GW前の合併号という事で、表紙も中身も盛りだくさん。幼稚園児になった主人公達の中で一番可愛いのは一護かな。壱丸は幼稚園児にしては大人っぽすぎるような気が。
とじこみ付録としてクリアファイルが。単行本サイズなので、ちょっと小さいなあ。使い道に困る。
夏に開催されるジャンプビクトリーカーニバルの公式キャラクターが発表。鮫をモチーフに「べるぜバブ」の田村隆平先生が描いたキャラは、かなり怖い。着ぐるみとか作られたら子供が泣きそう。
そして皆さんお待ちかね、HUNTER×HUNTERの連載再開が決定! 27号まで指折り数えて待ちましょう。でも、えーと、以前はどこで終わったっけ? 単行本をチェックチェック。
ONE PIECE ★★★
首を跳ね飛ばされても生きているドフラミンゴ。不死身なのか?と驚きましたが、糸で作った変り身でしたか。鳥カゴといいもう何でもありだな、イトイトの能力。ドフラミンゴ本人も覇気を使いこなすほど強いし、厄介な敵です。。
オモチャが人間に戻った事でルフィ達が一気に大逆転、なんて甘い展開にはなりません。ローさえ青ざめるドフラミンゴの鳥カゴとは、糸によって国そのものを閉じ込め、その中にいる者達を殺し合わせるという残虐なイベントでした。とことん悪趣味だなあ。
賞金首として指定されるのはドフラミンゴに逆らう者全てか。キャベンディッシュ達はウソップへの恩があるから敵にはならないだろうけど、ドレスローザの惨劇は避けられないか。海軍は頼りにならないし、ルフィ達が何とかするしかない? 急げ急げ!
暗殺教室 ★★★
正義と書いて「ジャスティス」と読む名前だった木村君。今までほとんど目立ってなかったキャラだけど、一気に注目されましたね。舞い上がって名前を付けてしまったご両親に感謝しましょう(笑)。
各自で考えたコードネームで呼び合ってみました。これは楽しそうだけど、名前と各自の個性が合ってないと混乱しそう。キャラが立っていない人にやらせちゃダメですね。「永遠の0」と断定されたカエデちゃんは、そう名付けた人にキレてもいいかと。貧乳はステータスだ、希少価値だ。
親が付けてくれた名前には、それぞれ意味が込められている。しかしその名前を立派なものにするか、どうしようもないものにするかは自分次第。今はキラキラネームと笑われている名前も、いずれ素晴らしい価値のある名前になるかもしれませんよ。そして殺せんせーは、もう少し自分を見つめなおそう。
食戟のソーマ ★★★
ラーメン対決は双方ともスープは魚介系を選択。しかしスープの質は正反対で黒木場はこってり濃厚系、恵はすっきれ淡麗系ですか。どちらも人気があるスープだけど、個人的には濃厚系の方が好きかな。審査員達の味の好みも勝敗の行方を左右しそう。
観客になったアリスが思い返す黒木場リョウとの出会い。彼も創真と同じように店を仕切る程の天才児でしたか。昔の黒木場、目付き悪いなあ。アリスはこういうタイプが好きそうだけど。このタイミングで過去編が語られるのは黒木場の敗北フラグに思えますが、さてどうなのやら。
黒子のバスケ ★★★★
センターカラー。
第4Qが始まってから赤司があまり動いてませんが、それは火神のプレッシャーが更に増していたからか。キセキの世代でさえ気を抜けない程に成長するとはとは、火神が頼もしすぎて困る。
日向と実渕のSG対決、今までは実渕が圧倒していましたが、虚空のカラクリを見抜いた日向が一矢報いました。虚空の解説は分かったような分からんような……。取り敢えずこれを現実にやれる人は凄い、と。やはり実渕は半端じゃないですね。
しかし日向も木吉も半端じゃない。後出しの権利を利用しての日向への絶妙なパスを出した木吉も、緑川が認める程に素晴らしい3Pシュートを決めた日向もあっぱれ。この3点は大きいですね。一気に点差を詰めていけるか?
斉木楠雄のΨ難 ★★★
退屈な家庭科の調理実習も、スイーツを作るとなれば話は別。別人のように態度が変わった斉木には笑いました。クレープも好きなんですね。私も嫌いじゃありませんよ。斉木のクレープ愛には敵いませんが。
海藤も灰呂も料理下手でした。二人とも不器用な上に味の調整もド下手で、手を出さない方が助かるレベル。調理実習で電子レンジを壊すなんて、やろうと思っても出来ませんよ。どんな失敗作でも食べてくれる目良さんには感謝。料理番組には欠かせない人材になったりして。
スイーツとしてのクレープと、おかずクレープは似て非なる料理です。ツナマヨクレープも美味しいんですけどね。斉木は1人で作った方が良かったですね。自家製クレープもいいものです。私がやったらすぐに焦げるけど。
NARUTO -ナルト- ★★★
マダラの輪墓とは、もう一人の自分を作る技でしたか。影だから目視する事は出来ず、見えざる世界にいるから物理攻撃も聞かない。サスケの輪廻眼でなければ気付けなかったでしょうね。
ナルトとサスケの共闘によって、さすがのマダラも追い詰められていく。しかしマダラもまだまだ終わらない。オビトの輪廻眼を奪って輪廻眼を二つ揃えたら、かなり厄介な事になりそう、いや絶対になるのか。サクラがさっさと輪廻眼を潰していたら……と愚痴るのは気の毒か。まだマダラの手に渡ると決まった訳じゃないし。
磯部磯兵衛物語 -浮世はつらいよ- ★★★
一話目は磯兵衛、ちょっと早く五月病になる。五月病より皐月病の方が、何だかカッコイイ気がするぞ(笑)。超テキトーになってしまった磯兵衛は普段よりも無気力になって、自分勝手というか面倒くさがりになってしまいました。それに対する先生の治療が秀逸。五月ならまだ始まったばかりだと思うけど、六月になると「えっ、もうそんな時期?」と慌ててしまうのはなぜだろう。
二話目は鯉のぼりに対する磯兵衛のトラウマ話。五歳の頃の磯兵衛、中身は今とあまり変わってませんね。そして母上の磯兵衛に対する愛の深さも変わってない。一晩であんなに馬鹿でかい鯉のぼりを作ったのか。母の愛が大きくて重い。でも、あんなに大きな鯉に食べられるのは大人でも怖いな。愛も鯉のぼりも、やり過ぎはダメ。
ハイキュー!! ★★★
青葉城西の新戦力、狂犬こと京谷賢太郎。協調性は皆無だけど能力はかなり高いみたいですね。狂犬の異名どおり上を上とも思わない生意気で喧嘩っ早い性格だけど、及川には従いそう。こんな危険分子をチームに入れるとは、及川の勝利への執念が伺えます。
代表決定戦までの短い間、みんなそれぞれ自分を鍛え上げていく。突き指はバレーボールの選手には付き物の怪我ですが、以前の月島だったら怪我を理由に練習しなかったかも。でも、今の彼は違う。精神的にも逞しく成長してますね。ブロックの完成時に嫌らしく微笑んでいるけど、その微笑みが頼もしい。
日向の新しい速攻も成功率が9割にまで上がり、各自が新しい武器を身に付けつつある。しかし敵チームも強くなっている。ゴミ捨て場の決戦までの道程は険しいでしょうけど、それでも頑張れ烏野。君達ならやれる!
トリコ ★★★
グルメ界は常に食事日和で死に日和。この世界の本質を表している言葉ですね。リアルミストはやはり罠でしたか。手の込んだ罠を仕掛けたヒルヒールは高い知能を持っており、以前のトリコ達ならやられていたでしょう。体が干からびるまで血を吸うヒルの不気味な事。
しかし全身が毒の固まりであるココは、ヒルのような吸血生物には天敵とも言える存在。精密な毒人形とリアルミストをも覆い尽くす毒の霧によって、ヒルヒールの群れに完勝。姿形だけでなく感情まで本人と同じとは、生命毒はもう何でもありですね。しかし、これぐらいやらなきゃグルメ界では生き残れないのも事実。本当に厳しい世界です。
次はトリコの番ですね。不気味で強そうな黒幕が相手なら、久しぶりに彼の本気が見られそう。以前よりどれだけパワーアップしたのか楽しみ。
ニセコイ ★★★
羽姉も鍵を持っていたけど、先の方が折れてますね。そして彼女もやっぱり10年前の関係者だった。昔の事をほとんど忘れている一条達と違って、羽は少し覚えていました。鍵が折れている事といい、彼女の立ち位置は他のヒロイン達とは違うみたいですね。一条の事が好きなのは確かだけど、異性として好きなのではなく、姉として好きなのかな?
羽も肝心なところまでは覚えていなかったので、一条を巡る関係は進展しませんでした。しかし「鍵はまだまだ増えるのでは?」とか「約束の相手が誰か分かったら、その子の事を好きになるの?」とか、読者が感じていた疑問をズバズバとぶつけてきましたね。やはり羽は話を動かす為のキャラなのか。いくら連載がまだまだ続くとはいえ、そろそろ動きが欲しかったのも事実。羽の質問に対する一条の答えに期待。
絢爛豪華!! 爆笑到来!! 春のギャグカーニバル!!
合併号の特別企画その1は、うすた京介に大石浩二、増田こうすけに地獄のミサワという集英社が誇る四大ギャグ漫画家が新作読切を描いてくれるという、ギャグ漫画ファンにとっては夢の様な企画です。
熊本県出身でロアッソ熊本も応援しているといううすた京介先生は、熊本のくまモンをネタにしました。いや、作中でもツッコまれているけど、これくまモンじゃねーよ。こんなのが現実にいたら子供泣くよ。うすた先生はこういうキャラを書くのが上手いなあ。ゆるキャラ達の地下闘技場でのガチンコバトルは見たい。あと尾田先生への無茶ぶりはやめてください、お願いします。最近休載が多いのはお前のせいかと疑われますよ。
大石浩二先生は、週刊少年ジャンプ誕生の裏に隠された一人の男のドラマを熱筆。なぜこんなにも熱い男の物語が裏に隠されていたのか、最後まで読めばよく分かります。ラーメンのスープは熱々が一番(笑)。しかし大石先生、絵が上手くなったなあ。今回はギャグだったけど、真面目なストーリー漫画を描いてもイケるのでは?
増田こうすけ先生はギャグマンガ日和の出張版。相変わらず容赦無い毒舌とツッコミの嵐が吹き荒れ、読者を奇怪な増田ワールドに引き込んでいきます。縄文ハカセは無駄な設定が多すぎるけど、こういう漫画のキャラって結構いますよね。ジャンプにもあの人とかあの人とか。
地獄のミサワ先生は、ジャンプSQ.で始まったばかりの「いいよね! 米澤先生」の特別番外編です。本編でも無駄にマッスルで暑苦しい米澤先生ですが、真面目な努力家でもあるので憎めないんですよね。今回の話は米澤先生のキャラクターが充分に発揮されていました。でもドーピングはダメ、絶対。
オールスターもしもコラボ漫画!!
特別企画その2は、連載陣の各キャラが他の漫画の世界に行ったら……という設定による1コマ漫画と、「斉木」「磯兵衛」の特別編です。
1コマ漫画はどれも面白い組み合わせでしたが、私のお気に入りは久保先生による普通に怖い殺せんせー、トリコさえ怠け者っぽくした磯兵衛、本家より可愛く描かれている古味先生の神楽、神峰にも心が見えない黒子、卍解してもまったく違和感が無いアクセル、魔法のアプリいらずの一条ですね。各自のアイデアと画力による一発勝負、なかなか面白い企画でした。
コラボ漫画拡大版、まずは斉木が「食戟のソーマ」の世界へ。あのイメージ的なものは斉木には見えるんですね。自分の父親の股間を見ながら食事する勇気は、さすがの斉木にも無かったか。この勝負、創真の勝ち(笑)。
続いては磯兵衛が現代の浅草で両さんと遭遇。江戸っ子ジャンプでも両さんは人気者みたいですね。他のキャラも同じみたいなのに、なぜ部長だけあんなに怖い顔しているんだろう。両さんから見た部長のイメージだったりして。
銀魂 ★★★
星は、いや斉藤終は何でも知っている。情報を制する者は世界を制すると言いますが、真選組全員の秘密を知っている斉藤はその気になれば真選組を掌握できますね。しかし近藤さんの秘密が一番酷いな。こんにゃくはそんな事に使っちゃダメですよ。せめて使ったこんにゃくは捨てなさい。
桂と斉藤、真実を懸けた一騎打ち。どちらも適度なアホなので凄惨な戦いにはならず、この2人の気の合いっぷりに和みます。Z解なら私にも使えそうだ。桂の計画は失敗した、と思ったけど割と成功して両者痛み分け。次にこの二人が戦う時は、マジなものになるかも。
ワールドトリガー ★★★
ヒュースが使う磁力を操るトリガーは、攻撃や防御だけでなく誘拐にも使える優れ物。ギザギザの物体は食い込んだら痛そうだけど、実際にはそうでもないみたいですね。本人も冷静な性格しているし、手強い相手になりそう。
個々の実力ではアフトクラトル側が勝っており、ボーダー側は防戦を強いられている。玉狛支部の精鋭達でさえ、敵を足止めするのが精一杯。しかしここからボーダー隊員の反撃が始まる。A級隊員達が力を合わせれば、格上の相手とも戦えそうですね。彼らの奮闘で、修の死の予知が変わればいいんだけど。
i・ショウジョ ★★★
今回はこういうラブコメには欠かせないアイドルもの。謎のベールに包まれた人気アイドルが実は身近にいた女の子だったというのは、男の子なら誰もが一度は夢見る話ですよね。そんな事、天地がひっくり返ってもあり得ない話ですが。
しかし現実では絶対に無い話でも、魔法のアプリを使えば……。ちょっと根暗な深海さんが、アプリを使えばアイビスでさえファンになる程の人気アイドルに大変身。お色気サービスも満点とは、ファンの心をがっちり掴みますね(笑)。憧れのアイドルの秘密を知った太陽君、アイドルオタクとしての道を突き進むのか、それとも恋に目覚めるのか。彼のアイドル愛、見せてもらいましょう。
SOUL CATCHER(S) ★★★★
弾もかなりヘビーな過去を背負っていた。いや、本人は全くヘビーだとは思ってないから問題無いのか。陸上選手を吹奏楽にスカウトした重松は弾の才能を見抜いていたのかな? 単なる友情からかもしれないけど。春にいい思い出を持っている弾は、春に嫌なイメージを持っている金井淵達とは正反対。彼の言葉によって攻略の糸口が見えたのは、なかなかいい切っ掛けだったと思います。
金井淵は神峰を否定してきたけど、弦野のように指揮者の存在そのものを否定した事は無い。なるほど、言われてみれば……。神海先生、ちゃんとここまで考えて金井淵達を喋らせていたのか。凄いな。
金井淵達の中にいるもう1人とは、かつて彼らを指揮していた人で、その人に何かあったのかな? 悲しい過去話になりそうだけど、それを乗り越えなければ神峰も金井淵達も前には進めない。過去に縛られた時を今こそ動かそう!
こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
何事にも器用な両さんは、バーベキューを焼くのも上手い。同じように焼き上手なジョディに手伝ってもらってのバーベキュー出張サービスは、商売のアイデアとしてなかなか面白いかと。実際に両さんのように山の上まで行くのは難しいだろうし、ヘリコプターなんて使ったら出張料金が高くなってしまいそうだけど夢はありますね。
海外にも出張するとは意欲的だけど、今回はその逞しい商魂が災いしました。商売には危険を察知する能力も必要ですが、両さんにはそれが全く無いんだよなあ。だから失敗したり、自滅する事が多い。歩きスマホと両さんの商魂は、どちらも危険がいっぱい(笑)。
ステルス交境曲 ★★★
非合法な人体実験によって超絶的な力を手に入れたウェイビスは、その力で仲間の人魚達も殺したり、売り払ったりしていた。見事なまでの悪党ですね。味方になる事は絶対に無さそう。
美しさと邪悪な心を併せ持つウェイビスは他人の絶望を見るのが趣味であり、強者が弱者を溺れさせる事で世界が正しく回っているのだと安心できる。この彼女の悪趣味が、最後にいいオチになっていました。こういうところはさすがプロ作家の原作、言葉の使い方が上手いですね。
姿が見えないトロマは表情が分かり難いという漫画のキャラとしては大きな欠点を持っていますが、同時に底知れない強さを感じさせる利点もある。今回の話は、その利点がよく出ていました。こんなに強い竜を月に追い払ったなんて、昔の人間は強かったんだなあ。いずれトロマの過去も語ってほしい。
ILLEGAL RARE ★★★
数多の吸血鬼を葬ってきた銀の弾丸も、アクセルにとっては止まっているも同然。幻獣モードになる事によって、人間の常識を超えた能力を発揮できるそうです。バイオライダーみたいなものか(by仮面ライダーBLACK RX)。真の姿などいくらでもあるそうで、もしかしたら本人も真の姿を忘れているのかも。
しかしアクセルに吸血される事もウィズシヴァーの罠だった。体の半分の色が違っていたのは、体そのものを銀にしていたからか。どうやって動いて、いや生きているんだろう? さすがのアクセルもこのままではマーダック市長に捕まってしまいますが、カワサキが助けてあげるのかな?
BLEACH ★★★★
隕石をも切り裂いた更木に対して、グレミィは宇宙空間を想像して対抗する。死神も宇宙では生きられないんですね。野晒の射程外に離れていれば、グレミィは勝てたかも。
何をやっても死なない更木の強さは、グレミィの想像を超えていた。ならば「更木をも超える強さ」を想像して、自分を強くすればいい。グレミィのその考えは正しいようで、致命的に間違っていました。自分よりも強い更木より強くなるという事は、自分の限界を遥かに超える事。自滅とは情けないけど、自分の想像力に自惚れていたグレミィには相応しい最後だったかも。なかなか面白いバトルでした。
TOKYO WONDER BOYS ★★
ふむ、試合になると普通のサッカー漫画になっていますね。壱丸の能力の説明や、劇的な同点劇などは悪くありません。もっと早くからこうしていれば……。
いや、やっぱりダメかな。台詞の合間にあるつまらないギャグは今までもやってたけど、どのギャグも面白くなく、話の流れを確実に邪魔している。試合になるとその邪魔っぷりがアップしているのに、気付かずにまだやらせています。作者のこのズレっぷり、本当に致命的ですね。次号で終わるかな?
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22・23号の感想
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