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Channel: 決闘王F.Kのブログ
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12月20日のアニメ感想

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勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。
 最終回。
 火山弾を避けたり、モンスターを倒しながら山頂に向かう一行。勇者になれなかったラウルが、非公式の勇者として剣を振るっているのはユニークというか皮肉というか。そんなラウルが振るう剣は店長の兄が使っていた剣で、かなりの名剣みたいですね。実は店長の兄が魔王を倒した勇者だったとか? だとしたらますます皮肉で面白い。
 魔王に成りつつあったフィノですが、ラウルの必死の説得で元に戻りました。接客用語を使った説得なんて、この作品が初めてで恐らく唯一だろうなあ(笑)。ここまでレオンの店員として頑張ってきたフィノをしっかり見せられたので、フィノが元に戻る展開も自然に受け入れられます。さり気なく丁寧に作られている、いいアニメです。
 計画には失敗するわ、マジックアイテムの代金を押し付けられるわ、レイドは散々でしたね。あのアイテムなんて店長が勝手に使ったのに。リボ払いでも代金を払おうとするレイド、お金に関しては誠実なんですね。フィノに迷惑をかけない程度に頑張れ。
 世界は再び平和になり、アイリもレオンに就職しました。後輩が出来て喜ぶフィノが可愛い。勇者への道を諦めておらず、しぶしぶ就職したと言うアイリは昔のラウルですね。彼女には恋の問題もあるけど、いつかはラウルのように新しい生きがいを見つけるでしょう。タイトルから「しぶしぶ」の部分が取れるEDにはちょっと感動しました。いい演出だなあ。 
 総評。電気を魔力に、電化製品をマジックアイテムに変換して、現実の世界と違うようで合わさっているという不思議な世界観と、ユニークなキャラクター達が合わさって面白い作品になりました。先日の「アウトブレイク・カンパニー」に似た印象を受けますが、こちらはヒロインが魔王の娘という事で存在感をアピールしています。フィノはいいヒロインでした。
 しかし不満が無い事も無い。原作がそうらしいので仕方ないのでしょうけど、お色気サービスが過剰かつ不自然なもので正直いらなかったかと。最終回では修正入っちゃったし。そんなのに頼らなくても、充分面白いアニメでしたよ。二期が作られたら絶対に見ます。

キルラキル
 縫が纒博士を殺したのは流子を怒らせる為のハッタリじゃないかと疑っていたけど、本当でしたか。しかも縫の左目を潰したのが博士だったとは。彼女が流子に拘るのは、皐月が言うとおり博士への意趣返しも兼ねているんだろうなあ。厄介な女に睨まれたものです。
 怒りのあまり暴走した流子は、鮮血をも暴走させて怪物になってしまった。何という異形っぷり。しかもあんなに血を流して、よく失血死しなかったなあ。あれでも鮮血がギリギリのところで頑張ってくれたんだろうか? だとしたらお疲れ様でした。
 暴走流子vs皐月の戦いは、短いながらもよく動き回っていました。あのままだったら流子は終わっていたので、止めに入ったマコはナイス。全身に火傷をしてもまったく怯まず、友達を救う為に掌底をかましたマコ。バカの一念岩をも通すというやつか。皐月も名前を覚える程の大活躍でした。実はこのアニメの最強キャラってマコなんじゃね? 紬が言った「三人の女」って皐月と縫とマコの事だと思っちゃいましたよ(流子は暴走していたので除外)。
 壊惨総戦挙は終わりましたが、流子の戦いは終わっていない。縫を倒そうとする流子でしたが、皐月は新たなステージを用意していた。次から次へとイベントを繰り出す皐月は、まるで流子を鍛えているように見えますね。襲学旅行も流子を学園から引き離して、縫を戦わせない為だったりして。果たして皐月の真の目的とは?


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