2022年最後のジャンプ感想です。今年も私の拙い感想を読んでくださり、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
表紙は紅白に出場する歌を中心に連載作品の主人公が全員集合。「ルリドラゴン」のルリちゃんも加わってほしかった……。来年は復帰してください。
全身絵を付録のシールにしてくれたのは嬉しい。って一郎、空飛んでる!?
僕のヒーローアカデミア
巻頭カラーで人気投票の結果発表。エンデヴァーが11位から4位に大幅アップ。代わりの11位に荼毘が入ったのは皮肉というか……。
分断作戦は崩壊し、何もかも悪の大ボスの思うがまま。でも、こういう時にこそヒーロー大逆転への布石が打たれる。エンデヴァーにとっては辛すぎる親子対決、だがやらなければ未来は開けない。自分の罪と向き合う時こそ、彼は本当のヒーローになれる筈。4位に推してくれたファンの熱意に応えろよ、No.1ヒーロー!
僕とロボコ
クラファン達成おめ。達成できなかった方がネタになったのになあ(こらこら)。
合併号症候群でまともな判断が出来なくなったボンド、このままでは円との初デートも失敗確実。ロボコに服のコーディネイトを任せた時点で正気じゃない(酷い。でも真実)。
デートの展開を台本式で予想してたのは、まああるあるかな。でも失敗した時の事も考えておかないと。ギャグ漫画のキャラとは思えない程、イレギュラーな事態に弱いボンド。将来が心配になるけど、円ちゅわんは優しいし、友達には恵まれているから大丈夫かな。って、ロボコの事も忘れちゃアカンな。多分。
ONE PIECE
表紙の昔のMADSの面々、若い頃のシーザーって美形だったんだ。隣の大男はクイーン? 顔が見えない帽子の女性は新キャラかな。今後の登場に期待。
割と役に立ったけど、未だに「死ねばいいのに」と言われるシーザー。まあ仕方ないか。今はどこで何をしているのやら。
セラフィムは悪魔の実の能力も使えるのか。性格もオリジナルに近いようで、ツンデレハンコックは可愛い。
戦桃丸が倒された事でセラフィムは全員敵になり、黄猿も迫っている。ルッチもタフだし、カク達も侮れない。難しい状況になってきたぞ。ベガパンクが麦わらの一味に入ってくれれば心強いけど、脱出なるか?
SAKAMOTO DAYS
四ツ村は生き残ったか。殺蓮内部を調べる為の手駒にするとは、南雲もやるなあ。確かに死んだ事になった四ツ村は内部監査には最適の人材だ。周との和解も何とかなりそうでホッ。
京のORDER除名は、むしろ遅すぎる。そして坂本との決戦再開。坂本さん、映画は嫌いなのか。面白い映画、沢山あるのに残念。でも坂本の台詞は映画の名作っぽいのばかりなので、見てて楽しい。
呪術廻戦
弟達を呪いとして生きる道、楽な道を選んだ事を悔やむ腸相。仕方がなかった、とは割り切れないか。虎杖と3兄弟が共に戦う道もあったのかなあ……。
腸相を逃し、自身をブラックホールにした九十九の健闘も虚しく、天元は羂索の手に落ちた。最悪の結果になってしまったけど腸相が生き残ったのは救いか。今度こそ親殺しを成し遂げてくれ(物騒な字面だ)。
夜桜さんちの大作戦
センターカラーでTVアニメ化発表。声優陣はボイスドラマ版の豪華メンバーを継続してほしい。
遂に現れた真の敵・旦(あさ)。夜桜の力を世の役に立てる事が目的らしく、夜桜を創った者、夜桜の祖とも言える人物らしい。悪意ではなく慈愛で動いているタイプの敵か。こういうのは強いし、厄介なんだよなあ。
零の心臓と百は持ち去られたけど、ともあれ全員無事で作戦終了。百が託した弾丸は旦を倒す為の切り札になりそうですね。しばらく騒がしい日常が続いてから、旦との対決かな?
アオのハコ
最高の景色、最高のシチュエーション、会話も弾んでいよいよ告白かと思わせてからのお邪魔虫。多分こうなるだろうとは思ってたし、ラブコメのお約束とはいえ、じらすなあ!
しかし今回のお邪魔虫は、なかなかの曲者。噂のユメカ、こんなに早く出るとは。千夏とは昔からの付き合いで、バスケの才能もバスケ愛も千夏より上だった。だけど突然バスケを辞めて、今は彼氏と一緒。うーん、恋愛に嵌ってスポーツを辞めた悪例を出して、千夏よりむしろ大喜を思い留まらせるキャラになりそう。
暗号学園のいろは
暗号が書かれたジグソーパズルってだけでも難題なのに、複数のバズルを混ぜるとは。西尾先生、難しい問題を考えるの上手いっすね。教職に就いてたら超スパルタ教師になってたかも。
暗号学園に入学した子が、普通の人間な筈がない(いろはだって、性格は常識ハズレてるし)。目隠れ根暗キャラの絣さんも只者じゃなかった。まあそうだとは思ってたし、目を出したら凄く可愛いのはお約束だけど、それが良い!
今回の暗号、新年までに解く人はどれぐらいいるかな? 私は早々にギブアップ。いろはを敵視する朧、彼女も眼鏡兵器の持ち主だったのか。凍の物より性能は劣ってそうだけど、今後も強敵になりそう。
ブラッククローバー
日ノ国を滅ぼしかけたと言われる伝説の魔竜、襲来。普通なら迎え撃つ準備を優先するし、それは間違っていないけど、龍彌はまず民を助ける事を考えた。これは王の器だわ。七人衆が忠誠を誓うのも分かる。
最高の主から信頼されて、心を燃やした5人は五頭龍をあっさり撃破。だけど聖騎士は狼狽えない。戦いはこれからが本番、シスター以外の2人の聖騎士も強いだろうし、壮絶バトルを期待します。
イチゴーキ! 操縦中
うーん、生徒会長の桐佳はキャラクターとしては面白いんだけど、顔は化粧が濃すぎる様に見えてイマイチ。ラストのデレなんて普通に可愛かったら萌えるんだけど、この顔ではなあ。酷い事言ってるかもしれませんが、漫画のヒロインは顔が命。林先生の画力の向上を願います。
漫画そのものは割と面白かったです。徹底的なまでに他人任せな桐佳、エナジードリンクを吐き出しながら逃げる改、この構図とネタはなかなか良かった。それだけに桐佳のキャラデザは残念。
ウィッチウォッチ
センターカラー。
ミハル、計算能力高いな。ジュールなんて単位、初めて聞いた。
4人の師匠はいずれも個性的で、修業をやってる方は大変だろうけど見てて楽しい。必殺技の名前がチューインガムっていうのは、この漫画らしいかな(笑)。時代に合わせて改名すべきかと。
仮面の師匠はランのご先祖様だったか……。後々の悲劇を考えたら、そりゃあ話せんわな。爺さんはもう少し気を配って。そりゃあチューインガム打ち込まれるわ。
人造人間100
100に人間を傷付けさせる事で人造人間の身勝手さを証明しようとしたけど、100は律儀だった。いや、勝手に牛の日を使ってロープウェイする奴を律儀とは言わないな。よく千切れなかったなあ。
えっ、人造人間を全員倒す以外にも、人間への被害を無くせるの? この漫画の根本的な設定を覆す新事実を隠していた100、やっぱり律儀じゃねー! 汗もかける高機能っぷりだけは認める。
あかね噺
何か企んでいる禄郎。うららも乗り気みたいですね。若手による落語界の大改革とか?
いよいようららの稽古開始。抜群の記憶力を誇る朱音は、師匠からしたら教え易い逸材でしょうね。まあストーリーを覚えても、それを上手く話せるかどうかは別問題。朱音に色気が無いのは当人以外には分かり切っていた事(苦笑)。それでも廓噺を教えるという事は、うららは朱音の欠点を乗り越える案を考えている筈。色気たっぷりな顔で何を企んでいるのか、実に楽しみ。
一ノ瀬家の大罪
妹と成人男性がデートしてたら、兄だったら尾行するのは当然。友達巻き込んでるけど、これも1つの友情の形って事で。中嶋は今後もこうやってこき使われそう。
詩織のデート相手はネット仲間で、ごく普通のサラリーマンだった。今のところ詩織とは健全な関係らしいけど、下心はあるだろうなあ。詩織の方はこの男が好きなのではなく、目的があるっぽい。記憶を失う前の詩織と関係があったとか?
詩織の部屋はウサギのぬいぐるみで埋め尽くされていた。うわー……。1体や2体なら可愛いけど、ここまてせぎっしり埋まっているとウサギでも不気味だ。ぬいぐるみが男からのプレゼントだとしたら、これまた不気味で底知れなくてワクワクさせられます。
残り火
第104回手塚賞準入選作。作者は白川蔵先生。
優しいタッチの絵柄も、戦闘シーンが殆ど無いストーリー構成も、ジャンプ漫画としては異例な作品。ですが非常に面白い。審査員が最高評価を与えたのも納得の傑作です。むしろ何故入選作じゃないのかが不思議。
人間と竜、相容れない存在である筈の生物が親子となり、人類が滅びていたという絶望を知ってもくじけない娘の強さが母竜も強くするという、心の成長ぶりが素晴らしかった。人は戦わなくても強くなれる。新人漫画家がこれ程深いテーマを描けるとは、素晴らしいとしか言えませんね。白川先生、近い将来ジャンプの看板作家になるかも。超・期待しています。
アンデッド アンラック
本当にあっさりオータムを倒したジーナ。能力の相性が良いと、あれ程の強敵も簡単に倒せるのか。2周目(正確には違うけど)最高。
イチコを寝かせる事が出来たので、彼女が早死してニコが暴走する危険が無くなりました。こうやって地味にフラグを潰していくんだなあ。長い道のりだけど、退屈はしません。
次はボイドの捕獲。試合に乱入するのではなく、風子が挑戦者になるのか。ニコ達が不安になるのも分かるぐらいノリノリですね。男女の差とかどうするのかな?
逃げ上手の若君
鎌倉は要害の地というのは、鎌倉時代初期までの話。大軍を編成して攻められるようになった南北朝以降は、むしろ大軍では守り辛い。これは歴史ファンでも知ってる人が少ない事実なので、取り上げてくれてありがとうございます。
鎌倉の意外な真実から、直義が打って出た理由を創り上げた松井先生の構成力が素晴らしい。超一流の政治家である直義に舌戦を挑まれるなんて、大人でも逃げたくなる。対する時行は口が達者とは言えない。末期の北条政権がダメダメだったのは事実だし、若さと怒りと情熱だけで押し切れる相手じゃない。足利兄弟の絆に楔を入れられるのか?
HUNTER×HUNTER
死んだと思われた者が実は生きていたり、センリツが愛の告白をされたり、疑心暗鬼が渦巻く中で継承戦の行方は更に混迷化。あー、もう、誰が誰を狙い、何を企んでいるのかさえ分からなくなってきた! 冨樫先生は読者の頭脳に挑戦しているのかな? 「読者に伝わりやすくする」という漫画の大前提を放棄している姿勢、困るけど嫌いじやない。
なお今期の掲載は今回で終了。今後の掲載は「週刊連載ではない掲載形態でお届けする」との事。月刊か、それとも季節ごとの掲載になるとか? まあ何より冨樫先生の体調が最優先なので、どんな形態になってもOKです。問題は、次の掲載時まで私が前の話を覚えていられるかどうか。無理だろうなあ。単行本買うべき?
大東京鬼嫁伝
男主人公の覚醒からの強敵撃破、と普通なら燃える展開なんですが、イマイチ乗れませんでした。この漫画、初期の頃からコマ割りが悪い上、今になっても全然改善されてない。担当編集はちゃんとチェックしてるのか、疑問に思うレベルで成長してません。
作者が成長しないまま打ち切られれば、何の為に連載したのか分からない。少しは成長した証を残してほしいと思うのは、私のワガママかなあ……。
高校生家族
チョコミントアイスを選ぶのが変わってる? 私は大好きなんですけど。はいそこ、歯磨き粉みたいな味って言うな! 歯磨き粉の方が真似してるんだよ!
帰りのバスの中で春香と桐生五冠が脳内将棋。桐生さん、前回もいたけどプライベートでランドに来てたのか。凄い。そしてバスの運転手は強い(笑)。今回の封じ手が解放されるのは、春香がプロ棋士になってからかな?
マッシュル
クレアチンとか、瞼で敵の攻撃を受け止めるとか、甲本先生よく考えるなあ。でも、ここまで吹っ切れているからこそ、この漫画はアニメ化までされる程の人気作になった。今後も頼みます。
遂に100%の力を出したドゥウム。100%中の100%まで出しそうな勢いですが、マッシュなら大丈夫でしょう。かつてない程のパワー対決、大いに盛り上げください。
PPPPPP
ソラチカは探究心と好奇心、そして知識欲の塊だった。何でも知りたがるし、何かを知ったら別の何かを知りたくなる。知りきれない事がつまらなくて、恐ろしかった。ソラチカは音上の中では1番の天才かもしれませんね。こういう人間は苦しいだろうけど際限なく伸びる。音楽以外の道に進んでいても、一流の人物になれたでしょう。
孤独の中にいたソラチカを救ったのはラッキーだった。正確にはラッキーの中にいた天才だった。なるほど、ソラチカがラッキーに拘っていた理由が分かりました。彼と直接会う為に生きてきたのだとしたら、それはとても切なくて恐ろしいまでに純粋な思い。今のこの状況はソラチカの望み通りと言える。この状況、いつまで続くのかな?
ギンカとリューナ
あらら、「大東京鬼嫁伝」を下回って最下位にまで落ちちゃったか。意外……でもないかな。初期の頃から、この漫画には致命的な欠点があり、それが今も直ってない、というか直せないんだよなあ。
ギンカとシェヘラザードとの魔法対決、流石は世界トップクラス同士の戦いだけあって見応えありました。シェヘラザードは徹底的なまでに悪役だったので、ラストの逆転劇は気分爽快でした。今回の話で盛り返せるか?
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ジャンプ4・5号の感想
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