新ウルトラマン列伝
2014歳最初の感想は、この番組のスパークドールズ劇場でスタート。いいのかそれで(笑)。まあいいか、新OPはカッコいい歌だし。
ダークルギエルとの戦いが終わって、スパークドールズ達は宇宙に帰って来ました、それに因んで今回はウルトラマンに倒されず、無事に宇宙に帰った怪獣を紹介する事に。なかなか面白い着眼点ですね。確かにウルトラマンは怪獣退治の専門家だけど、怪獣を倒すばかりじゃないのです。
まずはウルトラマンに登場した亡霊怪獣シーボーズ。見た目はホラーっぽいけど鳴き声が悲痛で、ただ只管に怪獣墓場に帰る事だけを望んでいます。夕日の中で孤独に流離うシーボーズの姿は、あまりにも気の毒すぎる。科特隊とウルトラマンのシーボーズ帰還作戦は、クジラを海に返そうとするニュースを思い出させます。駄々っ子シーボーズに困るウルトラマンは、ヒーローと言うより優しいお兄さんっぽい。それもまたウルトラマンの魅力なのです。
続いてはウルトラマンジャックと戦ったカニ座怪獣ザニカ。名前がストレートすぎるだろ(笑)。カニ座の星々を食べてザニカを追いやった暗黒怪獣バキューモンは、ウルトラ怪獣の中でも屈指のスケール感。怪獣と言うより、ブラックホールが生命を持った存在なのかも。しかしこの話、乙女座の星々が食べられていたら、可愛い女の子怪獣が来たんだろうか? くっ、惜しい。
おっと、乙女らしい怪獣は別にいました。心優しい乙女座の精アプラサが、ヤプールによって天女超獣アプラサールになってしまいウルトラマンAと対決。幻のような超獣であるアプラサールには攻撃が当たらず、Aも大ピンチ。元に戻ったアプラサを乙女座ではなく白鳥座に送ったのは、夕子のアイデアでしょうね。北斗が一人で変身するようになってからアプラサが現れていたら、どんな結末になっていたのやら。
夜空に思いを馳せるスパークドールズ達ですが、宇宙からやって来るのはロマンチックな怪獣ばかりじゃない。月からやって来たうす怪獣モチロンは、うすから手足が生えたデザインも、餅だけを求める行動パターンもユニーク極まりなく、お正月に放映するにはピッタリの怪獣です。南夕子とウルトラの父とタロウを共演させたのは凄いけど。この三人に餅つきをさせようと考えた人は、ある意味天才だわ。
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1月2日のアニメ感想
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