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ジャンプ42号の感想

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 今号は表紙も中身も「こち亀」一色。巻末コメントも全作家&編集部員&編集長自らが秋本先生への労いを書いています。

 

 でも週刊連載で40年も続いた歴史的大作の最後を飾るには、これでも不十分と思えてしまう。本当に凄い漫画だったんだなあ……。「こち亀」が載っていない週刊少年ジャンプなんて、この40年誰も見た事が無い。そう考えたら本当に寂しくなります。

 連載作品のあちこちに「こち亀」のオマージュが。両さんの眉毛は分かりやすくて安心します(笑)。

 

 そして伝説の始まりである「こち亀」第1話がオールカラーで掲載されました(一部の台詞が修正されています)。最近の両さんしか知らない人が読んだら、ビックリしただろうなあ。絵柄の違いについてはツッコまないように(笑)。

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★★★(この漫画そのものへの評価です)
 最終回。まさかこの漫画の最終回の感想を書くなんて、考えもしませんでした。
 最終回だからと言って湿っぽい話にはせず、最後までドタバタと賑やかに進めたのは、この漫画のフィナーレらしくて良かった。星逃田は気の毒だったけど、最終回のオチとして使われたのならキャラ冥利に尽きると考えましょう。
 単行本との同時最終回という前代未聞の試みも、この漫画らしい。オチが違うというあざとさも許します(笑)。ちなみに私は友人が買ったのを読ませてもらいました(お前も買えよ)。
 総評……って、この偉大な漫画に対して私如きがアレコレ書く資格なんてありません。毎週楽しみにしていた訳ではないけど、それでも「こち亀」が終わると聞いた時、私の中で何かが終わった気がした。そんな漫画、後にも先にも「こち亀」だけでしょう。
 両津勘吉巡査長、そして秋本治先生、40年もの長きに渡る連載、一度も休まず続けた偉業には敬服するしかありません。しかし秋本先生の伝説はまだ終わらない。他誌での読切も、ジャンプでの次回作も楽しみにしています。

 

ONE PIECE ★★★
 ヴィンスモーク家、超久しぶりの家族全員での会食。しかしサンジと家族との心の距離は、本人達が思っていた以上に離れていた。料理を粗末にするニジは人として間違っているけど、人の上に立つ王族としては……いや、やっぱり間違ってるな。こいつらのクズっぷり、天竜人といい勝負だわ。
 ヴィルマ66の兵士の秘密。人工的に作られた連中だったのか。大量生産されている兵士達はクローンか、それともサイボーグか。同じ顔の人間がたくさんいるという事でパシフィスタを思い出したけど、シーザーと同じようにベガパンクの研究を盗んだとか?

 

ブラッククローバー ★★★
 ユノのアスタへの愛、もとい友情が強すぎて眩しい。精霊だろうと年上のオネーサンだろうと、この2人の間には割り込めないわー(笑)。
 最近は活躍しているけど、まだまだ黒の暴牛への評価は低い。ランギルスが兄を馬鹿にしているのも、あんな落ちこぼれの騎士団に入って……と思っているからでしょう。でも彼がいる騎士団も怪しいんですよねえ。ヴァンジャンスの素顔と、その真意とは?

 

僕のヒーローアカデミア ★★★
 あの救出劇から爆豪の心境も変化したようです。今までの彼なら考えるより先に行動してしまい、そこを敵に突かれる事が多かった。だけど今は攻撃的な性格は変わってないけど(苦笑)冷静に考えるようになったし、彼を理解してくれる仲間がいる。
 出久達もきっちりポイントを稼ぎ、雄英からの脱落者はゼロ。どんな相手にも対応し、ピンチを切り抜ける知恵と力と技を持っている。やはり他の学校の生徒とは経験値が違いますね。しかしこのままでは済まないでしょう。2次試験の老人達は昔のヒーローかな? だとすると子供達は何者?

 

火ノ丸相撲 ★★★★
 高校力士の頂上対決は久世が勝利しました。天王寺が弱かった訳ではない。でも久世は彼の力を僅かですが確実に上回った。力と力のぶつかり合いは歴史を変える名勝負を産みましたね。今後の高校相撲界は久世を中心に動く事になりそう。
 いや、そうは問屋が卸さない。今はほとんど注目されていないけど、火ノ丸の闘志は静かに燃えています。孤独に戦い続けてきた男は今、本当の仲間を得て更に強くなった。心技体全てにおいて今の火ノ丸は最高潮、後は勝つのみ! うーん、燃える。

 

ハイキュー!! ★★★
 伊達工のブロックは、真ん中にブロッカーを集めるバンチ・シフトというやり方です。よく目にする選手が拡散して防ぐスプレット・シフトと比べるとサイドへの攻撃に対応できないという欠点がありますが、あらゆる攻撃に対して複数で対応するバンチ・シフトは極めれば文字通りの鉄壁となる。伊達工に相応しいシフトですね。
 強固なブロックによる重圧を心地良く感じ、伸び伸びとプレイする影山。やはり天才か、と褒めようとしたら西谷を「邪魔!」と言っちゃいました。西谷がミスをしたのならともかく、ナイスレシーブしたのになぜ? 周囲との息が合わなくなってきたら中学時代に逆戻りだぞ、影山。前科があるので心配になります。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★★
 今回はコガラシも幽奈もお休みで、宮崎家でおせわになってるこゆずの話。寝てる間に他人の旨を丸出しにするとは、無邪気なこゆずだからこそ許されるクセですね。いいぞもっとやれ。パンチこそを胸にピッタリだとするセンスといい、こゆずは将来有望ですな(笑。どういう意味だ)。
 千紗希とも母親の日和とも仲良くなったこゆず、このまま宮崎家に住んでも良かったと思いましたが、自分を鍛える為にあえて優しい宮崎家から出るとは、しっかりしてますねえ。親に千尋の谷に落とされるのではなく、自ら谷に落ちる彼女の勇気は見習うべき。まあその谷には、おっぱいのように柔らかいクッションが敷いてあるんですけどね。

 

レッドスプライト ★★★
 雷髄人間の国マゴニアの主要人物を紹介。一番気になるのは操舵士のフォールですね。貴重な女性キャラというのもあるけど、彼女だけ本名を明かしていない。実は名前だけならみんなに知られている有名人とか?
 あれ程の事をやったのに、マゴニアの事は一切報じられていない。それはエデニア政府がマスコミを抑えているだけでなく、隠密理にマゴニアを葬り去る手段があるから。謎めいた遺灰戦士、普通の人間ではなかったアトラス、そして現れた敵の駆逐戦艦。容赦する気はまったくありませんね。だからこそ燃える展開。大空中戦に期待します。

 

斉木楠雄のΨ難 ★★★
 斉木さえもビックリさせる「こち亀」終了。超能力者の彼でも、こんな結末は予知できなかったか……。
 という訳で、今回は「こち亀」のリスペクト回。斉木父の復帰ストーリーは両さんのそれとまったく同じで、麻生先生の「こち亀」愛が詰まっている話でした。
 あと斉木父は靴舐め職人として独立した方が稼げると思います。息子達から軽蔑される? 大丈夫、今も全然全くこれっぽっちも尊敬されてないから(笑)。

 

ワールドトリガー ★★★
 激しい最後の攻防に勝利したのは生駒でした。しかしチームの勝利は玉狛第2が手にしました。咄嗟の判断で隠岐を落としてポイントを稼いだ遊真はナイス。豊富な実戦経験を活かしましたね。
 しかし解説の2人にも言われているとおり、今のメンバーではこの辺りが限界。千佳が人を撃てない事は知れ渡っているし、ワイヤーの罠があっても遊真が落とされたら戦力は激減してしまう。しかしこの弱点を補う希望はある。さあ、ヒュースの活躍を見せてもらいましょう。ボーダーの面々を驚かせてやれ。

 

特別国家公務員改造者対策課 田中誠司 ★★★
 金未来杯第3弾。作者は天塚啓示先生。
 作画は少々ゴチャゴチャしているけど、見辛い程ではない。ストーリーも改造人間という古いネタを使っているけど、古臭さを感じさせない。クールに見えて実は人情家な主人公も好感が持てます。決して悪い漫画ではありません。
 しかし、新人の読切に最も必要な「作品の独自性」には欠けていますね。主人公は見た目も性格も見覚えがあるし、改造人間ネタも目新しいものではない。悪くはないけどあまり褒めたくない、非常に微妙な漫画です。うーん、困った困った。

 

食戟のソーマ ★★★
 漁師さん、キャラが濃いなあ。両さんっぽい眉毛のせいもあるけど(笑)。
 五味子を使った熊料理は久我からも高い評価を受けたけど、葉山の熊料理は香りの時点で創真のものを遥かに上回っていた。やはりスパイスの使い方では葉山の方が圧倒的に上か。スパイス以外の方法を考えないと勝ち目無いかも?
 葉山がセントラルに従っている理由は、やはり汐見先生の為でした。多分、彼女のゼミを守る為なんだろうなあ。それを彼女が喜んでいるかどうかは分からないけど、愛する人の為に戦う男は理屈抜きで強い。創真の反撃に期待しているけど、今回は少しヤバいかも。

 

ラブラッシュ! ★★★
 転入してきたココロよりもシズクの事が気になっているレイジ。そりゃあ愛の告白をしたのに返事が貰えなかったら、気になって仕方ありませんよね。私だったら食事を取る気にもなりません。つーかシズクもレイジも弁当大きいなオイ。食べ盛りで結構です(笑)。
 シズクにとってレイジは幼馴染、ではなく「大事な」幼馴染。どれくらい大事なのかが問題でしたが、キスしても良いと思えるくらいには大事みたいです。そのキスが親愛のキスか、愛情に溢れたキスなのかが肝心なんですけどね。
 しかし普通のラブコメ漫画と比べて展開が早いなあ。まさに「ラブラッシュ!」。このハイスピード感、嫌いじゃありません。むしろ良い。

 

銀魂 ★★★
 おや、奈落三羽って朧と骸(信女)と虚の事じゃなかったんだ。虚は奈落の首領だから別枠だったんですね。という訳で三羽最後の1人、柩が登場。今まで何をしていたのかな? 空知先生の事だから、単行本で笑えるエピソードを書いてくれそう。いつぞやのヅラみたいに画面の外でスタンバっていたとか(笑)。
 両さんの眉毛の印象も薄れる程の壮絶過ぎる戦い。その果てに待っていたのは、銀時の無念の絶叫。ここで虚を仕留められなかったのは痛いですね。解放軍も本格的に動き出してしまい、地球滅亡のカウントダウンが始まりました。このカウントダウンを止めるのは銀時か、それとも……?

 

約束のネバーランド ★★★
 新たなシスターと赤ちゃんの来訪は、一時の絶望と大きな希望になりました。クローネがこんなに欲深でお馬鹿さんだったとは、イサベラにとっては大誤算だったろうなあ。発信機も見つかっちゃったし。耳の裏とは誰も気付かない、文字通りの盲点でした。ようやくエマのターンになって、主人公らしくなつてきました。
 しかし本当の敵である鬼は、とてつもなく強大。切れ者のイザベラでさえ大人しく従うしかないボスとは、一体何者なのか? 脱走が成功したとしてもエマ達の試練はまだまだ続きますね。それまで連載が続けば良いんだけど。

 

鬼滅の刃 ★★★
 表紙絵の糸で括られている女性に物凄いエロスを感じた。拘束されている美女って、何というかその、絵になりますよね(このドスケベが)。
 鬼の家族は仲が良いか、母親が子供を利用しているのだと思っていたけど、むしろその逆。母鬼は夫を恐れており、息子の累は母親の監視役でしょうか。鬼らしい、かなり殺伐とした親子関係です。
 糸を木に絡める事で操られている隊員達を助けたけど、骨が内蔵に刺さっている人は助からないかと。そしていよいよ母鬼が動く、いやその前に切り札を出すようです。もっと強い隊員が操られているのかな?

 

左門くんはサモナー ★★★
 てっしーのお母さん、普段もエロいけど水着姿もエロいな。こんな美女と結婚したてっしーパパを恨みで殺したい(おいおい)。
 夏休みをどう楽しむか、そして楽しめたかどうかを決めるのは他人ではありません。そんな当たり前の事を忘れた笑美に、クズ人間達の怒りが爆発します。今回は左門達の方に同調しましたね。夏コミとアニサマに行って、大いに楽しんだ私の夏の思い出を笑ったあのクソッタレに天誅を(個人的な恨みをここで語るな)。
 嫌がらせの為だけにタイムスリップする左門、成績は良いのにこういう時は馬鹿になるなあ。馬鹿だから誰かが止めない限り止まらない。時間を弄ぶ者は時間に泣かされる、という事で。結局みんなで良い夏の思い出を作れたし、ネビロスもスカッとしたでしょうからオールOK。来年は海、行こうかな?

 

背すじをピン!と ★★★
 圧倒的な力を見せつける王者・咲本&サラ。絶対王者と言われるだけの実力を披露します。相手の力を認めた上で、彼らのダンスをバージョンアップしたダンスを踊る。そんなつもりは無いだろうけど、このやり方で相手の心も体も圧し折っています。まさに王者の行軍、近づく者は誰であろうと吹き飛ばすのみ!
 自分のダンスをコピーされた上に、更に成長した踊り方をされたら、宮大工が動揺するのは当然です。自分に自信を持っている人なら尚更ダメージは大きい。スピードが自慢の御木をも上回るスピードダンスを踊るとは、王者に弱点はありません。戦うのなら真っ向からぶつかるしかない。今のこの会場で、それが出来るペアは……。

 

トリコ ★★★★
 トリコとスタージュンは兄弟だったのには驚かなかったけど、アカシアとフローゼの子供だったとは……。いや、これももしかしたらとは思っていたけど、フローゼの死から逆算するとトリコ達が若すぎるのでね。しかしまさか胎盤ごと取り出していたとは、フローゼ無茶し過ぎ。そんな状態で更に無茶をすれば、そりゃあ死にますよ。母の愛はとてつもなく深かった。
 兄の死を見届けたトリコは、スタージュンに導かれて自身の食欲と向かい合う。トリコの全ての毛が抜けた後の両さん眉には笑った。シリアスな場面でこういうサービスをするところは、実に島袋先生らしい。食欲と一体になったトリコ、これでアカシアとも互角に戦えるかな? この漫画の終着点も近づてきたようです。


たくあんとバツの日常閻魔帳 ★★★
 現世と地獄を1つにしようとする創平こと渾沌。閻魔大王でさえ彼を裁けず、牛頭達の強力な攻撃も一切通じない。ラスボスに相応しい強さですが、たくあんは彼を裁く方法を知っていた。それは自分と創平の両人を裁く事。たくあんも罪を犯していたのです。
 これはなかなかに意外な展開でした。でも、よく考えたら伏線は張られていましたね。創平とはそもそも何者なのか、お互いを自分だと言う2人の関係の真実とは? 大体の答えは分かっていますが、次回の解答を楽しみに待ちます。


磯部磯兵衛物語 ★★★
 出る漫画を間違っている2人による最終戦争。磯部藩どころかこの世界そのものが滅びるんじゃね?と思ったけど、終わってみたらむしろ良い感じに。雨降って地固まるというやつですネ。雨どころか地球が滅亡しそうなレベルだったけど(笑)。この2人の喧嘩はもう見たくないような、再戦してほしいような複雑な気分。


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