ウルトラマン列伝
今回はウルトラマンマックス第33話「ようこそ! 地球へ 前編 バルタン星の科学」を放映。ウルトラマンの宿敵バルタン星人とマックスの戦い、そして平和を求める子供のバルタン星人と地球人の出会いから始まる話の前編です。
この話に登場するバルタン星人、ダークバルタンは歴代のバルタン星人の中でも最強と言われています。マックスのバルタン星の科学力はウルトラの星の科学力を超えているそうで、それがハッタリでない事はダークバルタンの強さが証明しています。反重力を操り、超巨大化能力を持ち、無数のクローン分身を作り出し、マックスをも拘束する光線を放つ。まともに戦ったらシャイニングウルトラマンゼロでも危ういかも。
ダークバルタンは地球人を危険視して地球を侵略しに来ましたが、バルタン星人全員がダークバルタンのような過激派ではなく、穏健派もいました。子供のタイニーバルタンがダークバルタンを止める為にやって来ましたが、穏健派はなぜ子供にそんな重要な任務を任せたんだろう? タイニーは確かにしっかりした子だけど、子供一人に任せるのは不安過ぎる。バルタン星人の思考は人間とは違うんだろうけど、せめてお付き役ぐらい同行させても良かったのでは?
圧倒的な強さを見せたダークバルタンですが、彼から見たら地球人のほうが危険な種族らしいです。「地球を汚し尽くしたら、次は月や火星を我が物にしようとする」、そしていずれは宇宙全体を侵略しようとするらしいけど、侵略者に言われたくないなあ。自分達がそうだったからと言って、他人がそうなるとは限らないのに。
放映された時期がそうだったから仕方ないけど、マックスはやたら環境破壊とか、侵略者より地球人の方が悪いという話が多いんですよね。そういう話はたまーにやるからインパクトがあるのに、頻繁にやったら説教臭くなって説得力を無くしますよ。大人が好きな話を子供が気に入るとは限らないのです。この話にどんなオチがつくのか、後編をお楽しみに。
断裁分離のクライムエッジ
学校に通う事が許された祝。切と同じクラスなのは、まあお約束ですね(笑)。祝が人気者になるのもお約束というか、至極当然でしょう。ランドセルがこんなに似合う中学生がやって来たら、そりゃあみんな可愛がりますよ。可愛い女の子だし、髪が切られて短くなっても綺麗だし。髪は一晩経つと元に戻るそうで、長髪派も大喜びですね(笑)。
殺人鬼が残した殺害遺品(キリンググッズ)を受け継いだ子孫は、先祖の殺意に支配されて凶悪な殺人鬼・権利者(オーダー)となる。注射器型の殺害遺品・昏睡昇天のインジェクションを使う病子が祝を狙う。祝を殺した殺害遺品の権利者は、どんな願いも叶えられるのか。殺意を向けるには充分過ぎる理由ですね。権利者はみんな性格に難があり、叶えたい願いも深刻そうだし。
切vs病子、殺人鬼同士のバトルは当然血しぶきが舞う壮絶なものに。さすがにカラーではありませんが、規制しないと地上波では放映できない程のスプラッターなシーンになるでしょうから文句はありません。両親を殺した病子は自分を助けてくれた姉・法子に依存し切っている。しかし法子は病子の殺意を引き受ける覚悟を決めている。歪んでいるけど姉妹の絆は本物なのか。注射シーンがエロすぎたけど(笑)。
祝と病子と法子の保護者、プロフェッサこと皇鼎が登場。即座にロリコン認定される変人で、色々知っています。殺害遺品を作ったのは祝の先祖で、髪の女王である祝は殺害遺品の権利者達に狙われる運命にある。祝を守る騎士役として皇に選ばれた切、傍観者として楽しむ気満々ですね。殺人鬼とか殺人事件とか自分が被害者にならなければ、最高クラスの娯楽か。ううむ、自分にも思い当たる節があるかな。人の心は醜い。
殺害遺品の権利者は、人以外の何かを壊したりする事で発散させないと殺害遺品に支配されてしまう。切の場合、祝の髪を切る事が代償行為になるから祝に死なれたら困る。生きる希望を見出した祝の笑顔が可愛いぞコノヤロー。まあそんな理由が無くても切は祝を守るでしょうけどね。頑張れ正義の殺人鬼(まだ一人も殺してないけど)。
RDG レッドデータガール
現状に納得していない深行は東京に修学旅行に行くついでに泉水子の母・紫子に会って何とかして貰いたい。深行の事が「嫌い」と言い切った泉水子も彼に協力しますが、機械との相性が悪すぎる彼女はケータイに触れる事も出来ないし、人混みも苦手。生活面だけでレッドデータ級の希少さですね。触れただけで機械を壊してしまう泉水子は、現代社会では生きていくだけでも大変です。
東京に来たものの紫子とは会えず、泉水子は得体の知れない「あれ」に追われ続ける。都庁や新宿駅など見慣れた風景が出たのは嬉しかったけど、その中で繰り広げられるホラーっぽい展開にはゾッとさせられました。いつもの平和な世界がミステリーの舞台になるって、新鮮だけど怖いな。
心底から震える泉水子を深行が守る。あまり好きではない相手でも、怯えている女の子を見捨てるなんて男じゃない。深行の泉水子への好感度も少し上がったかな? 好感度というより興味とか好奇心かもしれないけど。
泉水子が怯えていたのが雪政だったのには、驚き&拍子抜け。しかしどうやらこの真相には裏があるようです。山伏が修行しなければ得られない力を泉水子は生まれながらにして持っており、その力を狙う者は大勢いる。敵の正体は未だ不明、というより多すぎて分からない? 泉水子の近くに既に潜んでいそう。怪しすぎるくらい怪しい奴もいるし。
泉水子の体に宿って降臨した「姫」。雪政でさえ平伏するこの女性が泉水子の力の鍵を握っているみたいですが、彼女は今代限り、つまり泉水子の代で世を去るつもりらしいです。という事は「姫」の最後の力を狙って敵も動き出すのか。泉水子の周囲が一気に騒がしくなりそう。山奥から大都会に舞台が移る日も近い?
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4月10日のアニメ感想
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