仮面ライダー鎧武
ヘキジャインベスに襲われたラットは植物化する事なく安心しましたが、町ではインベスを操って犯罪をするビートライダーズが現れました。舞の言うとおり、最初はダンスをする事が目的だったのに、インベスという力に飲み込まれて目的と手段が逆転している。しかし力のない人間が力を手に入れたら、大半の人は悪事に使ってしまうのではないでしょうか? 人の心とは弱いものです。
暴走したRED HOTの連中とは正反対なのが紘汰。嫌われても疑われても、それでも紘汰は人を守る為に戦う。たとえ相手が人の姿をした怪物であっても。初期の頃はノリで戦っていたような感じでしたが、今の彼は立派なヒーローですね。平成ライダーの主人公は精神的には既に成長しているタイプが多いけど、彼は少しずつ成長して行くタイプなので今後が楽しみ。
そんな紘汰にも新たな力が。従来のロックシードとエナジーロックシードを同時に使う事で、鎧武はジンバーレモンに変身! その力は強敵ライオンインベスを一撃で倒す程。ソニックアローは新世代ライダーだけの武器じゃなかったんですね。これならオモチャの売上も期待できるか。さすがはバンダイ、隙がありません。
力は単なる力でしかない。大事なのはその力をどう使うのか。阪東さんの言葉には重みがありますね。確かに中の人は「色々あった」もんなあ(笑)。弓削智久さん、三度目のライダーシリーズへの出演を楽しんでますね。龍騎やカブトと同じように盛り上げてください。
一方、光実は貴虎からヘルヘイムの森の真実を知らされる。事件の真相を公表しようと考えていた光実でしたが、その考えを変える程の真実とは? そもそもヘルヘイムの森とは何なのか。実は未来の沢芽市で、森に生えている木やインベスは市民の成れの果てとか?
光実は兄に従う道を選び、紘汰との対決は必至。ライダー戦国時代はここからが本番か。紘汰は戎斗と手を組んで対抗しそうですね。二人の息も合ってきたし。森から脱出する際のバイクアクションは見事でした。二人と親しい舞が仲介役になるのかな?
ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル
今回、セシルが弁護する犯罪者は、15人もの魔術使いを殺した連続殺人犯のツグジ。同じ魔術使いを殺した上、反省している様子がまったく無い根っからの悪で、こんな男を助けなければならないのかとセシルを迷わせます。ふむ、ようやく法廷ものらしい展開になってきましたね。母親を助けたくて弁魔士になったセシルは、プロとして仕事に徹する程の覚悟は無い。セシルの甘さを視聴者に伝えるには、いい事件かと。
15人もの人を殺したツグジ、普通の弁護では彼を助ける事は出来ません。しかしツグジの双子の弟が、兄は解離性同一性障害、つまり二重人格だと証言し、ツグジ本人もそう思わせる言動をした事で死刑から無期懲役に刑を軽減させました。心は2つあるけど体は、命は1つしかないから、悪の人格が悪事をしても善の人格を殺す訳にはいかない。現実にもある問題ですが、魔術が広まったこの世界なら何とかならないのかな?
しかしツグジの失言から、セシルは彼の二重人格が演技だと見抜く。ツグジは迂闊でしたね。刑が確定したから安心してしまい、つい言ってしまったのかな? ディアボロイドを作れない地下室にセシルを誘い込んだ弟の方が、よっぽど狡猾ですよ。主犯は彼だったのでしょうね。しかしセシルも不用心過ぎる。一人で乗り込むのはお約束とはいえ、行く前に仲間に連絡ぐらいしておきましょうね。
セシルにとっては複雑な思いを抱かせた事件でしたが、事件はまだ終わっていない。ツグジ兄弟の目的はセシルの魔力を覚醒させる事で、兄弟を操っていたのは柄工双警部補だった。ツグジを逮捕する際の突風は、彼が起こしたものか? なぜ警察がセシルを狙うのか、今まではケチャラー&マヨラーキャラとして和ませてくれたもよも、怪しい雰囲気を漂わせています。セシルの周りは敵だらけなのかも。母を死刑囚にしたのも連中だとしたら、敵はかなりの大組織ですね。最終決戦はド派手になりそう。
↧
2月2日のアニメ感想
↧