ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
今後の主要キャラとなる川尻親子と吉良の父親が登場。声優は吉良に恋する川尻しのぶが嶋村侑さん、終盤戦の主人公とも言える川尻早人は佐藤利奈さん、そして吉良の父親は大ベテランの千葉繁さんでした。安定感のある演技をする人達が選ばれましたね。このアニメのキャスティングは外れが無く、素晴らしいの一言に尽きます。
特徴が無いのが特徴とも言える吉良の人生。これを素でやっていたのなら本当に平凡な男だけど、彼はワザとやっているんですよね。狙って3位ばかり取るなんて、逆の意味で目立つ気もするけど。爪を集めている事をカットしなかったのは良かった。この事をカットしたら、吉良の異常性が薄まってしまいますからね。
吉良の父親は息子の罪を知っていた。しかし息子を警察に突き出したりせず、むしろ庇っていた。人としては間違っているけど、親としては当然の気持ちなんだろうなあ。第6部の話だけど、承太郎も娘の為なら法律を無視するような事をするし。
ちなみに吉良の父親があそこまで息子を愛するのは、母親が吉良を可愛がり過ぎて虐待に近い事をやっており、それを防げなかった負い目で、という裏設定が……あったのですが、荒木先生がカットしました。こういう辛い過去を背負わせると吉良も可哀想な奴になってしまい、悪役として際立たないからだそうです。その判断、間違ってません。
吉良の父親のスタンド、アトム・ハート・ファーザーは自分が写った写真の中の世界を支配するという能力を持っています。他人と一緒に写ればやりたい放題で、承太郎の機転が無ければ仗助は殺されていました。この後は写真となって飛び回るだけなのでご安心を。いや、あの矢でスタンド使いを増やしまくるんですけどね。
弓と矢が複数あるというのは、なるほど言われてみればと感心しました。ちなみにこの後にも他の弓と矢が出て来て、ジョジョ達の運命に大きく関わってきます。肝心なのは鏃だけなんですけどね。矢ではなくナイフにした方が使いやすかったのでは?
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9/16 吉良に惚れてしまったしのぶさん、でも殺人犯って意外とモテるのです。悪は人を惹き付ける…
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