなツンデレは今では珍しいくらいですよ。何だかんだ言っても潮を見捨てられず、遂に潮が付けた「とら」という名前を自ら名乗るようになる。とらが美形キャラだったら、今年の冬コミは潮とのカップリング本で溢れたかも。
命を捨てて潮を助けようとする鎌鼬兄妹も素晴らしかった。そんな2人の義理堅さを一鬼が認めているところは、何気に好きなシーンです。今回の事が無かったら、普通に親しい間柄だったんだろうなあ。犠牲は多く出たけど今回は妖怪の側から喧嘩を売ったんだし、とらが言うとおり母親がムカつくからって息子に当たるのは理不尽だし情けない。とらの拳骨にはスカッとしました。
今回で潮にもその脅威が伝えられた白面の者、その正体は九尾の狐です。原作では長老がもっと詳しく語ってくれたのですが、アニメでは正体はバレバレなのであまり語りませんでした。ちょっと残念。次回からいよいよ白面の者が本格的に動き出す。今後の展開に大きく関わるキャラクターも続々と出て来て、ますます盛り上がります。本当に面白い作品なので、もっと多くの人に見て欲しいですね。
監獄学園
最終回。
美少女からキスされるという羨まし過ぎるシチュエーションですが、キヨシの目的は別にある。仲間の為に目的を思い出し、花に攻勢を仕掛けたキヨシは漢ですね。やった事はディープキスだったけど。お子様キスからディープキスに強制的に変更させられ、鼻血を出してしまった花が可愛い。もうこの子が正ヒロインでいいですって。原作でも今、キヨシと仲良くなってるし。
夜中になっても油断せず、見回りに赴いた会長でしたが、これ程用心深い彼女でも今回のガクトの作戦は見抜けなかった。いや、でもこれは見抜けなくて当然か。常に顔を隠しているジョーのキャラデザインを、こういう形で利用するとは……。原作を読んだ時、作者の平本アキラ先生の頭の良さに感服させられました。ジョーのデザインをした時からこの展開を考えていたのだとしたら、本当に凄い人だ。
ジョーとガクト、そして千代がお互いの服を交換してそれぞれに成りすます事によって、ガクトがDTOのデータをパソコンから復元して入手。以前の失敗した作戦の成果も無駄にならず、鮮やかな大逆転劇でした。鮮やか過ぎて花のキヨシに対する憎しみが高まったけど、これは仕方ない。自分が主導権を握り、ディープキスまでしてくれた男子が自分を騙していたんだもん。女のプライド、ズタズタです。それだけキヨシの存在が花にとって大きなものになっているという事でもあるのですが。
覗きの罪は今までの収監で晴れているという事になり、5人は遂に自由の身に。そしてそれぞれの学園生活を満喫しますが、物語はまだ終わらない。おお、表生徒会の面々を出してくれるとは。2期をやる気、満々ですね。でも原作はまだ続いているし、今作っても半端なところで終わるしかないから当分先の話でしょうね。一足先に小清水亜美さんボイスのケイトを聞けただけでも満足ですが、やっぱり早く2期を作ってほしい。ああ、困ったジレンマ。
総評。原作を忠実に再現しつつ、非常に効果的な音と動きを加える事によって至高の域にあった原作を更に高める。簡単なようで実に難しいこの難行を、見事にやってのけた水島努監督は最高ですね。コメディ作品には相性抜群の監督に作ってもらえた事が、この作品にとって最高のラッキーでした。
監督の手腕以上に評価すべきは声優の演技ですね。どのキャストもキャラクターのイメージに恐ろしいまでに合っており、特にキヨシ役の神谷浩史さんと花役の花澤香菜さんは、もうこの2人の声以外でキヨシと花は考えられない程の嵌りっぷり&名演技でした。素晴らしい作品を作ってくれたスタッフ全員に感謝。そしてやっぱり2期を早よ。
遠野編、後編。長い話だったけど前後編で上手くまとめましたね。
あの爺さんが遠野妖怪の長老だったのには、原作を読んだ時にはかなり驚かされました。完全にモブキャラでしたからねえ。あの時、あの場にいたのは偶然ではなく、オマモリサマが庇う潮という人間を観察する為でしょう。オマモリサマのおかげで本当に助かりました。情けは人の為ならず。
時代を先取りしたツンデレ妖怪、とらのツンデレっぷりが大爆発(笑)。いやあ、ここまで鮮やかなツンデレは今では珍しいくらいですよ。何だかんだ言っても潮を見捨てられず、遂に潮が付けた「とら」という名前を自ら名乗るようになる。とらが美形キャラだったら、今年の冬コミは潮とのカップリング本で溢れたかも。
命を捨てて潮を助けようとする鎌鼬兄妹も素晴らしかった。そんな2人の義理堅さを一鬼が認めているところは、何気に好きなシーンです。今回の事が無かったら、普通に親しい間柄だったんだろうなあ。犠牲は多く出たけど今回は妖怪の側から喧嘩を売ったんだし、とらが言うとおり母親がムカつくからって息子に当たるのは理不尽だし情けない。とらの拳骨にはスカッとしました。
今回で潮にもその脅威が伝えられた白面の者、その正体は九尾の狐です。原作では長老がもっと詳しく語ってくれたのですが、アニメでは正体はバレバレなのであまり語りませんでした。ちょっと残念。次回からいよいよ白面の者が本格的に動き出す。今後の展開に大きく関わるキャラクターも続々と出て来て、ますます盛り上がります。本当に面白い作品なので、もっと多くの人に見て欲しいですね。
監獄学園
最終回。
美少女からキスされるという羨まし過ぎるシチュエーションですが、キヨシの目的は別にある。仲間の為に目的を思い出し、花に攻勢を仕掛けたキヨシは漢ですね。やった事はディープキスだったけど。お子様キスからディープキスに強制的に変更させられ、鼻血を出してしまった花が可愛い。もうこの子が正ヒロインでいいですって。原作でも今、キヨシと仲良くなってるし。
夜中になっても油断せず、見回りに赴いた会長でしたが、これ程用心深い彼女でも今回のガクトの作戦は見抜けなかった。いや、でもこれは見抜けなくて当然か。常に顔を隠しているジョーのキャラデザインを、こういう形で利用するとは……。原作を読んだ時、作者の平本アキラ先生の頭の良さに感服させられました。ジョーのデザインをした時からこの展開を考えていたのだとしたら、本当に凄い人だ。
ジョーとガクト、そして千代がお互いの服を交換してそれぞれに成りすます事によって、ガクトがDTOのデータをパソコンから復元して入手。以前の失敗した作戦の成果も無駄にならず、鮮やかな大逆転劇でした。鮮やか過ぎて花のキヨシに対する憎しみが高まったけど、これは仕方ない。自分が主導権を握り、ディープキスまでしてくれた男子が自分を騙していたんだもん。女のプライド、ズタズタです。それだけキヨシの存在が花にとって大きなものになっているという事でもあるのですが。
覗きの罪は今までの収監で晴れているという事になり、5人は遂に自由の身に。そしてそれぞれの学園生活を満喫しますが、物語はまだ終わらない。おお、表生徒会の面々を出してくれるとは。2期をやる気、満々ですね。でも原作はまだ続いているし、今作っても半端なところで終わるしかないから当分先の話でしょうね。一足先に小清水亜美さんボイスのケイトを聞けただけでも満足ですが、やっぱり早く2期を作ってほしい。ああ、困ったジレンマ。
総評。原作を忠実に再現しつつ、非常に効果的な音と動きを加える事によって至高の域にあった原作を更に高める。簡単なようで実に難しいこの難行を、見事にやってのけた水島努監督は最高ですね。コメディ作品には相性抜群の監督に作ってもらえた事が、この作品にとって最高のラッキーでした。
監督の手腕以上に評価すべきは声優の演技ですね。どのキャストもキャラクターのイメージに恐ろしいまでに合っており、特にキヨシ役の神谷浩史さんと花役の花澤香菜さんは、もうこの2人の声以外でキヨシと花は考えられない程の嵌りっぷり&名演技でした。素晴らしい作品を作ってくれたスタッフ全員に感謝。そしてやっぱり2期を早よ。