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12月13日のアニメ感想

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。
 勇者になれなかった者達が魔王を復活させようとしているという異常な構図ですが、元々魔王は見逃されていた存在だったそうです。マジックアイテムが発達し過ぎてしまい、魔王なんていつでも倒せるようになっていたとは。確かにマジックアイテムを使ってた店長は強かったからなあ。魔王は哀れな道化だったのか。フィノの父も浮かばれませんね。でも、だとしたら魔王を殺した勇者って……。
 アイリはクライン達の仲間にはなりませんでしたが、家族を魔人に殺された彼女は魔人への憎しみをフィノにぶつけようとする。いや、彼女を動かしているのは怒りや憎しみではなく、フィノを許したら今までの自分を失ってしまうかもしれないという恐怖心か。ラウルへの複雑な恋心も手伝っていたのかな?
 そんなアイリの本心を受け止めて勝ったラウルは、免許が無くても立派な勇者です。世界に不要な存在になっても、みんなが笑える平和な世界にしたい。フィノの父を倒した勇者もそう考えていたのかな? だとしたら立派な人物なんだけど、名前さえ出ていないのが気になる。実は既に登場しており、そして意外な人物だったりして。
 ラウルとアイリを助けたいフィノの優しい心が、皮肉にも彼女を魔王にしてしまった。いや、まだ間に合う。苦しんでいるヒロインを仲間と一緒に救いに行く、勇者ものの定番で王道ですよね。ラウルは正式な勇者ではないし、救おうとしているヒロインは魔王だけど、そんなの関係ねえ(笑。懐かしいなあ)。とにかく急げラウル。クライマックスでフィノにプロポーズしてもええんやで。

キルラキル
 空中要塞と化した乃音との空中戦は、まるでバトルロボットアニメのような迫力あるものでした。さすがは「グレンラガン」を作ったスタッフ、こういうのはお手のものですね。小回りの効かない巨大な敵に対して、懐に切り込むというお約束もきっちりやってくれました。
 しかし皐月が言うとおり、四天王はしぶとい。奏の装ダカーポに変身した乃音は、生命繊維をも操る音を発して鮮血の動きを封じる。だけど流子も負けてはいない。自分が音叉になって音を打ち返すとは、鮮血だけでなく流子も成長しているのか。挿入歌を流子の音として乃音の「運命」を打ち返す展開には参りました。ベートーヴェンには怒られそうだけど。
 最後の四天王は猿投山。以前、流子を圧倒した強敵ですが、彼とは戦わない気がしていました。案の定、新キャラの針目縫によって瞬殺されましたね。いよっ、見事なヤラレ役(笑)。彼が再び流子と戦う時は来るんだろうか。
 哀れな猿投山を倒した針目縫は、皐月の母・羅暁の腹心らしいです。あの皐月を狼狽させるだけあって、その強さと危険性はひしひしと感じます。田村ゆかりさんの明るすぎる演技も良し。中の人は世界一可愛いけど、縫もなかなか。そういえばこのアニメで眼帯をしたキャラは初めてだっけ。インパクトあります。
 まさか縫が流子の父親を殺した犯人だったとは。いや、まだ確定じゃないけど、もう一つの片太刀バサミを持っているんだから無関係ではないよな。怒りに任せて暴走した流子によって、次回で学園は崩壊? 試合を見に行った満艦飾一家が犠牲になったら、流子は立ち直れないぞ。
 その満艦飾一家を代表するマコですが、周りにどんどん四天王が集まってきてもマイペースぶりを保っています。自ら劣等生を名乗ったところは、なかなか良かったです。蒲郡のツッコミもいい感じですね。この二人、付き合っちゃえばいいのに(笑)。


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