「マッシュル」のアニメ情報、サブキャラ達の声優が発表されました。最近のアニメらしい豪華メンバーで一安心。「声優だけが良い」と言われるような駄作アニメになりませんように。
一方「僕とロボコ」の声優は、ロボコ役が芸人の松尾駿さんに決定。PVで聞いたけど、完全なおっさんボイスです。でもロボコの声としては正しい気がする(笑)。なお他のメインキャストは、こっちも豪華メンバーです。予算あるのか。意外だ。
「僕のヒーローアカデミア」は前号で発表された通りの、「ブラッククローバー」は緊急の休載です。
一ノ瀬家の大罪
新連載第1弾。ジャンププラス屈指の話題作にして問題作になった「タコピーの原罪」の作者、タイザン5先生が本誌に来ました。ええ、来ちゃいましたよ(笑)。
表紙には「ハートフルファミリーストーリー」って書かれてるけど、大罪という不吉過ぎる題名からして絶対違うだろ!とツッコミ入れました。そして内容は期待通り、いや期待以上。主要キャラ全員が記憶喪失で、でも家族として仲良くなろうと頑張ってて、ホッとさせてからのジャイアント・インパクト。家族それぞれが鍵が掛けられた部屋を開けるページは、捲るのが怖かったです。
一ノ瀬家が単なる仲良し家族ではなかったのは明らかです(記憶を失った事故も、実は一家心中だったのかも)。だからこそ彼らの過去に何があったのか、これからどんな家族になるのか楽しみで仕方ない。2023年の話題作、人気作になる事を期待しています。
あかね噺
りゑんをやり込めた朱音の振る舞いは読者から見たら気分爽快だったけど、同業者から見たら問題行動になる。各キャラの立ち位置の違いをしっかり描いてますね。八正師匠の言ってる事は正しい……と思えるようになったのは、私が大人になったからかな。子供の頃の私なら「大人は頭が硬すぎる!」って怒ってたかも。
絶望の底に沈みそうになっても、潰れないのが朱音の取り柄。短期間で新ネタを覚えられるのか? そして、うららとの邂逅は朱音にとって吉となるか凶となるか? これからどうなるのか分からないのが面白い。
ONE PIECE
ロビンのファンとしては「オハラの意志」という題名だけで泣きそうになった。話の中身も感無量になるレベルで大満足。
オハラの知識を受け継いでいたベガパンク、クローバー博士とも知り合いでドラゴンとも友人だった。オハラの悲劇が革命軍を設立させ、サウロも生きていた。いや本当に情報量多すぎ。オリジナルのベガパンクみたいに頭がデカくなりそう。あまりの情報量に頭がパンクしそうというフランキーに共感するけど、この新情報の洪水に溺れる快感、最高です。
SAKAMOTO DAYS
センターカラー。最近カラーの仕事が多くなってて、鈴木先生の体調が心配です。
人の心を弄び、自身へのダメージさえ楽しむクラブジャム。ドMなド外道ってタチ悪すぎる。
敵が心底からのゲス野郎だからこそ、そいつを打ちのめす逆転勝利に痺れる。バトル漫画の王道にして至高の展開、良いね。
周の父の件も解決しそうで何より。やはり周の誤解だったか。母親は周みたいに操られていたとか?
アオのハコ
今回の話を見ていると、恋愛とはお互いのエゴのぶつかり合いなのだと思い知らされる。今の関係は良くない、不自然だと感じる大喜の気持ちは「自分を情けない男にしたくない」というエゴでもあるし、雛の一途な気持ちの中にも「千夏より大喜の事を知っている自分の方が大喜と付き合うべきだ」というエゴがある。正しいとか間違っているとかではない、エゴとエゴの衝突はどちらが勝っても哀しい。
雛の泣き顔、三浦先生も描くの辛かっただろうなあ……と思わせるぐらい切ない絵でした。望まなかった結果を見た菖蒲が、変な事をしなければ良いんだけど。
呪術廻戦
腸相の後押しをする弟達の中に虎杖がいるのには感動したけど笑ってしまった。いや、これは仕方ないでしょ。芥見先生も絶対そういうつもりで描いてるって!
実力差は歴然。腸相も勝てるとは思っていない。だけど粘って粘って戦いを長引かせた結果、遂に羂索の実力の一端を出させた。頑張った結果、新しい妹が出来たよ、良かったね腸相。次は由基の番、悪鬼に引導を渡せ!
ウィッチウォッチ
センターカラー。
ランは生まれる事を望まれてはいたが、親から愛されてはいなかった。母は自分が死ぬ為にランを産み、父は妻を殺した息子を許さなかったのか。あまりにも壮絶な出生。誰かを恨みたくても、恨む相手はいない。これは「そう生まれたんだから仕方がない」と割り切るしかありませんね。人間からも迫害されたみたいだし。
ランを雇った黒幕、真の敵である「黒魔女の男」の目的が明らかに。封印された強大な力を持つ黒魔女の復活とは、オーソドックスながら絶対に許してはならない計画です。ニコが死んじゃうし。怒りと絶望の中にいるランは説得では止められない。モリヒトは友を討てるのか?
マッシュル
ライオの勝利ムードが高まったところで、ドゥウムの秘密が明らかに。あのマスクは怪しいと思っていたけど、盲目だったとは。光魔法を使うライオにとっては最悪の相手ですね。
今回の展開もそうですが、漫画としてはそんなに変わった事はしてないんだけど、話を盛り上げるタイミングが実に上手い。甲本先生、侮れません。
夜桜さんちの大作戦
冒頭の二刃と四怨のヌードにはドキッとした。本当に裸になった訳じゃない、イメージみたいなものだと分かっていてもドキドキしてしまう。私もまだまだ若いな(笑)。
四怨が調べていたのは二刃の弱点ではなく、彼女を抱きしめて止めていた母の腕を再現する為だった。家族にしか通じない、家族だからこその切り札に感動しました。これで残るは百のみ。凶一郎で決着をつけられるか? まーだ切り札を隠してそうなんだよなあ。
ギンカとリューナ
強くなる為に戦うバトルマニアな主人公は多いけど、リューナは楽しむ為に強くなり、誰かの為に戦う。小さいようで大きな違いですね。
カルラは話の分かるタイプ(でも変人)だったけど、学会には問答無用でギンカを殺そうとする魔術師が2人もいる。戦いは避けられませんね。弟子も沢山いるそうで、学会への潜入ミッションは厳しいものになるでしょう。そうでないと話が盛り上がらないし。新たな敵と仲間の登場に期待。
高校生家族
光太郎の告白、誰かに邪魔されて流されるかと思ったら、やっぱり邪魔されて笑。親父ぃぃぃいいいい!!
流石にこれで終わっては気の毒だったので、さり気なく告白してOKを貰ったのにはホッとしました。屋敷さんは失恋したけど、次の恋で幸せになってほしい。今は「アオのハコ」の雛と慰め合ってください。
僕とロボコ
センターカラー。
TikTokはやってないけど、そんなに便利なのか。でもtwitterで手一杯なんだよなあ。やはり私は情弱なおっさんです。
偽造も捏造もアリアリという承認欲求モンスター、ロボコが恐ろしい。でも気持ちは分かる。私もtwitterのアニメ感想とかに沢山「いいね」が付くと嬉しいもんなあ。バズる為なら勝手にPVを流す、炎上も恐れないロボコの度胸には惚れそう。でも惚れないし真似もしません。ネットマナーは守りましょう。
逃げ上手の若君
平凡な馬を怪物に変えて、次々に乗り潰す今川範満。乗り換えの場面が完全にF1のタイヤ交換再現で笑うしかなかった。この時代の日本、未来を先取りし過ぎ。
吹雪の正体は足利直冬だと思ってたけど、この漫画のオリジナルキャラでしたか。いや、殺した父が養父だったという可能性もあるかな。
吹雪が素性を隠していた事より、吹雪が自分を信じていない事に怒る時行、これぞ大将の器。信頼するあまり無茶振りするところも含めて(笑)。頑張れ吹雪、君なら出来る。そして出来る人間の元には、もっと厳しい仕事が回ってくるのさ……。
大東京鬼嫁伝
またじわりと掲載位置が下がりました。担当編集から警告受けてそう。
愛火を大人モードにしたり、進太も戦いに参加させたりしたのはテコ入れの一環かな? うんちが勝因という決着も含めて。しょうもないと呆れられそうではあるけど、何もしないよりはマシかと。
でも微妙な読み辛さは改善されていないし、ストーリーは盛り上がりそうで盛り上がらない。一枚絵は良い出来なんですけどねえ。
HUNTER×HUNTER
ギャング勢力だけでも次々と新キャラを出しているのに、護衛兵の面々まで掘り下げますか……。冨樫先生、どこまで話を広げるつもりなんだろう? 単行本持ってる人達でさえ混乱しそう。
ストーリーは難解さを増しており、キャラはどんどん増えるし、台詞も大量。連載漫画としては完全に失敗する展開なんだけど、気が付けば最後まで楽しんで読んでいる。不思議な漫画になっています。多分ですが私達は今、伝説を目にしている。
化けニャンコ マスター梅吉
「ブラッククローバー」の穴埋め読切。作者は2018年の赤塚賞で準入選した内山貴先生。
絵ははっきり言ってイマイチ、ネタも新鮮味ゼロ。ぶっちゃけ面白くなかった。賞を得てから4年経っても連載をゲットできないのにも納得です。本気で漫画家を目指しているのなら、更なる努力を。
PPPPPP
客の為に演奏できた、当たり前の事だけどラッキーにとっては上出来なんですね。彼の力はまだまだ不安定なのだと思い知らされます。
対するファンタの演奏。ラッキーが砕いた遊園地を材料にして、帰る為の電車を作った(演奏の話です)だけでなく、客を帰してしまった。やってしまいましたねえ。勝負の結果より、客の心に残る演奏を選んだファンタ。美しくも儚くて、何とかしてあげたい気持ちに駆られます。ラッキーにファンタを救ってほしいけど、まだまだ先の話になりそう。母親の状態も気になるし。
噂の毛野くん
今号のショート・フロンティア作品。作者は緑水刀(みどりみずとう)先生。
人間じゃないと噂された子が、本当に人間じゃなかった。オチとしては弱いけどオチの意外性よりも、真実を知ったヒロインの可愛い反応を楽しむ為の漫画として見たので不満はありません。メガネ女子の吉田さん、可愛い。
アンデッド アンラック
百年以上も時間があったとはいえ、ニコ頑張り過ぎですよ。250億ドルをポンと出せるニコ、今の彼女は世界一の資産家かも。
イチコを助けて、ニコとの出会いもプロデュース。今回のループではミコの誕生にも関わって、風子の活躍が止まりません。エンブレムが重要アイテムだったというご都合主義、いや運命さえも味方につけており、この勢いならジーナも救えそう。いや、そろそろ神の妨害が入るか?
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ジャンプ50号の感想
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