「BLEACH」の企画が一斉に発表されました。千年血戦篇のアニメ化も「BURN THE WITCH」の連載&アニメ化も本当に嬉しい。
でもこれ、本来なら中止になったAnimeJapan2020で発表する予定だったんだろうなあ。関係者の皆様、挫けずに頑張ってください。
表紙裏の広告、ZIIIROの新型時計。針や字からではなく絵柄で時間の経過を読み取る時計とは、何て言うか凄いな。こういうチャレンジ精神は好きです。
えっ、「でも普通の時計の方が読み易くて便利じゃね?」 しーっ、私もそう思ったけど、こういうのは作るのが大事なの!
約束のネバーランド
ピーターとの最後の対決は思わぬ展開に。いや、エマだったらこう言うよね。賢いからこそ誰よりも優しくて、そして強い子だし。
エマだって今まで多くの大切なものを失ってきた。ピーターを憎む心はある。だけど悪い敵を殺してハッピーエンドだ!と喜べる程、彼女は愚かではない。鬼にもピーターにも事情があると分かってしまうから、手を差し伸べてしまう。賢すぎるんですよ、エマは。
エマの考えには賛否両論あるでしょうけど、ここから先はピーターの問題。素直にエマの手を握り真の平和を選ぶのか、大人の意地を見せて救いようのない悪として散るのか。父親を名乗るのなら、父親らしい決断力を見せてほしい。
鬼滅の刃
肉を増やし、赤子のような姿になって逃げようとする無惨に対し、鬼殺隊は文字通り総力戦で逃亡を阻止する。ボスとの最終決戦としては珍しい展開で、だからこそ面白い。
最後の最後に炭治郎が決めて、遂に陽の光が無惨を照らす! この悪鬼の体が砕け散る時が来ました。次号の巻頭カラーで無惨の最期、そしてハッピーエンド…になるのでしょうか? 吾峠先生がそんな単純に終わらせるとは思えない。無惨、まだ悪あがきしそう。
ONE PIECE
やってくれたぜ傅ジロー! 救援に来てくれただけでなく囚人たちまで解放してくれたとは。ヒョウ五郎達も無事だったし、これで戦力は整った。一気呵成に鬼ヶ島に乗り込むのみ!
あの絵にはそんな意味があったのか。錦えもん、読者まで騙すとは…と感心したら面白いオチが。お前も勘違いしてたのかよ! 絶対に油断しない策士のオロチを、天然ボケで欺いた錦えもん。この抜け作っぷり、割と好き。
呪術廻戦
センターカラー。
ブチ切れななみん怖い。好き放題やっていた敵に同情してしまう程の殴りっぷり。クールに見えて実は人情肌ですからね、彼。怒りのままに暴走するキャラではないけど、ここまでキレてると心配になります。
虎杖は渋谷駅へ潜入。こういう集団戦では狗巻の術は役立つなあ。頼りになる先輩のおかげで敵地に一番乗りしたけど、待っているのは強敵ばかり。ここからが本当の戦いです。まだまだ先は長いけど退屈しませんね。
Dr.STONE
イカサママスターのゲンvs半端なイカサマはすぐに見抜くコハク。実質この2人の戦いかと思ったけど、やはり最後に決めるのは千空ですね。こういうトリック対決なら科学者の方が有利だし。
かぶれ過ぎな千空が勝った事で、航路はハイリスク・ハイスピードな方に決定。犠牲者ゼロで着けるかな? 漫画だから大丈夫…な気がしないんだよなあ。思わぬハプニングが起こるかも。
ハイキュー!!
影山の過去話。生まれた時からバレーボールが大好きで、競技のバレーも楽しくて、どんどん実力を上げていった。祖父という最大の理解者がいたのがラッキーでしたね。どんなに優れた才能も、磨かれなければ輝かない。
幼い頃の影山はバレーを長く楽しむ為、相手に合わせて手を抜いていた。だけど祖父の言うとおり、勝ち進めば進む程、強い相手は出てくる。温い環境で自分を弱くする必要なんて無い、強さに貪欲になっても良い。影山のエゴイストっぷりは、ここで生まれたんですね。爺ちゃんの教育、今も生きてます。
最強の味方が最強の敵に。日向が感じている喜びを、影山も感じてきた。こうなったらもうこの2人は止まりませんよ。盛り上がるしかない第2セットは、影山の反撃に期待します。
ゆらぎ荘の幽奈さん
センターカラー。カラーの見開きは正統派のエロくて、ごっつぁんです。大奥って男のロマンですよねえ……。
本編は触手プレイ全力全開。単純に美少女と触手を絡めるのではなく、顔だけ元に戻ったマッスル美少女に、黙っていれば美形の男達まで触手の餌食にするとは。ミウラ先生、気合い入れ過ぎでは? つまり最高。
マッシュル
大増23ページ。
ランスはやはり悪ぶっていただけか。でも堂々と自分はシスコンだと宣言したり、卑劣な手は使わなかったので読者も受け入れるでしょう。マッシュとも良い感じになったし、再登場した時は味方になってくれるでしょう。
だけど相変わらず絵は…下手というか、独特のセンスに溢れているというか、評価に困ります。ストーリーはそんなに悪くないので余計に惜しい。画力とは簡単に上がるものではないけど、それでも頑張ってください。
僕のヒーローアカデミア
前半は成長した常闇の活躍と彼がホークスを慕っているところを見せて、後半はホークスとトゥワイスの哀しい戦い、そして情に流されたホークスの敗北という過酷な結末を見せる。堀越先生エグいっす。でも最高です。
読者が仲間の為に戦うトゥワイスに感情移入するのも、すぐに止めを刺さないホークスの甘さに哀しくなるのも、救援に駆け付けた荼毘のカッコ良さに痺れるのも全部計算の内なんだろうなあ。素晴らしい。漫画のお手本を見せてもらった気分です。
ブラッククローバー
何気にゴーシュと関わる事が多かったグレイ、そういう理由があったんですね。仲間に素顔を明かしていなかった頃も、影からゴーシュを見てドキドキしてたんだろうなあ。うーん、青春。シスコンだけど実は結構モテるゴーシュはシネ。いや生きろ。
ボクシングにも長けていたダンテによってアスタも倒され、黒の暴牛は壊滅寸前。しかしここで千両役者が登場! ヤミの救援は頼もしいけど、ダンテの標的はヤミだったよなあ。という事は対策も万全な筈。この戦い、今までで1番キツい展開になるかも。
アンデッド アンラック
アンディ=モザイクというイメージが付いてしまい、作者も気にしていたみたいだったけど、ようやく服をゲットしました。本来なら敵であるUMAを服にするとは、なかなか面白いじゃないですか。クローゼスことクロちゃん、アンディへの良いツッコミ役になりそう。あとムイさんはレギュラー入りしてほしい。チャイナ服万歳。
UMAを1体捕まえただけで昇格できるとは、円卓って意外と緩いのか、それとも下はそんなに点差が無いのか。厄介なUMAらしいスポイルを捕まえたら、一気にランク上がりそう。その分、キツいクエストなんだろうけど。
ぼくたちは勉強ができない
幽霊少女まで惚れさせるとは、成幸のモテモテっぷりは相変わらずだなあ。浮気なんて絶対にしないから安心してるけど。
高校の頃より積極的になった理珠。スタイルが良くなった分、成幸も読者もドッキドキです(笑)。関城さん、除霊してもらった方が良いですよ。
成幸と理珠、付き合ってないのがおかしいくらいのイチャイチャっぷりですが、どうやら2人の付き合いは「ゲーム」だそうです。そういえば理珠はレトロゲーム好きだった。その辺と関係あるのかな? そして「ゲーム」なら相手がいる筈だけど、誰と競っているのか? 正統派のラブコメだったうるか編とは違い、かなり捻ったラブコメになりそうで楽しみ。
魔女の守人
ドレイクは師匠役になりますか。単なる優しい師匠ではなく、なかなか厳しい出だしにしたのは好感が持てます。ファフナが弱くて、ハードトレーニングで強くしないと話にならないし。
だけど、どうにも話が単調というか、予定調和であまり面白くないんですよ。そろそろ読者の期待を裏切る展開を入れないと、生き残るのは厳しいかと。
チェンソーマン
トーリカの師匠、敵の中では1番まともそうに見えたけど、一番ヤバい人でした。ドイツのサンタクロースさえも操り、デンジ達を地獄に引き入れましたよ。マキマさんといい、この漫画の女性は怖い人ばかりか。パワーが癒しキャラに思える(苦笑)。
新たな戦いの舞台、地獄は随分と穏やかな場所でした。勿論、見た目で判断するのは馬鹿です。空一面のドアから化け物が現れるぐらいは考えておいた方が良いでしょう。デンジ以外の面々は誰か死にそう。
今回は絵が抽象的で、漫画というより絵画の展覧会を見ている感じでした。藤本先生、こういう絵を描かせたらジャンプで1番かも。まだまだ底が見えず、侮れない人です。
アクタージュ
全てを失っても、悔しさだけは残ってくれた。それでこそ花子さん、負けっぱなしで終わる程優しい女じゃありませんよね(笑)。むしろこういうタイプの女性は怒らせたら怖い。でも娘に父親への恋話を迫られて赤くなる花子さん、可愛い。
上演はどんどん進められ、夜凪達のサイド甲が圧倒的に不利。共同稽古は互いのレベルを高めるけど、差を縮めてはくれない。千世子が崩れる事なんてあり得ないから、天知がサイド乙の勝利を革新するのも分かります。
だけど夜凪景という役者は、追い詰められる事で成長してきた。今回は今までで1番追い詰められており、そして1番燃えている。千世子も夜凪も更に化けそうで、千秋楽は大波乱必至ですね。すっごく楽しみ。
ミタマセキュ霊ティ
待望のバイトを始める事が出来たハゼレナですが、バイト先にはちょっと危険な先輩が。でもこの漫画は18禁ではないので、ご安心を。まあ18禁だとしても、こんなチャラ男にハゼレナが靡く筈ありませんけどね。この子、将来が心配になるくらい恋愛には鈍感だから。
それに彼女には頼もしい守護霊、いや背後霊がいる。それもぎっしり。あといつもの3人も。こいつら何だかんだいって仲良いな。スタンド使いならぬ霊使いなのに加え、保護者が3人もいるハゼレナ。無敵か?
チャラ男に取り付いていた悪霊、コーヒー豆で顔を作るとは器用だなあ。彼女に限らず悪霊って、生前よりも器用になりますよね? プラモデルとか作らせたら神レペルのを作っちゃうかも(笑。怖いわ)。
夜桜さんちの大作戦
外見はロリ可愛いのに出番が少ない二刃。まあ女性キャラは目立たせすぎると正ヒロインの六美の影が薄くなり、この漫画の存在意義が失われますからね。恋のライバルにしたくても太陽は六美一筋だし、少年漫画で姉妹で男を取り合うのはちょっと、ねえ……。
それでも今回の話で二刃ファンは増えたと思います。しっかり者で強いロリ少女が、実は幽霊嫌いで、その理由は「力の通じない敵に家族を奪われたくないから」という愛に溢れたもの。これで人気が出ない方が変ですよ。凶一郎を止められる数少ないキャラだし、二刃の出番が増えると良いなあ。
AGRAVITY BOYS
すっかり馴染んだコージさんが宇宙一の歓楽街へ招待してくれたけど、こいつがそれだけで終わる筈なかった。後続キャラがやって来た時からこうなる日が来るとは思っていたけど、まさかのナンパ対決とは。この漫画は私の予想の斜め上を行きますね。結構結構。
しかし敵はグリスロウ以外は侮れない。ヴォルクのカッコ良さは男でも惚れるわ。まあ相手の事を気にする以前に、ババとゲラルトは問題外なんですけどね。クリスを出した方が勝率高いと思います。
そしてサガは、まさかのロボッ娘とフラグ立てやがりましたよ。流石ですね。その無自覚なナンパと人間外にモテそうな性格、それでこそこの漫画の主人公! 次回はホテル直行ですね(入っても何も出来ないけどな!)
サムライ8 八丸伝
最終回。1年持たなかったか……。いや、その方が良いですね。このまま続けても誰の得にもなりませんし。
八丸復活!と思ったけど、結局散体しちゃいましたか。でも体は失っても、八丸の心は生きている。アンが八丸の跡を継いだのは意外でしたが、悪くない結末でした。それでも来週にはこの漫画の事は綺麗サッパリ忘れてるでしょう(確信)。
総評。1巻と2巻を同時発売、しかも「鬼滅」に刷るという編集部も大ヒット間違いなし!と期待していた作品でしたが、結果はご覧の通り。集英社の倉庫には返本が山のように積まれたんだろうなあ。
過剰な上に分かり難い設定、書き込みは凄いけど見辛い作画、そして盛り上がりそうで盛り上がらないストーリー……。ベテランの原作とは思えない、典型的な「打ち切り漫画」でした。岸本先生、2作目のジンクスに見事に嵌りましたね(「BORUTO」は「NARUTO」の続きで、純粋な2作目ではないと考えてます)。
素人でも分かる欠点ばかりで、普通なら編集が訂正させるのですが、相手が新人ならともかく大ベテランとなると編集部も口出しし辛い。だから作家が好き放題に描いてしまう。でも作家が描きたい漫画と、読者が望む漫画は必ずしも同じではない。この漫画の失敗は漫画家と編集、双方に責任があると思います。
ともあれ岸本先生、大久保先生はお疲れ様でした。岸本先生は「BORUTO」に専念し、大久保先生はオリジナルの新作を描いてください。あと編集部は、たとえ相手が大ベテランでも言うべき事は言うように。
ZIPMAN!!
兄と弟、お互いの事をよく知っているからこそ手の内を読み合い、弟が一歩先を行った。だけど今の兄には仲間がいるし、弟を助ける為なら何でもやる。兄弟の愛は過去を乗り越え、未来を掴みました。
…と普通なら燃える展開なんですが、打ち切り間違いなしで最終回へ一直線しているので盛り上がりに欠けます。この決戦もどこかで見たような話で、オリジナリティが感じられません。この漫画の欠点は最後まで治らないみたいで残念。
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ジャンプ17号の感想
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