5/6　音を武器とするエコーズは、アニメになった事で最も映えるスタンドかも。デザインはグロいけど

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
　康一vs小林玉美。玉美のスタンド「ザ・ロック」はその名の通り錠前そのもので、相手の心に錠を掛けて玉美に対する罪悪感が大きくなればなるほど重くなる。戦闘向きではないけど、玉美のような狡猾な奴が使えば恐ろしい効果を発揮します。DIOやアンジェロみたいに「罪悪感? 何それ?」な真の悪党には通じないけど、康一みたいな優しい人間にとっては天敵のようなスタンドです。
　非常にセコい強請り屋、小林玉美。だけど相手を強請る為なら自分を傷付ける事も厭わない根性も見せています。自分から前歯を折ったり、あの一瞬で財布のトリックを思い付いたのは大したものです。その根性と頭の良さを普通に活かせばいいのに…いや、それが出来ないから強請り屋なんてやってるんだろうなあ。自分の好きな事にしか本気を出さないタイプ。
　相手の罪悪感を利用する玉美のスタンドは、全てを治す仗助のクレイジー・ダイヤモンドとは相性が悪い。だからなのか玉美の相手は康一になり、康一のスタンドが覚醒する切っ掛けを作ってくれました。音を操るエコーズの能力は強力だけど、なぜ康一にこんな能力が?というのは今でも謎なんだよなあ。康一が音楽好きという描写も無いし。
　パワーは低いけど、自分が発した音を相手に染み込ませる事が出来るエコーズ。戦闘ではもちろん、相手への説得にも使える万能ぶり。戦闘のメインは張れないけど、サポート役としては今後も大活躍します。虹村父を殺せる能力ではないので、あの世の形兆はガッカリしてるかも。
　康一と母の絆に敗れた玉美は、康一の舎弟になりました。彼、原作では初登場した時は普通の体格だったけど、回が進むにつれてどんどん小さくなっていったんですよねえ。その変貌ぶりはジョジョファンの間では今でも語り草です。アニメでは最初から小柄になっており、違和感はありません。次回登場する間田敏和も同じパターンのキャラなので、どうなっているのか期待してます（笑）。