「ONE PIECE」は休載です。映画の仕事が終わっても、尾田先生は多忙なようです。
ところで「こち亀」が終わったら、この作品が最長連載作品になるんですね。気が付けばそんなに長く続いていたのか。改めて驚かされました。
「こち亀」連載40周年記年号となる次号は土曜日発売。そして定価は驚きの280円。「こち亀」の第1話がカラーで掲載される分なんでしょうね。大切に保存しておけば、将来値上がりするかも?
僕のヒーローアカデミア ★★★
連載2周年突破記念巻頭カラー。
轟を睨みつける夜嵐。暑苦しいけど悪い人間では無さそうな彼ですが、轟に対しては冷たい目を向ける。轟本人が知らないところで何かあったのかな? エンデヴァーが余計な事をやったとか(あの親父ならやりかねないんだよなあ。苦笑)。
作戦を考えてみんなを纏める出久と、前線で体を張りみんなを引っ張る爆豪。全てにおいて正反対の2人ですが、だからこそ見てて面白い。知の出久と力の爆豪、この2人が真に力を合わせられるようになったら無敵なんですけどねえ。
ブラッククローバー ★★★
ヤミの目的はヴァンジャンスとの会談でしたか。白夜の魔眼との繋がりを疑っているのかな? 確かに怪しすぎる人物だけど。
アスタも強くなったけど、ユノはもっと強くなっていた。こういうライバル関係は友情と嫉妬が入り混じったものになり易いんだけど(例:「NARUTO」のナルトとサスケ)、この2人は清々しい関係ですね。出来る事ならずっとこのままでいてほしい。
食戟のソーマ ★★★
新たな十傑を決めるバトルロイヤルにおいて、すっかり引き立て役になってしまった楠を下した3年生を圧倒した葉山。彼の強さは本物ですね。彼とともに新たな十傑に選ばれた他2名も気になります。
熊の臭いを消すのではなく、活かす方法を考える創真。木を見て何か思い付いたようですが、木のチップを使った燻製をやるつもりかな? いや、それだけではないでしょう。読者の予想外のアイデアを期待。
斉木楠雄のΨ難 ★★★
斉木を超能力者では?と疑う明智。かなりしつこく調べていたけど、鳥束が上手く誤魔化してくれました。こいつに助けられるなんて、斉木にとっては屈辱だろうなあ。では鳥束ではなく、彼に取り憑いた詐欺師に感謝しましょう(笑)。
今回、斉木の暗い過去がチラッと描かれました。普通の人間のふりをしていたけど虐められて、思わず超能力を使ってしまったとか? それがトラウマになって平凡な人生に憧れるようになったとか? 連載も200話を越えたので、そろそろ斉木の詳しい過去を明かしてほしい。
ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★
いよいよ幽奈の過去が語られ……ませんでした。多分、連載が早く終わるようだったらこの時点で語られていたんでしょうね。先延ばしされたのは残念だけど、この漫画がまだまだ続くという事で良しとしましょう。
幽奈が生前、強い霊能力者だったというのは盲点でした。コガラシの大先輩かもしれないのか。いや、もしかしたら血縁かも? 禁断の関係っぽくて少しワクワク(笑)。
BORUTO ★★★
科学忍具を使っていたボルトは問答無用で失格。唆されたとはいえ、これは完全にボルトが悪いから当然の処置です。ボルトは叱る事さえ後回しにしたナルトに怒ったけど、晒し者にしなかった父親の思いが分かりませんか。子供だから仕方ないけど、エディプス・コンプレックス極まれりですねえ。
カタスケが余計な事をやりそうでしたが、良いタイミングで新たな敵が襲来。かぐやと同じ大筒木の姓を持つキンシキとモモシキ、かぐやを恐れさせ、世界最強クラスの忍者ナルトとサスケの2人と互角以上に戦う実力は本物です。ナルト、ボルトを庇って死にそうなんだけど大丈夫かな?
ハイキュー!! ★★★
影山は言葉の使い方は下手だけど、言いたい事は何となく分かる。その助言をちゃんと理解する日向、ツーカー夫婦ですか(笑)。
日向が黄金川を褒めるような事を言ったので、黄金川に闘志を燃やす影山。試合中は割とクールなのに、こういう所は子供っぽくてグッド。この落差が彼の魅力ですね。
伊達工業との練習試合は、より完成度を増した鉄壁に早くも苦戦。春高予選で早々に敗退したけど、だからこそ新たなチーム作りにいち早く取り組めた。今の伊達工の守備力は全国レベル、だからこそこの壁を越えないと。日向と影山、成長した姿を見せるのはどっち? それとも両方?
BOY THE GOLD ★★★★
金未来杯第2弾、杠憲太先生による新体操漫画です。新体操といえばリオ五輪での日本選手の活躍は記憶に新しいですね。だけどかつての日本の新体操はあれ以上に盛り上がっていた。体操ニッポンと言われた時代、その時に活躍した選手の孫が主人公です。
主人公の少年がスーパープレイをやるだけの漫画ではなく、色々と盛り込んでいますね。ヒロインの言葉で、長年の上がり症を克服したのは青春っぽくて良し。目隠しをして演技するという演出には私も騙されました。絵もなかなか上手く、最後まで楽しませてもらいました。
予想以上に面白い作品で、前号の作品も(私の好みには合わなかったけど)悪くはなかった。今年の金未来杯はレベル高いな。後続の作品にも期待しています。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
連載最終回までラスト1、今回はこの漫画の魅力を詰め込んだ内容になっていました。
腕時計についてディープに語り、腕時計をネタに両さんが金儲けをやりそうになったけど、纒家の面々と家族のように関わって良い話にする。いやあ、本当に上手く纏めましたね。秋本先生の漫画家としてのパワーはまったく衰えていません。
しかし次号で最終回なんですよねえ……。「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネスにも認定され、日本の誇りとも言える漫画になりました。次号の最終回は伝説になるでしょう。漫画ファンなら絶対に見るべし。
レッドスプライト ★★★
大増23ページ。
強大な悪の独裁国家に対し、勇ましき少年主人公が堂々と宣戦布告! うーん、何度見てもこういうのはカッコ良いですねえ。
タツが「正義感は強いけど単純バカなキャラ」でなく、冷静に敵の実力を見極めていたのも好印象。このまま少年漫画の王道を貫くのか、それとも次回から変化するのか、なかなかに楽しみ。
火ノ丸相撲 ★★★★
センターカラー。
天王寺vs久世、川田先生の圧倒的な画力で描かれるこの対決は人間同士の試合ではなく、巨大な怪物の戦いという印象を与えます。本当に凄い迫力だなあ。川田先生の画力は今のジャンプではトップクラスでしょう。
この怪物達に闘志を燃やす火ノ丸。沙田を、いや相撲の神さえも投げ飛ばすかのような異様を見せています。そのカッコ良い後ろ姿には沙田でなくても見惚れますね。今回は実に良い絵を見せてもらいました。そして世紀の対決の結果は?
鬼滅の刃 ★★★
スズメにまで心配され、励まされている善逸。ダメ人間一歩手前だけど、女の子の為なら命を捨てられる男らしいところもあるので見捨てないでください(笑)。
蜘蛛のような鬼に操られている隊員達。炭治郎の嗅覚が役に立たなくてピンチかと思ったけど、伊之助が山育ちならではの触覚で敵を見つけてくれた。まさに獣ですな。蜘蛛の鬼は5人家族ですか。5人全員を倒す事になるのか、それとも実は母と子の2人だけとか? 楽な方にしてほしいなあ。
ラブラッシュ! ★★★
サキュバスのイメージに反するくらい臆病者で引っ込み思案なエリス。自分の弱さを良く知っているからこそ、レイジがフリーの内にくっつこうとしていたけど、自分の情けなさも知っているので積極的に出られなかった。キャラの心理を良く考えていますね。山本先生、絵だけでなくキャラ作りの腕も成長しています。
エリスは勇気を振り絞ってレイジに告白しましたが、やはり振られました。サブヒロインとしてレギュラー入りすると思っていたので、こんなに早く振られるとは意外です。ラブコメのお約束を良い意味で破っていくこの漫画、なかなか侮れません。
銀魂 ★★★
自らが滅びる為に地球を滅ぼそうとしている虚と半分不死になった奈落兵、自分達が戦う理由を作る為に地球を攻撃する解放軍。一方だけでも厄介なのに、このタイミングで同時に敵対しなければならないとは、全蔵でなくても「この星オワタ」と諦めますよ。普通の人間ならね。
だけどこの星には普通じゃない奴らがいる。万事屋の面々だけでなく、彼らと関わった多くの人達が希望を掴み取ろうと動き出す。兄の意志を継ごうとするそよ姫が健気で……。全蔵よ、彼女の心意気に応えないようじゃジャンプの愛読者失格だぞ!
約束のネバーランド ★★
ううむ、6話目でこの位置とは。悲観するにはまだまだ早いけど、アンケートの結果が気になります。全体的にスローペースだからなあ。
今まで抱いていた矛盾点や謎に対して作中のキャラクターが疑問を持ち、小気味良く解決していくのは良いんだけど、丁寧に回収しているから話のペースが遅い。最初の難関でこんなに手こずるとは、脱走するまで1年ぐらい掛かりそう。それまで連載が続けば良いんだけど……。
左門くんはサモナー ★★★★
アイドルになったり、オンラインゲームのキャラになったりと最近の天使ヶ原さんは弄くられまくっているなあ。ツッコミの切れ味も上昇してるし(笑)。
敵を倒すのではなく、ゲーム内で良い事をしてレベルを上げるという方法はオンラインゲームに向いてますね。レベルを上げる為なら魔物にでも聖者にでもなるのがゲームプレイヤーというものです。善業を詰めば課金ガチャで良いキャラが出るようにしたら完璧ですね(何がだ)。
現実の病気を撒くウィルスとコンピューターウィルスは別物なんだけど、アンリ・マユならコンピューターウィルスもばら撒きそうなのが怖い。本物の疫病神だからなあ。美しい大天使ガワラは未来の天使ヶ原さんの想像図という事で喜んでおきます。
トリコ ★★★
ジョア、まだ死なないのか。アカシアからこんなにも必要とされているとは、喜ぶべきなのか悲しむべきなのか。
トリコとスタージュン、そして三虎。美食會と戦っていた頃には思いもしなかった夢のトリオ結成ですが、この3人でもアカシアは倒せない。捕獲レベル3万は伊達じゃないという事か。これぞラスボスと言わんばかりの強さです。
トリコを庇ってアカシアに食べられたスタージュン、兄として体が勝手に動いてのかな。彼の死は間違いなさそうだけど、せめて自分達が兄弟である事をトリコに告げてほしい。でないと哀し過ぎる。
ワールドトリガー ★★★
慎重に行動する水上を脱落させたのは何気に大きいですね。こういう奴は目立たないけど確実な仕事をするから。ポイントを王子に取られたのは残念だったけど、総合的に見れば玉狛第二の得になったのでOKです。
遊真vs王子vs生駒、各チームの最強戦士による三つ巴戦は遊真が王子を倒して大きくリード。瓦礫の雨の中で冷静に判断して王子を仕留めた遊真、さすがの強さです。これで生駒隊と2vs2、最後に笑うのはどっちのチームだ?
背すじをピン!と ★★★★
堂々たる土井垣、優勝したらカップル解散を撤回してほしいとリオに要求しました。その言葉にリオの心も大きく動きます。リオが悩んだ末に出した答えを否定するのは、相手役としては心苦しいでしょう。それでも土井垣は言った、いや言わずにはいられなかった。むしろこの状況で言わずにどうするのかと。漢を見せましたね、土井垣。
これで土井垣と理央の勝利フラグが立った……ような気がしましたが、その程度では王者は揺るがない、いやむしろ闘志を燃やしています。リオはまだ迷っているようですが、それでは絶対に勝てません。このまま不完全燃焼で終わるな、リオ!
たくあんとバツの日常閻魔帳 ★★★
いよいよラスボス襲来。たくあんが守ってきた平和な日常を容赦なく破壊する創平、破壊のカタルシスをこれでもか!と感じさせてくれますねえ。牛頭のサービスシーンが色褪せる程の暴れっぷり、やっぱり悪役はこれくらい冷酷でないと。
バツが創平を裁けないのは、裁く者としての格の違いがあるのでしょう。バツが正式に閻魔大王の後を継げば何とかなりそうだけど、それは父の死を認めるという事。最終決戦はバツが自分の心と向き合う展開になるのかな? それもまた王道。
磯部磯兵衛物語 ★★★
磯部母vs先生、磯部藩の天地を揺るがす大決戦! 相変わらずこの2人の強さはとんでもないですねえ。別の漫画に行くべきレベルですよ、この怪物どもは(笑)。
ちなみに私は先生を支持します。磯兵衛は確かに人材に恵まれているけど、彼らに頼り切ってダメ人間になりそうだから。いや、藩主ならそれで良いのかな? 自分が無能でも部下が有能なら何とかなるお仕事だし(おいおい)。