蒼の彼方のフォーリズム
最終回。
いよいよ始まった決勝戦。豪華メンバーによる特訓でパワーアップした明日香は、沙希と互角以上に戦います。無敵の戦術と思われたバードゲージも、ポイントを先取して攻略しました。あっさり攻略したけど、これは沙希を上回るスピードを出さなければ無理な事で、簡単に出来る事じゃないんですよね。ポイント逆転されたら終わりだし。
沙希の攻撃はかわされ続け、さすがの彼女も動揺を隠せない。しかし沙希の強さはバードゲージだけに頼ったものじゃない。グラシュのバランサーを切り、その性能を全開にして明日香を圧倒します。競技中にこれが出来る事が沙希のグラシュの切り札だそうですが、ここまで圧倒的だと次の大会からは「競技中のバランサーカットは禁止」というルールが作られそうだなあ。そしてまた新しい技術や戦術が生み出される。スポーツはそうやって進化してきたのです。
向こうが限界を超えた力を出すなら、こっちも限界を超えるしかない。明日香もバランサーを切る展開は伏線が張られていましたが、真正面からやりましたね。これで沙希と互角、両者は凄まじい空中戦を繰り広げます。その戦いぶりは見ている人達を興奮させ、イリーナが思い描いていた沈黙の戦いとは正反対の光景を作り出しました。クールな沙希も燃えて、死闘を繰り広げる。スポーツものの王道ですなあ。
延長戦を越えてサドンデスにまでもつれ込んだ試合は、最後の最後まで粘った明日香が勝利! FCがフライング「サーカス」という名称なのは選手だけでなく観客も楽しませる、まさにサーカスのような競技だから。その言葉通り見てて楽しい戦いでした。沙希は明日香達の友達になったようだし、晶也は選手に復帰。見事なまでのハッピーエンドですね。最後まで王道を貫きました。
総評。原作は恋愛ゲームなのにアニメでは恋愛要素を排除し、純粋なスポーツものに。この判断には賛否両論あるだろうし、恋愛ネタが好きな私も正直不満があります。しかしスポーツものとしては決して悪くなく、美少女達が天使のように飛び回る空中戦は見てて面白かったです。まあ恋愛を楽しみたかったら、原作ゲームをやれという事ですね。18禁要素もあるし（笑）。
そしてこのアニメは、川田まみさんの歌手引退作品にもなりました。多くのアニメで素晴らしい歌を歌ってきた川田さんには、アニメファンとして感謝するしかありません。今まで本当にありがとうございました。またいつか川田さんの生歌が聞ける事を願っています。
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3月28日のアニメ 2期をやるとしたら選手に復帰した晶也と明日香、みさきとの試合を見たいです
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