櫻子さんの足下には死体が埋まっている
最終回。
櫻子から一方的に別れを告げられた正太郎。年が明けても会いに行く気にならず、無気力な日々を過ごしていました。正太郎は行動派じゃないからなあ。特別な知識も能力も持たない、思春期の普通の男子ですし。
そんな中、正太郎は櫻子との出会いを思い出す。2人が出会ったのは一昨年、日常に退屈し、将来に希望を持てなかった正太郎(つまりごく普通の悩める少年)の前に現れた櫻子は、とても美しくて神秘的で、そして怖かった。この正太郎の反応も普通ですね。動物の死体に目を輝かせる女性と親しくなりたいと思う方がおかしいし、櫻子も決して人付き合いの良い方じゃないし。
認知症になった老女を探す中で見つけた骨の死体。そこから櫻子は老女が子供の頃に犯した殺人の罪を言い当てる。酔っ払ったら凶暴になる父から母を守る為とはいえ、父殺しの記憶は老女を苦しめ続けたでしょうね……。こういう場合、真実を言い当てられる方が心の救いになる筈。一昨年の櫻子はグッジョブでした。前回の櫻子は見習うべし(苦笑)。
立ち止まっていたら未来へは行けない。生きているのなら歩き、走れ。未来を見てなかった昔の正太郎と、今の櫻子は良く似ている。だから正太郎は放っておけず、走り出したのでしょう。まさか異空間を作れる能力に目覚めるとは思わなかったけど(この作品は能力ものではありません)。櫻子に堂々と「あなたの側にいたい」と言い切った正太郎、今までで一番男らしかった。ようやく名前を呼んでもらえたし、この2人の物語はこれからですね。
2人の立ち位置が少し変わった所でアニメは終了。原作が終わっていないらしいので、こういう終わり方は仕方ないか。正太郎と櫻子の行く末とか花房との決着は原作を読め、という事ですね。2期は難しいみたいだし。
総評。死体というか骨に焦点を当てた異色のミステリー。クール過ぎる程にクールな櫻子と、ごく普通の少年である正太郎のコンビはなかなか面白かったです。ミステリーとしてもなかなか良く出来ており、意外な真相に驚かされる事もしばしば。こういう良質なアニメはもっと評価されてほしいですね。
最終回。
櫻子から一方的に別れを告げられた正太郎。年が明けても会いに行く気にならず、無気力な日々を過ごしていました。正太郎は行動派じゃないからなあ。特別な知識も能力も持たない、思春期の普通の男子ですし。
そんな中、正太郎は櫻子との出会いを思い出す。2人が出会ったのは一昨年、日常に退屈し、将来に希望を持てなかった正太郎(つまりごく普通の悩める少年)の前に現れた櫻子は、とても美しくて神秘的で、そして怖かった。この正太郎の反応も普通ですね。動物の死体に目を輝かせる女性と親しくなりたいと思う方がおかしいし、櫻子も決して人付き合いの良い方じゃないし。
認知症になった老女を探す中で見つけた骨の死体。そこから櫻子は老女が子供の頃に犯した殺人の罪を言い当てる。酔っ払ったら凶暴になる父から母を守る為とはいえ、父殺しの記憶は老女を苦しめ続けたでしょうね……。こういう場合、真実を言い当てられる方が心の救いになる筈。一昨年の櫻子はグッジョブでした。前回の櫻子は見習うべし(苦笑)。
立ち止まっていたら未来へは行けない。生きているのなら歩き、走れ。未来を見てなかった昔の正太郎と、今の櫻子は良く似ている。だから正太郎は放っておけず、走り出したのでしょう。まさか異空間を作れる能力に目覚めるとは思わなかったけど(この作品は能力ものではありません)。櫻子に堂々と「あなたの側にいたい」と言い切った正太郎、今までで一番男らしかった。ようやく名前を呼んでもらえたし、この2人の物語はこれからですね。
2人の立ち位置が少し変わった所でアニメは終了。原作が終わっていないらしいので、こういう終わり方は仕方ないか。正太郎と櫻子の行く末とか花房との決着は原作を読め、という事ですね。2期は難しいみたいだし。
総評。死体というか骨に焦点を当てた異色のミステリー。クール過ぎる程にクールな櫻子と、ごく普通の少年である正太郎のコンビはなかなか面白かったです。ミステリーとしてもなかなか良く出来ており、意外な真相に驚かされる事もしばしば。こういう良質なアニメはもっと評価されてほしいですね。