ガーリッシュナンバー
千歳、性格はダメ人間というかクズの一歩手前だけど、そこが人間味を感じられるというか、妙に憎めない。何より顔は良いし(笑)。表情がコロコロと変わるので、見てて飽きません。千歳は外見の可愛さが無くなると魅力が半減するので、作画崩壊だけはしないでくださいね、いやマジで。
モブキャラばかり演じていた立場から、メインヒロインに大抜擢。千歳が調子に乗るのも分かるけど、世の中そんなに甘くなかった。いや、私がスタッフだとしても新人一人に任せるのは不安だし、CDデビューさせるならユニットを組ませますね。コケても被害は分散されるので最小限に済むし。
という訳で千歳とユニットを組む新キャラ、養成所の後輩である久我山八重と、関西弁を使う片倉京が登場。天然で腹黒らしい八重は後輩キャラとして人気出そう。京はアニメ業界に詳しいようで、業界の仕組みについては素人同然な千歳では無理な解説役になりそう。千歳からは「意外にあてになんない」と言われてるけど、君よりはマシだから(笑)。
新人3人に売れっ子2人を付けるという声優のポジションは万全だけど、問題はスタッフ。キャラデザインを大幅に変更して原作サイドを怒らせるわ、PVは素人が見てもヤバいレベルだわで先行きが不安。遂に編集部から呼び出しを食らって、楽天的な九頭プロデューサーでさえ深刻になる。これ、制作中止か放送延期になりそうだな。千歳の春は思ったより短かったねえ……(いやいや、まだ決まってないから)。
1話に続いてアニメ業界のブラックな裏側を、なるべく面白く描いています。九頭のような人も多いんだろうなあ。でも、千歳や九頭みたいに前向きというか簡単には凹まない精神を持ってないと、アニメ業界では生き残れない。ブラック過ぎるお仕事だけど、声優もスタッフも挫けずに頑張れ。