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Channel: 決闘王F.Kのブログ
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vsベガルタ仙台 みどりの日に監督が復帰して勝利するって、漫画みたいな現実に痺れた

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 千葉戦を引き分けて連敗をストップし、さあここからと思ったら甲府と岡山に連敗したヴェルディ。特に甲府戦は0-2で敗れて、開幕戦以来の毎試合得点記録もストップ。岡山戦も後半あっさり2失点し、バスケス バイロンのヴェルディ初ゴールで1点差に詰め寄ったものの結局そこまで。ピリッとしない試合を連発してしまい、7位にまで落ちてしまいました。
 そして岡山戦から中2日での味スタ。たった2日の休みで疲れが取れる筈がないのに、冬のカタールW杯のせいで今年のJリーグはスケジュールがキツキツ。選手もスタッフも大変です。
 調子の悪いヴェルディにとって、立て直す暇が与えられないスケジュールは色々な意味で厳しい。ですが朗報も。千葉戦から新型コロナのせいで休養していた堀孝史監督が、予想より早く復帰しました。陽性反応が出たという事で心配しましたが、発熱はしなかったのかな? 良かった良かった。


 そんな堀監督の復帰戦の相手は、ベガルタ仙台。2011年から昨年までJ1で戦ってきた、東北のJリーグを象徴する名門チームです。横浜FCと並ぶ今年のJ2優勝・昇格候補でもあります。
 絶不調なヴェルディとは正反対に、仙台は3連勝中と絶好調。味スタとは相性が悪いそうですが、FC東京ならともかくヴェルディになら勝てるだろう。そう思ったのか(邪推)、多数の仙台サポが来てくれまて、1階席に普通のサポが、2階席にコアサポが陣取ってました。珍しい光景。


 仙台からはベガルタの人気マスコット・ベガッ太が来てくれました。私は初めて目にします。でも入場が遅かった事もあり、ベガッ太単独の写真は仙台の選手練習を見てるこの1枚だけ。残念。いや、これはこれでベガッ太さんらしいかな?

 一方、この日はヴェルディの方も沢山来ました。この試合はインドネシア代表選手アルハンのヴェルディ加入を記念してインドネシアフェスとして開催され、インドネシア人は大人1,000円、子供は無料という大サービスで迎えられました。
 その為、都内のインドネシアの人達が続々来訪。アルハンはイスラム教のラマダン(断食)明けという事でベンチ入りもしなかったのですが、それでもHTにスタジアムを一周してインドネシアの人達を盛り上げてくれました。
 更に天気は快晴、GWの中日と天候にも日程にも恵まれた結果、ヴェルディ戦とは思えない程の大観衆が味スタに来ちゃいました。私は少し早めに来たのですが、それでも列のかなり後ろに並ぶ事に。そして私の後にも列がどんどん伸びていき、私が入場してからも次から次に人が来てて列が全然縮まらない。コロナ後では初めて見る光景でした。
 この日の観客数は、驚異の12,541人! 多分、今シーズン最多となるでしょう。でも試合開始までに入場できなかった人が多かったのは反省点。インドネシア語が分かるスタッフが1人しかいなくて、対応に手間取ってみたいです。人手不足だなあ……。


 スタジアム内の店はどこも長蛇の列が出来ており、キッズパークも大盛況。いつもは色々なスタグルを買ってますが、この日は1つだけで精一杯でした。


 ですがこの1つが実に美味しかった。インドネシア料理「MANIS PEDAS」のナシチャンプル、バリ島の郷土料理でもあります。
 鶏肉や野菜、豆など沢山の具が入っており、これをグチャグチャに混ぜて食べる。ビビンバ丼といい、こういうちょっと下品に食べる物って何故か美味しいんですよねえ。


 他にもアルハンが中心のうちわが配られたり、インドネシア大使館の副大使・大使代理という凄い方が来たりしてインドネシアフェスを盛り上げてくれました。


 また試合中はオーロラビジョンの字幕にインドネシア語が表示されました。アニメコラボを思い出す演出です。またやってくれないかなあ。


 特別ゲストとして、去年までヴェルディでプレイして引退した富澤清太郎さんが来てくれました。今後は指導者の道を歩むそうです。もしかしたらヴェルディのコーチや監督になるかも? その際はよろしくお願いします。

 さて試合ですが、正直私は勝てないだろうなあ……と諦めかけてました。元々実力差がある上にチームの状態はヴェルディは最悪、仙台は絶好調。勝てる確率は1割ぐらいかな、せめて大量失点からの惨敗はしないでと覚悟してました。
 ですがそんな私の悲観的な予想を裏切り、ヴェルディの選手達は躍動しました。試合開始から僅か3分で杉本竜士の左からのクロスに森田晃樹がヘッドで合わせて先制! まあ前半中に追い付かれますが、後半は更に躍動してくれました。

 


 62分、調子を取り戻した新井瑞希のクロスを佐藤凌我がダイレクトでシュートを決めて今期6点目! 85分にはまたまた新井からのボールをファーサイドで待っていたバスケス バイロンが受け取り、豪快なシュートを放つ! 仙台の選手達の心を折る、見事な追加点を叩き込みました(写真はバスのゴール直後のものです)。
 深澤大輝や加藤弘堅など、期待されながらも調子が上がってなかった選手がこの日は輝いてました。特に加藤弘堅。去年、我々を沸かせてくれた男がようやく戻ってきた、そう感じさせる熱いプレイを見せてくれました。
 仙台を3-1で降し、6試合ぶりの勝利を獲得したヴェルディは6位に上がり、再び昇格争いに加わりました。こういう試合を毎試合出来るようになれば、J1昇格も夢じゃないんだけど。


 ヒーローインタビュー時の佐藤も、ビクトリーメッセージをした森田とバスケスも本当に喜んでいました。久しぶりの勝利ってだけじやなく、上位相手に自分達の戦い方が通じたのが嬉しいんだろうなあ。
 ですが喜んでいる暇は無い。次の相手は仙台を抜いて2位に上がった新潟。ホーム戦6連勝と絶好調です。ですが、この強敵に勝てば更に上を目指せる。去年0-7で大敗した雪辱を晴らして、横浜の無敗を止めた熊本のようにJ2を盛り上げましょう。頑張れ、東京ヴェルディ!


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