2015年のジャンプは今号でオシマイ。なのでちょっと豪華仕様。値段も上がっているけど、この内容ならしょうがないかなあ(ジャンプへの偏愛が入っています)。
付録は年賀状用のデコスタンプと単行本背表紙風のシール。スタンプは凹凸がしっかりしており、本物のスタンプとして使えます。
「ONE PIECE」のスタンプ、麦わらマークはともかく、キャラはチョッパーですか。ルフィでないのは意外。
今年最後のビッグニュース。ジャンプSQ.CROWNにて、あの幻の名作冒険漫画「冒険王ビィト」が復活! TVアニメ化を果たしてさあこれから、という所で稲田先生の体調不良から休載して9年。遂にこの時が来ましたか! 三条陸先生も喜んでいるけど、私も嬉しい。
暗殺教室 ★★★
眼鏡を取る事でスイッチが入り、無敵の戦士になるホウジョウ。まともに戦ったらE組に勝ち目はありません。
ならばまともに戦わなければいい。ホウジョウの癖を知っていたE組は総力を上げてホウジョウに戦闘態勢を取らせず、ほとんど何もさせずに封じ込めました。ホウジョウは妙な癖を持つべきではありませんでしたね。
最強の傭兵呆気無く敗れた事に呆れた読者もいるでしょうけど、ここはE組の生徒達の成長を褒めるべきでしょう。ホウジョウが油断していたのは確かだけど、実弾を使わずに戦うなど生徒達もホウジョウを本気にさせない為の努力をしている。ここは殺せんせーのように生徒達を褒めてあげましょう。
それにホウジョウは中ボスに過ぎない。勝利と再会を喜ぶE組に迫る最凶の敵。敗北から学び、更に強くなったこの2人は間違いなく強い。本当の戦いはこれからだけど、単なる勝ち負けではない結末になるかも。2016年で終わるであろうこの漫画、最高のエンディングを期待しています。
ONE PIECE ★★★
ジャックはゾウゾウの実の古代種の能力者でした。やはりカイドウの配下はほぼ全員、動物系の能力者なんですね。人造悪魔の実は動物系しか作れないけど、カイドウにとっては一味のカラーにも合った最高の武器だった訳だ。
イヌアラシもネコマムシも強かったけど、毒ガスには敵わなかった。凄惨な拷問の果て、イヌアラシは左足を、ネコマムシは左腕を失ってしまった……。誇り高き戦士を卑怯な手段で倒した上、何も知らない相手に無意味な尋問をした挙句、ここまでやるのか。ジャックの残忍さは今までの悪役の中でもトップクラスで腹が立ちます。カイドウの一味への宣戦布告も兼ねて、来年はジャックをぶっ飛ばせ!
僕のヒーローアカデミア ★★★
生徒達の特訓、何か奇抜な事をやるのかと思ったけど、堅実というか地味ですね。まあこういう地道な訓練を積んでいく事こそが大切なんだろうけど。それに地味でも良いシーンはある。父親への複雑な思いを乗り越えて火の能力を使うようになった轟、いい表情をするようになりましたね。
地味な訓練風景が続けば読者は飽きる。そうならない為に用意されたのが洸汰なのでしょう。個性を持ちながらヒーローを否定する彼は、出久とは反対の立場にいる。だから出久は彼を放っておけない。オールマイトとの出会いによって自分が救われたように、洸汰を救ってあげたいんでしょうねえ。いいお兄ちゃんです。
そして読者を飽きさせない為、更なる嵐が起こりそうです。敵連合、早くも動いて来ましたか。メンバーも増えているし。生徒だけでなく先生達もいるのに襲おうとしているのは、自分達の実力に自信があるからでしょう。B組は初めての実戦になるのかな? だとしたらハード過ぎるけど、A組でフォローしてあげましょう。来年はアニメも始まるし、この漫画が更に飛躍する年になるでしょう。応援しています。
2号連続! 描き下ろし4コマ劇場
年末年始の恒例になりつつある4コマ企画、今回は2号連続で、現連載陣の他にジャンプSQ.の連載作家も参加してくれました。
一つ一つの作品の感想を書くのは手間なので(笑)、気に入った作品だけで。
・暗殺教室……烏間先生も貰ってくれなかったのか。あまりにも頭の悪いプレゼントなので呆れたのかな?
・僕のヒーローアカデミア……出久のプレゼントのリクエストは意外と現実的でした。夢と現実は分けるタイプか。
・食戟のソーマ……子供の夢を守ってあげたかった汐見教授。アキラは眼を醒ました事を後悔しただろうなあ。早く結婚しろ(笑)。
・プラチナエンド……まさかのリューク&月と共演。天使が実在した事へのツッコミは読者から言われたんだろうなあ。
・ToLOVEるダークネス……リトは男でも受け入れそうな気がしたけど、気のせいだったみたいです(笑)。ちなみに今のリトには悪役だった美少女が体内に同居しています。羨ましい。
・終わりのセラフ……優は冗談抜きで本当に過酷なクリスマス送ってきたからなあ。今も大変な目にあってるし。なので一緒に「リア充爆発しろ!」。
火ノ丸相撲 ★★★
佑真は空手の師範の元で再特訓する事に。師範、佑真が負けたのは自分のせいだと気にしていたのか。ちゃんと佑真の試合を見てくれていたし、的確な助言もしてくれる。いい人じゃないですか。一度は道を踏み外した佑真だけど、彼は周囲の人達に恵まれていました。きっと全国大会では活躍してくれるでしょう。
しかし全国には文字通りの『怪物』がいる。高校相撲界最強の男、天王寺獅童。負けず嫌いの火ノ丸でさえ「勝てるイメージが湧かない」と弱気になる程。技の手本にした程の力士だからなあ。体も大きくなっているそうだし、火ノ丸の新しい技も知られてしまった。現時点では勝算は0。いい具合に絶望感を煽ってくれます。
そして絶望の後には希望がある。プロの力士、しかも大関の胸を貸してもらえるなんてラッキーなんてもんじやないですよ。いや、これは運じゃないな。火ノ丸達が今まで頑張ってきて、その成果を見た大人達が力を貸してくれたからです。読者も彼らには魅せられているから、この展開には納得するしかありません。いざ私の生まれ故郷の名古屋へ!
斉木楠雄のΨ難 ★★★
巨大化が止まらない斉木、何気にかなりの大ピンチ。最後まで巨大化の秘密に気付かなかったら、どこまで大きくなっていたのやら。しかし巨大化した理由がこんな言葉遊びみたいなものだったとは、ギャグ漫画じゃなかったら許されないオチですよ。まあギャグ漫画だから良いんだけど。
アメリカンジョークをかましていた船員達はともかく、未開の地の蛮族っぽい人達を出したのは良かったんだろうか? 最近はこの手の規制がより厳しくなっていると聞いたので心配です。アニメ化された時はこの辺りの描写は変えられるでしょうね。その前にアニメ化するかどうか微妙なんですけどね。来年は吉報を聞けますように……。
背すじをピン!と ★★★★
見事に踊り切ったつっちーとわたりさん。この2人にとってダンスの内容よりも「踊り切った」事の方が重要であり、成長の証なのです。ダンスをしている者なら誰もが最初に体験した喜びを、つっちーとわたりさんはようやく体験できました。御木くんとタチアナはそれが分かっているから2人を祝福している。いい友達だなあ。でも宮大工はまだ分かっていない。初心を忘れてしまったんだろうか? それじゃあ彼はこれ以上伸びないかも。早く気付けよー。
ワルツの第二ヒート、土井垣と並び称される金龍院が遂に登場。小太りな体格でどんなダンスを踊るかの、いやそもそも華麗な踊れるのか?と疑問でしたが、なるほど、その体格のおかげで安定したダンスを踊れるのか。奇抜なダンスは踊れないだろうけど、誰もが安心して見ていられる玄人好みのダンスですね。これは強敵だ。
つっちー達も第二ヒートを踊ります。演目はタンゴ。そういえば一時期ブームになったなあ…と思ったら、そのブームの原動力になった曲を出してきましたか。心の中でのイメージ曲とはいえ、これは面白い演出。音付きで見てみたいシーンだなあ。アニメ化されたら絶対この曲でやってくださいね(気が早いわ)。
ハイキュー!! ★★★★
センターカラー。
取ったら取り返され、取られたら取り返す。互いに一歩も引かない白熱した攻防戦が続きます。体力に自信がある日向でさえ足が限界になる程の激戦で、西谷がいなかったら呆気なく終わっていたでしょう。西谷、ここ最近は目立っていなかったけどナイスフォローでした。
超攻撃型ローテになった烏野、逆に言えばここで点を取らないと勝利は遠のきます。この状況でリード・ブロックを貫いて来た月島の粘りが実を結び、最高のチャンスボールが舞い込んで来ました。この一撃に全てを込める!と言わんばかりにジャンプした日向、本当にここで決めないとヤバイぞ。牛島が立ち塞がるだろうけど、次代のエースならばそれでも決めろ!
ブラッククローバー ★★★
シスター・テレジア、元魔法騎士団だったのか。回復役とか見くびっていました、すいません。フエゴレオンの先生だったとは世間って広いようで狭いですねえ。それ程の人がどうして今は教会のシスターをやっているんだろう? 何か事情があるのかな?
サリーは強敵だけど3対1なら勝てたでしょう。だけどここで外道な兄貴が巨大変身、泥の怪物になりました。マッドサイエンティストに助けを求めたら、まあこうなりますよね。自分が助かる事だけしか考えていなかった外道には相応しい末路だけど。
妹の事だけしか頭にないゴーシュも同レベルか。こらこら、子供達を置いて逃げるんじゃない! 妹さんから愛想つかされるぞ。ゴーシュは美形キャラだけど、人気は出そうにないなあ。男も女もシスコン過ぎるキャラって、あまり好みじゃないらしいから。次回で活躍してくれると良いんだけど。
銀魂 ★★★★
今回の春雨との戦いの後、最終章に入るそうです。ファンは悲しむかもしれないけど大丈夫、最終章に入って3年経ってもまだ全然終わる気配が無い漫画もあるから。久保先生、応援しています。
馬董vs銀時、凄腕の剣士同士の白熱した戦いが始まるのかと思ったら、銀さんの大ボケから始まりました。うん、そうだった。ここ最近のシリアス展開で忘れかけていたけど、銀さんってこういう人だったね。相手を挑発しているのではなく本気で言っているところが困るけど面白い。
侍としての意地と誇り、それを二人分背負って宇宙最強の剣士に挑む銀時。いよいよシリアスな戦いになるかと思ったら、馬董もボケキャラだった(笑)。白夜叉と書いて「ぱくやさ」って読むのか。うん、痩せていたら銀さんと似てるかもしれないな。互いに見事なまでに人違いして、因縁の対決台無し。でもこれでこそ「銀魂」。来年もシリアスだけど笑える戦いを見せてください。
クリメイターズ ★★★★★
原作は漫画では「ダイの大冒険」「冒険王ビィト」、TV番組では「仮面ライダーW」「獣電戦隊キョウリュウジャー」「仮面ライダードライブ」と私の心に響き渡る作品を作ってくれた三条陸先生。作画は「ぬらりひょんの孫」で卓越した画力を見せて私の心を掴んだ椎橋寛先生。この2人が作った漫画なんて、楽しみにするしかないじゃないですか!
個人的にも世間的にも期待が大きくなり過ぎており心配だったのですが、期待に応えるレベルの作品でした。★5つは私の贔屓も入っているけど(笑)、贔屓目を抜きにしても面白い漫画じゃないかと思います。
作画は言うまでもなく高レベルで、アクションシーンのコマ割りは今までの作品より分かりやすくなっている。椎橋先生、確実に成長していますね。前作は打ち切られてしまったけど、この分ならまた連載枠を勝ち取れるでしょう。
ストーリーも隙無し。無愛想だけど笑顔は可愛くて、やるべき時はしっかりやる主人公と、不良だけど実は友達思いな巨乳ヒロイン。そして容赦なく残忍で倒しがいのある敵。ページ数が制限されている読切で重点を置くべきキャラを分かっており、安心して読めます。
今年も多数の読切が掲載されましたが、その最後を飾るに相応しい傑作でした。連載になってほしいけど、三条先生は「ビィト」の連載再開で多忙になるだろうから無理かなあ。いや、あちらは季刊での連載になるみたいだから何とかなるかも? 希望を持って待ちます。
左門くんはサモナー ★★★★
すっかり中盤で定着しましたね。2015年を乗り越えられて良かったです。来年は打ち切りを回避しつつ、もっと上を目指しましょう。
てっしーの友人、ヤーさんこと嫌田悲恋。名は体を表すと言いますが、彼女の場合は違う意味で表しています。眼鏡っ娘だけど伊達メガネな上に実は武闘派で、天使ヶ原さんでさえ引く程の凶暴ぶり。面白いキャラを出してきましたねえ。左門と天使ヶ原さんの関係にも波風を立たせてくれるみたいだし、作品的にも良いキャラになりそう。友達や恋人にはしたくないけど。
一昔前のキャバクラ嬢みたいな淫魔サキュバスも登場。だけどそのエロ知識は、本当に淫魔なのか?と疑う程に低い。エロゲーに出演している淫魔が見たら呆れるくらいです。まあ少年誌でガチな淫魔を出したら、この漫画が打ち切られるだろうけど。
今回はてっしーの可愛さも爆発。さすがはサキュバス業界に嵐を起こす逸材、左門達は笑ったけど私はグッと来ました。「だ~れだ?」ってやられたら、私ならアンリがいなくても気絶しますね。左門が羨ましいけど、アンリにやられているから帳尻は合ってるかな。作品のバランス感覚も良くなっており、まだまだ面白くなりそうで来年が楽しみ。
食戟のソーマ ★★★
創真の勝利によって極星寮は守られました。創真の勝利を喜ぶ緋沙子が本当に嬉しそうで、まるで正ヒロイン。隣にいるえりなもそろそろ頑張ってほしい。
第九席の叡山を倒したので、これで創真が十傑に入るのかと期待したんだけど、そんなに甘くはなかったか。それに今回は勝ったけど、叡山はまだ必殺料理を出していないし、次に戦う時は本気で向かってくるでしょう。追い込まれたエリートはかなり怖い。叡山先輩、再戦した時はまた素晴らしい顔芸を見せてください(料理に期待しろよ)。
残る十傑に宣戦布告した創真に対し、十傑側も動き出す。寮の危機に一色が動かないのは不思議だったけど、創真を信頼していたからこそ沈黙していたのか。そして水面下で動いていた。創真と十傑が戦う舞台を整えていたのかな? 文字通り「本当の戦いはこれから」になるみたいで、来年も盛り上がりそう。
ものの歩 ★★★
矢倉で戦うと決めた信歩。矢倉には振り飛車に弱いという致命的な弱点があるけど、それでもやると決めた以上、矢倉戦法を磨くのみ。多彩な戦法は出来ないけど、一度決めたらとことんまでやる。信歩の性格に向いているやり方ですね。自分に自信を持ち始めたからか、学校でも普通にやり取り出来るようになったし。
奨励会三段の泰金から「強くなった」というお墨付きを貰い、いよいよ都大会へ。振り飛車への対抗手段を思い付いた訳じゃないけど、ここまで矢倉を貫き通されると相手は不気味に思って自滅するかもしれません。将棋はメンタルの強さも重要ですから。生真面目な男が損ばかりするなんて事、現実でもフィクションでも見たくありません。だから勝て、信歩! あと今回のみなみさん、かなり可愛いぞ!(笑)
こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
両さんの言うとおり、最近は擬人化が熱い。男子は艦これ、女子は刀剣乱舞の2大巨頭に続けとばかりに両さんが考えたのは盆栽の擬人化。……いや、さすがにこれは無いわ。盆栽のように個人の技量が出過ぎる物は擬人化には向きません。戦艦や刀と違って日々成長する物だし。
だけど列車の擬人化はアリですね。というか今でも一部でやっているけど、かなりマイナーです。艦これという柳の下のどじょうを狙うジャンルは多いけど、なかなか二匹目はいません。なぜ艦これや刀剣乱舞が人気が出たのか、その秘密をもっと真剣に探らないと成功は難しいでしょう。
擬人化ブームを作り上げた両さんでしたが、あれやこれやとやっていたらゲームは普通の野球になってしまいました。人気が出るならそれでいいやと計画性ゼロで突き進んだ結果、しょぼい結果になるのはよくある事です。ブームって始めるのも終わらせるのも難しいなあ。
バディストライク ★★
ふうむ、今回は今までよりは面白かったかな。主人公コンビの性格に慣れてきたのもあるんだろうけど、今までで一番野球漫画らしい話だったからでしょうね。
荒狼と安導の最強バッテリーですんなり9人アウトにするのではなく、失敗してしまうというのも意外で良かった。女子の声援に動揺して失敗したのも男子高校生らしいなあ(笑)。思春期の、しかも今まで女性に縁が無い生活をしていた男子なら動揺するのも仕方ない。初めて荒狼に共感したかも。
いきなり現れた主将がナイスキャッチするオチも、なかなかの出来でした。だけど全体的には地味だし、お金を出してまで読みたい漫画かと言われると、うーむ……。ここから這い上がるには話をかなり面白くしないと無理だけど、まだまだ上を目指せる程のレベルではない。「左門くん」に続く奇跡を起こせる確率は低いだろうなあ……。
BLEACH ★★★
アスキンが語る親衛隊の裏事情。あれ? リジェって「最後にユーハバッハから力を与えられた滅却師」じゃなかったっけ? 初めて聖文字を与えられた事になってるけど、久保先生が間違えたのか、何か理由があるのか。
ペルニダはとジェラルドはユーハバッハから力を与えられていない滅却師だそうです。ペルニダは霊王の左腕で、ジェラルドは霊王の心臓で元々特別な能力を持っていたから、与える必要無かったんだろうなあ。しかし両腕だけでなく心臓まで失っていたのに生きていたとは、霊王パネェな。
生物の致死量を操るアスキンは、相手に触る事無く倒す事が出来る。グリムジョーに続き一護まで倒されました。織姫は戦闘向きの能力じゃないし、チャドが倒されるのは珍しくないので(笑)。近づく事も出来ない相手をどう倒すのか、その答えは「中毒になる前に速攻で倒す」という事でOKですか、夜一さん? 取り敢えずの解答という事で、答え合わせは来年に持ち越します。アスキンもまだ死んでいないだろうし。
トリコ ★★★
うーむ、相変わらずの低位置。話の内容もクライマックス突入という感じだし、いよいよ終わりが近いようです。まだいつになるかは分かりませんが、来年中には終わるでしょうね。ファンは心の準備をしておきましょう。
長いようで短かったブルーグリルの日々。読者も小松達と同じような心境ですよ。トリコの感想も含めて(笑)。この長い話を小松はどう纏めて話したのか、かなり気になります。
グルメ日食というタイムリミットまであと一週間。ドン・スライムはネオと、次郎もとい二狼はブルーニトロと、三虎はジョアとの決戦に臨む。どれもビッグバン級の超絶バトルになりそうだけど、全ての話をきっちり描く程の余裕がこの作品に残されているのかどうか。決戦の勝敗よりそっちの方が気になって困る。
ワールドトリガー ★★★
素早く確実に、焦らず任務をこなしていく。ガロプラの面々はアフトクラトルよりも「プロの軍人」という印象を受けますね。個々の能力がアフトクラトルの面々よりも低いからなんだろうけど、その弱点をチームワークと迅速さで補っている。正面から力押しで来る相手より、こういう連中の方が厄介なんですよねえ。
ガロプラ遠征部隊の狙いはボーダーの遠征艇。絶対に守らなければなりません。那須隊の2人vsウェン・ソーの女性対決は面白そうだけど、その間にも敵はどんどん進行している。ぶっちゃけ個別の戦いでは勝てなくても遠征艇さえ壊せばガロプラの勝利ですからね。基地に入り込まれた時点でボーダー側は不利です。迅の攻撃もかわされてしまったし、思った以上に苦しい戦いになるかも。
ニセコイ ★★★★
プリクラ撮影にダンスゲームを楽しむ2人。一見仲の良い友達のようで、それは間違っていない。だけど千棘の心にあるのは友情だけではないし、一条の心にも変化が起きていた。いや、本当はもうずっと前から感じていたんでしょうね。隣にいて楽しい女の子なんて、一生に1人出会えるかどうか。そんな相手と巡り会えた時点で一条の恋の相手は決まっていたのです。
という訳で遂に一条が千棘への好意を自覚しました。タイトルも次回から「ニセコイ」から「マジコイ」に変わります、というのは冗談です。でもようやくこの時が来ましたねえ。ここまで来るのが長かった分、感無量になりました。これもまた長期連載の醍醐味。
これで千棘ルート突入かと思われますが、一条は小野寺さんの事も好きなんですよね。マリーの助言に従って2人とも好きになって両手に花ルートを行くのか、それとも2人の内のどちらかを選ぶのか。ここからが本当の恋の試練です。鍵の謎もまだ明かされていないし、来年はこの作品も大きく動きそう。つーか動いてもらわないとイライラさせられて困る。ジャンプ最長のラブコメ漫画に相応しい結末を見せてください。
磯部磯兵衛物語 ★★★
カラクリ巨人対決、真っ二つにされても復元するメガ童子がオーバーテクノロジー過ぎて凄い。レーザー砲まで装備しており無敵化と思われたけど、江戸城の大砲には敵わなかった。一発で江戸全域を吹き飛ばす大砲って、これ大量生産したら世界征服できるんじゃね? 将軍家に欲が無くて世界は平和です。
オーバーテクノロジーが入り乱れた戦いの末、江戸はボロボロになったけど、すぐに元に戻りました。江戸の人々の団結力もオーバーテクノロジー級だなあ。いざという時は無類の力を発揮する所は日本人らしいという事でハッピーエンドですね。カラクリに自分の立場を乗っ取られた磯兵衛を除いて。辛いかもしれないけど、来年も適当に頑張れ磯兵衛。
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ジャンプ03・04号の感想
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