創刊55周年記念号。意外と私とそんなに歳が離れてないので、親近感を感じます。私は永遠のジャンプっ子。
今号の表紙絵、全員集合絵としては珠玉の出来では。全員のシャツに書かれた「ENJOY EVERY MONDAY」、略してブリマンって芥見先生(笑)。
55周年記念に振り返るプレゼントページの歴史。創刊号のは自転車とモデルガンというのは時代を感じる。私は84年から。「DRAGON BALL」の表紙、懐かしいなあ。
僕のヒーローアカデミア
連載9周年記念巻頭カラー。
大軍勢も空に浮かせれば何とかなる。お茶子の個性はトガちゃんの天敵だったか。
生まれ育った環境も、今の立場も正反対な2人。だからこそ惹かれ合い、理解しようとしたけど反発し、それでも友達になる事を願った。運命の2人ですねえ。
お茶子が出久への好意を口に出した事が嬉しい。この戦いが終わったら進展するかな?
敵であっても、トガちゃんの笑顔は世界一可愛い。そう言えるお茶子の勇気と優しさは、まさにヒーロー。トガちゃんの心を救いましたね。美しき霧散に拍手。
ONE PIECE
祝、連載再開! 嬉しいけど尾田先生、無理はしないでください。
海賊島ハチノスで奮闘するガープ、老いても流石は伝説の英雄。しかし黒ひげ海賊団の幹部達も猛者揃い。シリュウのスケスケの能力、地味に強力だな。
クザンとの師弟対決。トレーニング中にドラゴンの事も話していたのか。ガープにとっては単なる弟子ではなく、もう1人の息子というか家族だったんだなあ……。
ガープは倒れ、コビー達は孤立無援。海に逃れた面々にも魔の手が迫る。だけどガープは「正義は勝つ」と諦めていない。海軍から援軍が来るのか、他に当てがあるのか?
呪術廻戦
最強の呪霊と互角に戦えるどころか、領域内の戦闘なら上らしい五条。本当に人間ですか?
領域展開のタイミングの遅れを、台詞の文字をずらす事で表現したのは上手い。写植した人はご苦労様です。
遂に五条の無量空処が決まった! 無限の情報を叩き込まれ、動きを止めた宿儺。しかしこうなる事も予測していたのか、あらゆる事象に適応する魔虚羅を出しやがりました。無量空処にもあっさり適応し、このままでは五条でもヤバい。虎杖君が負けフラグ立てるからだぞー!
NARUTO外伝
創刊55周年記念の特別読切。「NARUTO」は連載が終わってから続編の「BORUTO」の他にも多くのスピンオフ作品が出てるけど、岸本先生が直々に描くのは久々では?
ナルトの両親、四代目火影こと波風ミナトとクシナの物語。まだ凶暴だった頃の九尾こと九喇嘛も見られます。懐かしいなあ。
クシナの心を揺さぶり、封印から逃れようとする九尾の悪辣さよ。彼?の過去を知った今では、こうなるのも分かる。ナルトと和解した今では考えられませんね。
今回の話は螺旋丸の誕生秘話でもありました。いやー、名前を変えてくれて良かった。あのままだったらナルトは早口言葉の訓練をする羽目になってたでしょう。忍者にはネーミングセンスも重要。
SAKAMOTO DAYS
豹、平助に助けられると思って安心してたんだけど、逆に平助を助けて散ったか……。短い間ではあったけど、その生き様は平助の心に刻まれた筈。きっと彼を強くしてくれるでしょう。
海に引きずり込まれた熊埜御、死にはしなかったけど右腕を失った。豹の執念、ご立派です。これで彼女と平助には因縁が出来た。リターンマッチは盛り上がる事、間違い無しで楽しみ。
アオのハコ
誕生日に彼女からの握手、これだけでプレゼントでOKですよ。でも千夏はちゃんとしたプレゼントを送ってくれると確信。ええ子だし、最高の恋人ですね。
雛もプレゼントを送ってくれた。なるほど、大喜と出会って3年目だからチョコ3個か。「もうふっきれた」という言葉は信じていいのか、いや信じたい。彼女には新しい恋をして、幸せになってほしい。
誕生日に自宅で彼女と2人切り。何この、いや本当に何なのさあ。これはもう、最後までやっちゃっても良いと思います(週刊少年ジャンプは少年誌です)。
あかね噺
センターカラー。
朱音は父を尊敬するあまり、父の本当の姿を見失っていた。でも、これは仕方がないでしょう。憧れのスターが実は…というのは、誰だって認めたくない。それが父親となれば尚更です。
ギリギリだったけど、朱音は父が弱い人間である事に気付けた。それは落語の本質に触れる事でもある。「落語は英雄譚じゃない」という言葉には、確かにと唸らされた。人間の弱さを肯定して楽しい話にしたからこそ、落語は現代にまで伝わってきたんだなあ。達した朱音、ここから大逆転なるか?
アイスヘッドギル
なかなか心を開いてくれないサナ。その分、宿のおじさんの親切心が際立ちます。
王家に迫害されているサナにとって、王子を殺したギルの父は英雄になるのか。立場が変われば悪人も英雄に。これで心を開いてくれるかと思ったら、ギルを王国に差し出す気だった。サナ君、家族を助けたい気持ちは分かるけど……。もう殺されてたりして。
父の優しさを踏みにじる約束破りの悪党に、ギルの怒りが爆発する。ラストのギルの表情がヒーローっぽくてカッコ良いなあ。
ウィッチウォッチ
昔のアイカは魔法をコントロール出来ず、両親に閉じ込められていた。そんな彼女に未知を示したのが時代小説とは面白い。これに関しては本を渡した謎の男グッジョブと言うべきだろうか。どんな理由があっても、親が子供を監禁するのは間違ってる。
アイカの魔法の発動条件は居合いじゃなかった。居合抜きをする事自体が条件なのかな?
追い込まれたミハルの元に助っ人登場! これは他の所にも来てくれる流れですね。カンシへの助っ人は誰だろ?
キルアオ
センターカラー。
おしゃぶりが無いとダメ人間になるシン。大狼のフォローがあったとはいえ、こんな状態で無失点に抑えたのは立派だ。初めて彼を格好良いと思いました。直後に台無しになったけど(笑)。あとノレンさん、そのネタはヤバいっす。あんぱんは日本の宝。
久々のスポーツを楽しむ大狼に、天馬も本気を出す。強い敵と戦いたいのではなく、全力を出しても壊れない玩具を求めていたからというのが悪役らしくて良い。手加減無用、というか手加減してたら負けるので、全力でブチのめしてやりましょう。
アスミカケル
類は友を呼ぶのか、一狼のチームの面々もクズばかりだな。ヒロキは不良から更生したし努力家でもあるけど、素人同然の新人を怪我させても全く謝らず、一狼への忠誠心に凝り固まっている。弟子と言うより部下、いや信者ですね。
敵のクズっぷりを見せ付けられているので、二兎の怒りに共感できる。だからヒロキに勝ったのにはスカッとしたけど、まさか瞬殺するとは。打撃系と関節技の相性の悪さはガチ。
そして早くも一狼との兄弟ゲンカへ。これは流石に勝てないだろうなあ。MMAの奥深さを思い知らされて負けるけど、一狼を倒す為にMMAを始める展開になりそう。
鵺の陰陽師
連載開始から僅か10話目で水着回、しかも可愛い女子が続々登場。川江先生、この漫画の売りというかキーポイントを分かっていますね。強い。
メインヒロインの座が鵺こと沙鵺から代葉に移りそう、いや移ってもおかしくないぐらい可愛い。学郎へのおでこゴッチンコからの「エッチ」発言には萌えた。トラウマなんて吹っ飛ぶ可愛さ、これは勝つしかない。エッチマン? 今となっては褒め言葉よ!
逃げ上手の若君
当時の記録をそのまま信じる事は出来ませんが、それでも顕家軍の速度は異常。後の世でも秀吉の中国大返しもですが、人間はとんでもない速さで走りますよね。1人2人ではなく軍隊として速いのが凄い。
南北朝時代の英雄・北畠顕家と互角に渡り合う斯波家長。これでまだ17歳というのがねえ。時行と顕家もだけど、戦乱の世では若者が弾ける。
これから始まるのは、杉本城の戦いと呼ばれる激戦。時行の再起戦、その結果は歴史書には既に記されているけど、この漫画ではどう描かれるのか楽しみ。
僕とロボコ
今回の感想は一言で。
「勉タメジャンプ、サイコー!」(笑)
あ、もう一言。
「夏休みの宿題はしっかりやろう!」
ブラッククローバー
聖騎士の中には2種類の魔法が使える奴がいるのか。それはチート過ぎる。
大気魔法を使うダムナディオは、近づく者を風の刃で切り刻む。あかん、接近戦が主体の黒の暴牛の面々には天敵だ。絶望が深まるネロに共感しました。
なのでアスタの登場には胸が踊りました。待ってましたの主人公見参! 「DRAGON BALL」の孫悟空もだったけど、こういう展開は否応なしに燃える。
暗号学園のいろは
決勝戦は三つ巴の鬼ごっこ。尻尾を付けたいろは達が可愛い。
BC連合軍、C組が1人しかいないのが気になってたけど、なるほどそういう事か。運動オンチ的な発言はフェイクで、まんまんと騙された。いろはは彼女の動きに見覚えあるのか。世界に助けを求めていたダンス動画と関係あり?
BC連合を追い、DF連合に追われる立場になったけど、拷問のスペシャリストが揃っているF組に捕まるのはヤバい。この窮地を暗号でどう切り抜けるのか、注目しましょう。
夜桜さんちの大作戦
七悪を追って、凶一郎と共にパリへ。早くも学園の外へ飛び出すとは、退屈させませんね。
凶一郎、感情を浮かべまいとしている表情が怖い。これは子供が見たら泣くぞ。そりゃあ、あるふぁとひふみも逃げるわ。これは恐怖ではなく本能、生物として当然の行動。まあ追いかけて来るんですけどね。これもまた自然の摂理。
えでもあ、しるぶぷれ、せとめとんぺーべー。フランスに子供を連れて行く人は、この言葉を子供に覚えさせておきましょう。勉タメジャンプ並に勉強になる漫画ですね(笑)。
アンデッドアンラック
不老の否定能力を持つファンは、全盛期のままで強くなり続けた。しかしそれ故に彼は弟子を必要とせず、ライバルと思っていた者達には先立たれ、孤独の中にいた。なるほど、本人は自覚してなかったみたいだけど、確かにそれは悲劇だ。
ファンにとってシェンは弟子であり、息子でもあった。不真実で隠されていた真実が明かされた時、ファンの孤独な日々も終わりを告げた。見事な騙しで、爽快な決着でした。
一ノ瀬家の大罪
一ノ瀬家は颯太が家を出てから壊れた。そこから一ノ瀬家がどんどん悪くなっていく描写は、現実的で容赦がない。こういう家族、実際にいるんだろうな……。
しかし事故が起きたあの日、颯太は戻ってくれた。そして翼を助けて死んだ。駆け付けたタイミングが良すぎる事に首を傾げたけど、その後の翼の悲しみの深さにグッとしてしまい、泣きそうになったら、えっ!? どういう事、これ!!??
颯太は生きていた。しかも結婚して、子持ちだった。これは夢なのか、現実なのか。訳が分からなくて、翼と同じように「はあ!?」な気持ちになりました。主人公と読者の気持ちがこんなにシンクロする漫画も珍しい。
人造人間100
「私の痛みは私のもの、他人の痛みは他人のもの」と言い切るNo.100。他人と共感する気ゼロですね。ここまで来ると爽快です。
No.100の怪物っぷりを見せ付けた後は、絢子兄妹の共闘で人間の強さを見せる。緩急の付け方が上手くなっており面白いけど、掲載位置は危険域。ヤバいかなあ。
ドリトライ
青空、早くも自分の技を習得し、虹村を圧倒します。これは「巻き」に入ってますね。
虹村の技の本質はカウンター。つまり父の技もそうで、息子の青空も同じ技を取得した。殴られ続ける事で技を早く習得できたというのは、割と納得できます。
テンマクキネマ
姫希がスカートを脱ぐシーン、イメージ的なものだと分かっていてもドキッとした。新市達の気持ちは分かる(笑)。
役者の演技だけでは、良い映画は作れない。肉眼ではOKだけど映像として見ると…というのは、映画を撮ってみたらあるあるなんだろうな。色々な映画やTV番組で、縁の下で頑張ってる美術スタッフの皆様、お疲れ様です。
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ジャンプ33号の感想
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