次号から今年初の新連載開始。今期は2作です。
1本目は落語、2本目はちょっと変わったラブコメみたい。馬上鷹将先生も神海英雄先生もお帰りなさい。楽しみにしています。
ONE PIECE
キッド&ローvsビッグ・マム戦、タイトル通り大トリです。
ダメージを与えても折れた骨に魂を与えて回復させるって、ビッグ・マム相手に持久戦は無理だな。しかしこんなに魂を使いまくって、リスク無いのかな?
喧嘩しながらも協力し合うキッドとロー、壮絶な攻撃で遂にビッグ・マムに致命傷を与える! 時代を変えるであろうキッドの一撃、ゾクゾクしました。こっちの戦いは流石にそろそろ終わりかな?
僕のヒーローアカデミア
AFOのスパイは他にもいたのか。そりゃあ若くて精神が不安定な青山君だけに頼らないよね。
敵もヒーローも決戦に向けて動き出す。雄英を出て新たな拠点に移った出久達ですが、それはAFOの望み通り。狐と狸、いや竜と虎の騙し合い。どちらが有利なのか分からず面白い。
出久は死柄木を、お茶子はトガちゃんを、轟達は荼毘との決着を付けて、彼らを救おうと思ってる。殺す気満々の敵に対し、この優しさが吉と出るか凶と出るか。
呪術廻戦
仙台の均衡を崩した乙骨の前に、凶悪な呪霊が出現。ゴキブリの呪霊だと説明されていたから覚悟はしてたけど、こんなにリアルに描かなくてもええやんけ! G嫌いなので悲鳴上げそうになったわ。
五条に2度も親友を殺させない、羂索は自分が殺すと決意する乙骨。先生思いだけど、不吉なフラグが立った気も。羂索と戦う前に脱落するかも。
SAKAMOTO DAYS
坂本にイチャモンつけてきたヤナヤ・ツー、典型的なカマセですね。次回で脱落しそう。
飛行機内で編入試験スタート。ランダムに支給された武器での殺し合い。うん、殺し屋養成所の試験としては相応しいですね(異常です)。
坂本とシン以外にも曲者が多く、彼らと戦う事になったら厳しくなるかも。特にシン。可愛い新キャラは味方になってくれそうだけど。
ドロンドロロン
9話目でこんなに高い掲載位置で、次回はセンターカラー。完全にヒット漫画の軌道に乗りましたね。大須賀先生もノリノリなのか、画力がどんどん上がってる。新たな敵出現時の絵、凄いっす。
母の仇をこんなに早く倒して大丈夫なの?と心配したけど、真の敵が登場。背中の蛇からするとヤマタノオロチ級の大物かな?
圧倒的な力を見せる敵に対し、味方側も新キャラ登場。長期連載に向けて体制を整えだしてきた感。新たなジャンプの柱になる事を期待しています。
うろんミラージュ いや、ウィッチウォッチ
センターカラーでこんなふざけた話をやる篠原先生、何考えてんだ。でも素晴らしい。
表紙のカラーページで架空の人気投票の結果発表、裏表紙は「うろんミラージュ」のあらすじ、ストーリー展開は分かるような分からんようなアバウトな話で、でもこれぞ「うろん」らしいのでOK。
思わせぶりで確定的でない、どうとでも取れる表現が多用される漫画か……。うむ、思い当たる漫画が結構あるぞ(笑)。そういう曖昧な漫画に限って、意外と人気が出てアニメ化したりするんだよなあ。篠原先生もそういう漫画好きそう。関係ないけど「BLEACH」の新作アニメ楽しみにしてます。
アオのハコ
大人っぽく見えた針生と花恋の先輩カップルも、世間から見ればまだまだ子供で未熟で手一杯。苦しんだり悩んだり、見えない所で頑張っていたし、今も割とギリギリ。針生が日記持ってこなかったら、絶対にくっつかなかっただろうなあ。
我慢できなくてくっついた2人だけど、今はお互い上手くやってる。だからこそ針生はここで負ける訳にはいかない。自分の未来と愛の為、針生先輩には頑張ってほしい。
Dr.STONE
ホワイマンの正体については多くの人が推理してたけど、こういう真相だったか。地球の技術で石化装置なんて作れないだろうと思ってたけど、なるほど石化装置自身が黒幕だったとは。機械生命体なんてSFでは使い古された設定なのに、考えつかなかった自分の不甲斐なさ。
石化装置の目的は、人類を不老不死にする引き換えに、自分達のメンテを永遠にさせる事。単なる侵略よりタチが悪いな。単純なバトルでは終わらなそうな決戦、千空とゲンの交渉術に期待。
夜桜さんちの大作戦
表紙見た時、連載作穴埋めの読切かな?とビビった。
ボディビルコンテストもやってるとは、スパイの皆さんって割とお祭り好きですよね。命がけの仕事だから、たまに弾けたくなるんだろうなあ。
夜桜家きっての肉体派である辛三、当然の如く勝ち進む。引っ込み思案なのに妹の為に参加したとは、良いお兄ちゃんじゃないですか。長男がアレだから、余計に良いお兄ちゃんっぷりが光る。
無理してた辛三を思いやる四怨も、妹の優しさに応える辛三も立派。マッスルなビルダーは心も鍛えられているのだ。
僕とロボコ
鍋の〆、私も宮崎先生と同じく雑炊派です。
「君の雑炊を食べたい」というギリギリアウトなタイトルの青春鍋ストーリー、滅茶苦茶だけど「大怪獣のあとしまつ」よりはマシだと思う。あの映画、令和のデビルマンレベルで酷いってマジ?
失敗しそうだったシュンを千鶴が励ますという、男の友情が良かった。ロボコに出演をお願いしながら登場シーンをカットした監督は優秀なのか無能なのか分からん。
コンクリートと花
前号の「ヤマビコな日常」と同じく第102回手塚賞準入選作。作者の生明生成先生は、この漫画を描く為に会社を辞めたそうです。勇気ある決断が報われて良かった。
絵のレベルは非常に高く、少し物悲しい雰囲気のストーリーと見事に合っている。ちゃんとした人間を描けているからこそ、ヒロインのアンの異形の顔にビビった。
ストーリーも不老不死になったアンの一途な愛、依の父からの自立とアンへの感謝と愛をしっかり描いており、読切として不満はありません。次回作が楽しみな漫画家がまた1人現れて、漫画を愛する者としては大満足。
高校生家族
センターカラー。
気持ちだけ若返った一郎の危うさに気付き、元に戻した洲崎はナイス判断。これで負けてしまうかもしれないけど、おっさんに無理させて勝っても嬉しくない。一郎への友情と若き選手としてのプライド、どちらも感じられて、良い話でした。
マッシュル
セコンズの上を行くサーズ、それは三本線の中でもごく一部の者にしか使えない超高等魔法…との事。多分、連載がもっと続いたら、かなりの人が使えるようになると思います(長期連載あるある)。
水と一体化したドミナは殴ってもダメージが無い上、ポセイドンの一撃も強力。かつてない大苦戦を強いられるマッシュですが、何と彼は今まで本気を出して戦っていなかった! 敵のインフレを上回る超インフレ、でもマッシュなら納得させられてしまう。水を消し飛ばす程のパンチとか繰り出しそう。
ブラッククローバー
アスタはもう戦える状態じゃない。それでもアスタ以外にルチフェロを倒せる者はいない。うーん、詰んでますね。この状態で希望を捨てずに戦えるだけでも、ユノ達は凄いと思います。
悪魔の王との実力差は歴然、ナハトの魔法も一瞬で砕かれてしまったけど、ここでヤミ復活! 流石は田畠先生、タイミングを心得ていますね。久々のヤミの大活躍、魅せてもらいますね。
PPPPPP
掲載位置は上がってきたし、次号はセンターカラー。今期の打ち切りは免れましたね。
音楽よりもキャラクターの動きや表情を重視し、話が分かり易くなってきました。可愛いけど性格が危ういミーミンは、特にしっかり描いていますね。せんべいをバリバリ食べるミーミンにちょっと萌え。
他のキョウダイ達は母の事をどう思っているのか、少し分かりました。ドンは忘れっぽいのかな? ソラチカは味方になってくれそう。
ミーミンの音楽は自由だけど悪化しており、いずれ彼女を殺すとの事。一体コンクールでどんな曲を奏でたのか? そして自由が殺すという意味は? 次回への興味を確実に引き、作者の調子が上がってきたのが分かる。
逃げ上手の若君
文武両道で美形という完璧超人な吹雪ですが、金遣いが割と荒いようです。こういう普通の人間っぽい弱点を見せられると、親近感を抱きます。古典的ですが、良いキャラ付けです。
北条泰家、何というみっともなさ。でも、ここまで情けない演技が出来るのは確かに凄くて、時行の叔父である事が分かります。実は本当の親子だと言われても納得(笑)。泰家の哀れな表情を1ページ使って描いた松井先生も凄い。
アヤシモン
この掲載位置、同時期に始まった「ドロンドロロン」と比べて、人気が出てないのが分かる。このまま落ちるのか、それとも「PPPPPP」みたいに這い上がれるのか、正念場ですね。
ここでマルオとウララを改めて結束させて、強大な独歩への反撃に向かわせるのは悪くない。「漫画の主人公が諦めないのは悔しすぎて、このままじゃ終われないから」というマルオの考えには大いに納得。本当に漫画の主人公って、負けず嫌いが多いよねえ。
炎魔会に対抗するには、こちらも数を増やさないと。という訳で暴走族の轟連合へ。たいまんで勝って連中を傘下にする? そんな単純な展開にはならないかな? とにかく期待。
あやかしトライアングル
熱を出しても、すずの肉食っぷりは変わらない。いや、むしろ悪化してる。分身までしてキスするとは、子孫を残したいという生存本能が働いているのかな?(笑)
姉が女友達にキスするシーンを見てしまった律太君、彼の性癖が歪まない事を心から祈ります。
アンデッド アンラック
確かに四季というか季節が消えたら、地球そのものがおかしくなっても不思議じゃない。最初からこうなると分かってて四季のUMAを作ったとしたら、神はとんでもなく悪趣味だな。
もう報酬は貰えない。風子がいない状態で最後の課題ラグナロクに挑まなければならない。神に従うルインも邪魔してくるでしょう。最悪の状況だけど、ここから逆転してこそ主人公。ルインを倒して風子を復活させて、神に挑め!
LET'S MAKE CHOCOLATE
今号のショートフロンティア作品。作者は石山諒先生。「歪のアマルガム」以来、およそ5年ぶりの本誌掲載です。
ストーリーはバレンタインのチョコ作りを題材にした、極めてオーソドックスなラブコメ。オチもすぐに読めました。大笑いしたりワクワクしたりはしない漫画たけど、読切の恋愛漫画としては正しい。ページ数少ないし、捻ったストーリーより王道であるべし。
そして石山先生の絵は相変わらず良い。男子は凛々しく、女子はガサツなようで凄く可愛い。次の連載はラブコメにしてみては?
破壊神マグちゃん
最終回。
流々の人生を見届けたマグちゃん。彼女と過ごした日々の長さと、2人の日常が幸せだった事が伝わりました。錬、流々と結婚できて良かったねえ。イズマも聖騎士団団長就任、おめでとうございます。ナプタークの独立も良し。
流々が死に、初めて涙を流したマグちゃんは封印を受け入れて眠りにつく。だけどそれは永遠の眠りではなく、流々との思い出がマグちゃんを目覚めさせ、新しい物語が始まる。うむ、完璧なハッピーエンドでした。大満足です。
総評。連載が始まった頃は「ああ、これは10週か20週で終わるな」と思いましたが、しぶとく根強く生き残り、大団円を迎えました。1年半以上も続いたのは、上木先生の努力の賜物でしょう。先生、暖かな気持ちになるコメディ漫画の傑作をありがとうございました。次回作、楽しみに待ってます。
守れ! しゅごまる
最下位か。まあ、ここまで落ちるのは予想してた。でも勝負はここからだぞ。あの伝説級の下ネタ回がどう評価されるかで、この漫画の命運は決まるでしょう。……色々な意味で、この漫画らしいな。
また遊戯王ネタか、流石に飽きたと油断したら、まさかのHIKAKIN!! YouTuberにはうとい私でさえ知ってる超有名人が、よくコラボしてくれたなあ。そんな寛大なお方をバラバラに吹っ飛ばす狂気、かなり好き。あと筋肉増強児 薫は自首しろ。
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ジャンプ10号の感想
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