「ONE PIECE」のご当地tシャツ読者投票コンテストの結果発表。宮崎のひょっとこTシャツ、子供が喜びそうなデザインですね。読者投票1位のクザンのTシャツは渋くて大人好み。どれも個性的なデザインで、商品化が楽しみ。
「バクマン。」の実写映画化が決定。佐藤健と神木隆之介とは、豪華すぎる出演者だなあ。映画に出てくる原稿は小幡先生の直筆だそうで、気合が入りまくっていますね。漫画の実写化はハズレが多いけど、この映画は成功してほしい。
暗殺教室 ★★★
巻頭カラーで、暗殺者大募集企画の結果発表。タコっぽい殺せんせーに対抗するキャラとしてイカを考えるのはアイデアとしては定番だけど、殺しに来る動機がなかなかシュール。潮の満ち引きで困っている動物は多いだろうから、この手の暗殺者が続々と来たりして。
今回の話で問われるのは、リーダーの適性。E組のリーダーである磯貝君は、顔も中身もイケメンでみんなから頼りにされる一方、協力してあげたくなる理想的なリーダーです。本人に全くその気が無くても周りから支援されるタイプで、民衆の人気が必要な政治家に向いていそう。
一方、A組のリーダーである浅野は他者を力で威圧し、従わせるタイプのリーダー。リーダーと言うよりは支配者に近く、それは本人も自覚しています。自分という存在絶対の自信を持っており、それだけの実力も備えている。力と階級で部下を従わせる軍人などに向いているかな?
正反対のタイプですが、どちらもリーダーとしては長所と短所を備えている。磯貝は仲間に気遣うあまり非情な判断が出来なさそうで、逆に浅野は仲間に冷酷すぎて見捨てられやすい。足して二で割ればちょうどいいのですが、そう上手くはいかないのが世の中というもので。二人のリーダーに対して殺せんせーがどう指導するのか、壮絶な棒倒しに期待。
黒子のバスケ ★★★
赤司もゾーンに入りましたか。そう来るとは思っていましたが、ゾーンに入れるようになったのは青峰のやり方を見てからで、しかも見ただけでコツを掴んでしまったのか。やっぱりこの男は別格ですね。
ゾーンに入るきっかけは人それぞれですが、赤司の切っ掛けは味方に失望し、己の力のみで戦うと見限った時。エゴイズム極まりない切っ掛けですが、実に彼らしい。
帝王の覚醒。それは誠凛が赤司を、洛山を追い込んだ事でもあるけど、ここから先は簡単には行かない。しばらくは赤司の一方的な攻撃が続くのかな? 残り時間は多くないけど、誠凛にとっては長い苦闘になりそう。
ONE PIECE ★★★
ドフラミンゴに手配された12人の賞金首。ルフィ一味の主力メンバーはもちろん、リク王家の面々やサボも入っています。錦えもんもいますが、ここまで彼は目立った活動はしてませんよね。それでも手配するのは何か特別な理由があるんだろうか?
そしてウソップも念願の賞金首に(笑)。さっきまでウソップを崇めていた海賊達が金に目が眩んで裏切るのには呆れましたが、海賊らしいかなとも。それでもキャベンディッシュや八宝水軍など名前の出た海賊達はウソップを助けてくれると期待。
ドフラミンゴをぶっ飛ばす宣言をしたルフィ。ローの言うとおり、それは四皇カイドウとの全面対決を意味していますが、ドフラミンゴを倒さなければ外に出られないのも事実。敵だらけの状況になってしまいましたが、それでもルフィなら何とかしてくれるでしょう。頼むぞ主人公。
NARUTO -ナルト- ★★★
リンの死の悲劇も、マダラが演出したものだった。ここまで手の込んだ事をするとは、本当にオビトを仲間に引き込みたかったんですねえ。もう少し時代が違っていたら、ナルトやサスケもマダラの操り人形になっていたかも。
カカシは写輪眼を奪われ、オビトの輪廻眼もマダラの手に落ちてしまったようです。これでマダラは最強モードになってしまいましたが、今のナルトとサスケに対抗するにはこれぐらいでないとダメか。カカシの左目をあっさり再生させるなんて、ナルト、強くなり過ぎでしょ。本当に火影を超えてますよ。
かつての第七班が再び集結しましたが、それぞれの心は大きく変わっている。特に復讐すべき相手を失ったサスケの本心は、読者にも未だ見えない。全ての戦いが終わった後で大どんでん返しを起こしそう。それはそれで面白くなりそうだけど。
食戟のソーマ ★★★
まだ子供なのに大人のシェフ達を圧倒し、厨房の頂点に立っていたリョウ。自分を侮る大人達を料理の腕で従わせてきた彼から見れば、仲間達と仲良くやっている恵はお遊びレベルの料理人なのでしょう。
しかし読者は知っている。今の恵は創真にも引けを取らない、一流の料理人であると。恵だって厳しい予選を勝ち抜いてきた事を忘れてはいけません。美しいまでに澄み切った淡麗系スープは、彼女の成長の証。厳しい戦いではあるけど、恵には頑張って勝ち上がってほしい。素直に応援してあげたくなるキャラです。
ハイキュー!! ★★★
遂に春大の宮城県予選が始まりました。宮城各地から強豪校が集まり、和やかさと緊張感が漂う不思議な空気を作っています。特にトイレの前で(笑)。日向もトイレで災難にあうキャラになりましたか。大先輩のポルナレフ(byジョジョの奇妙な冒険)にレクチャーを受けたのかな?
自分たちの勝利を微塵も疑わない牛若は、まさに王者の風格。「誰であろうと受けて立つ」と告げたシーンは、日向が超えるべき壁の高さと強さを感じさせます。
白鳥沢と青城、伊達工と順当に勝ち上がり、いよいよ烏野の出番。相手はちょっと因縁がある条善寺高校。お祭りチームと言われ、試合の緊張感を吹き飛ばすかのようにはしゃいでいますが、だからこそ底知れない強さを感じさせます。これは名勝負になりそうですね。成長した各々の力を見せつけてやれ、烏間!
カミドリ(読切) ★★
異色の剣道漫画「クロガネ」でデビューした池沢春人先生が、ジャンプに帰って来ました。伝説の盗賊・石川五右衛門をモチーフにした盗賊を主人公にした、少し変わったバトル漫画です。
さすが連載経験者、作品のクオリティは新人とは段違いです。絵もコマ割りも見やすいし、ストーリーも上手くまとめられており、最後まですんなりと読めました。盗賊である主人公のパートナーが疫病神で、主人公の不幸を好んで食べるという設定もユニークですね。主人公とは付かず離れずだけど心から馴れ合ったりしない、面白いコンビでした。
なかなか凝った設定は連載を意識しているのでしょうが、読後にあまり印象が残らなかったのが気になります。福の神である大黒天が大暗黒天という種明かしは昔の漫画で見ており、あまりインパクトを感じませんでした。
うーん、悪くはないけど、特に面白くもないという空気みたいな漫画。この漫画から受けた印象はそんな感じです。更にクオリティを上げないと、連載になっても二作目のジンクスに捕まって即打ち切りになるかも。頑張れ、池沢先生。
銀魂 ★★★★
男の夢である惚れ薬。古今東西、文明のレベルを問わず多くの男達がその製造に挑戦してきましたが、尽く敗れました。宇宙人と出会う方が簡単かもしれませんね。
その惚れ薬にやられてしまった月詠。只でさえこの漫画でも屈指の萌えキャラなのに、それが惚れ薬の力でパワーアップして銀さんにデレまくりです。好きなのがバレバレなのに本人は必死になって誤魔化そうとしているところが、また可愛いっての。まーた人気投票で上位に入るよ。そしてお妙さんを始めとする女性陣に恨まれて、歴史を繰り返すんですね。人はまた同じ過ちをするのだろうか(笑)。
銀さん、ここまで迫られても気付かないなんて、どこぞのラノベの主人公レベルに鈍感だな。いや、月詠を気遣って気付かない振りをしているのかもしれない。膨れ上がりすぎておかしくなった月詠の恋心はどうなるのか、次回での更なるデレっぷりが楽しみ。
ニセコイ ★★
2号連続センターカラー。今号の表紙にもなっていますが、鶫がいませんね。書き直してください(彼女は鍵を持ってません)。
あちゃー、羽姉さんも一条の事が好きでしたか……。彼女は恋愛模様から一歩引いた位置で、恋に迷っている一条やヒロイン達を助けて話を進めてくれるキャラだと期待していたんですけどねえ。いや、今の位置からでも話は進められるけど。
作中では羽姉さんプッシュが猛烈に行われていますが、いくら作中のキャラが彼女の事を凄い凄いと連呼しても、読者がそれを素直に受け止めるとは限らない。強力な設定を盛り込んだキャラがその設定を生かし切れずに消えてしまうのは、よくある事です。
鶫やマリーが多くの読者の支持を得るに至ったのは、彼女達がそれに相応しい活躍をしてきたから。羽姉さんが作中通りの人気キャラになれるかどうかは、今後の展開に懸かっています。古味先生が羽姉さんをどう扱うのか、注目しましょう。
磯部磯兵衛物語 -浮世はつらいよ- ★★★
一話目は怪談ならぬ階段が好きな仲間先生らしい、おかしな怪談話。幽霊の女の子、なかなか可愛いじゃないですか。百物語って、お化けの新入り研修に使われているのか。お化けの世界も大変ですね。試験も何にもない気楽なお化けの世界は昔の話か……。
二話目はお久しぶりの大八っつぁん。剣の腕は達人レベルだけど、なぜか磯兵衛とは相性が悪い彼、今回もリベンジなりませんでした。つーか磯兵衛のお母さん、どんどんスーパーなキャラになっていくなあ。このまま行くとジャンプ史上最強の母キャラになりそう。それはそれで面白いからOK。
トリコ ★★★
輪入道ならぬ豆乳道ですか。目から美味しい豆乳を流したり、上質な湯葉を持っているけど、顔がゴツいおっさん顔なので食欲は沸かないなあ。可愛い女の子の顔だったら喜んで食べるのですが。
威嚇だけで豆乳道を倒してしまったトリコ。捕獲レベル600以下の相手なら、戦うまでもないそうです。何というインフレ。とんでもなく強くなっているなあ。連載初期の頃とは別人かと思うくらいですよ。一年半もグルメ界で生き残れたのは伊達じゃないと。
海で見たカエルが来たけど、幻と違ってこちらは人間の言葉は話せない? でも車に乗っていたり、知能はかなり高そう。そもそもグルメ界にいる時点で普通のカエルじゃないけど、トリコ達が探しているエアと関わりがあるのかな?
斉木楠雄のΨ難 ★★★
せっかくのサプライズもテレパシーで相手の心が見える斉木には意味が無い。その上、誕生日を間違えている。これは斉木でなくても心が痛むなあ。みんなが友達思いすぎて、こんなに手の込んだプレゼントを用意されていたら本当の事は言えませんよ。特に海藤の手紙は反則すぎる。こんな時だけまともになりやがって、チクショー。
幻影で何とかやり過ごした、と見せかけて燃堂にしてやられるのは、ほぼパターンになっていますね。燃堂のように何も考えない天然キャラは、斉木の天敵ですから。平日なのに家にいた、もしかしたらリストラ寸前?なお父さんを利用して、この窮地を脱するのかな。頑張れ斉木親子。色々な意味で。
SOUL CATCHER(S) ★★★★
連載一周年突破記念センターカラー&大増23ページ。
カラーページで色々とぶっちゃけていますが、私は第1話を読んだ時から期待していましたよ。神海先生の才能は前作から感じられていたし。この勢いで目指せ、アニメ化! 2周年は巻頭カラーで祝えますように。
金管四人組の心に今も深く留まっている、五人目の存在。その名は管崎咲良。彼は金井淵達の演奏に桜の匂いを感じ取っていたそうで、共感覚の持ち主なのは間違いないでしょう。「そいつはもういない」と言っていますが、死んだのか、それとも二度と音楽が出来ないような病気や怪我をしたのか。うーん、後者っぽいなあ。まだ生きているのなら、彼の存在が金井淵の心を開かせる鍵になりそう。
伊調剛健による彼の指導付きコンサート。これが終わるまでに金管四人の心を掴まなければならない。タイムリミットがはっきりした事で、神峰の闘志に火が点きましたか。逆境になればなる程やる気を出す、彼も立派なジャンプ主人公です。四人一気に攻略なるか?
ILLEGAL RARE ★★★
銀手の作り方は、まんま中国拳法の毒手ですね。私はゆでたまご先生の「闘将! 拉麺男」で初めて知りました。今読み返してみると、かなりスプラッターな内容でビックリ。あれを面白く読んでいたなんて、子供の精神って意外とタフ。
市長に捕獲されかけたアクセルでしたが、カワサキの勇気に奮い立ちピンチを脱出。市長は逃がしましたが、アクセル達と市長一味の全面対決は避けられませんね。町全体を敵に回すかもしれない厄介な相手ですが、対策課もチームとしてまとまってきたし何とかなる? でも戦力的にはまだまだ不足ですよね。ミラとナビィは可愛いけれど戦闘要員ではないし。アクセルの相棒が務まるくらいの強力な味方が欲しいなあ。
BLEACH ★★★
敗れたグレミィは、脳だけを残して消滅しました。自身の肉体も想像していたとは、グレミィの想像力はやはり恐ろしいですねえ。更木以外では勝てなかったかも。
グレミィに勝った更木ですが、本当のピンチはここから。姿を消したやちるはどこに行ったのか。バンビエッタの力を吸収したっぽい女性滅却師達は強敵だけど、ボロボロに傷ついた更木は彼女達に勝てるのか。そろそろ一護が来てくれないと厳しいかも。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
名誉でも記録でもない、賞金だけが目的の体力レース。こういう割り切ったイベントは現実でもやってみたらいいんじやないかな。両さんが言っているとおり、オリンピックなどはしがらみが多くて周りがうるさいし。
100万人の体力自慢の金の亡者達が、グランドキャニオンを舞台に壮絶なバトルを繰り広げる。しかしここでも両さんは強い。リスクが大きければ大きい程儲かるから、両さんにとってはリスク上等なレースでしたね。途中までトップだったホセ選手は頑張りましたが、相手が悪すぎました。
しかし優勝賞金20兆円って、いくら漫画でも現実離れしすぎだろと思ったら、デジタルマネーのビット、いやヒットコインというオチが付きました。現実でもフィクションでも、そんなに上手い話は無いという教訓ですね。次からは即・現金払いの大会に参加すべきかと。
i・ショウジョ ★★★
深見さん=憧れのアイドル・アユユという現実を夢だと思い込んでしまった浅瀬。お約束な展開だけど、まあ普通はそう考えますよね。クラスで一番地味な女の子が実は人気アイドルだなんて、現実離れし過ぎているし。
二人でクエストアプリに挑戦。こんな時でもエロイベントを盛り込む高山先生は、よく分かっているなあ(笑)。深見さんを捕まえたモンスターが触手系ではなかったのは、少年誌の限界だからか。無念。
一気にラスボスまで進みましたが、そのラスボスはまさかのアイビス。魔電王と名乗るとは、アイビスもノリノリですねえ。ピンチに陥った男女は吊り橋効果で好意を抱きやすいもの。真実に気付き始めた浅瀬君、決戦の中で告白するのか?
ワールドトリガー ★★★
圧倒的な力を振るうランバネインに対してもA級隊員達に動揺の色は無く、冷静かつ的確な対応をする。敵の力を侮らず、自分達の力も過大に評価しない。この落ち着きぶりは相当な数の修羅場を潜っていますね。だからこそA級にまで上がれたんだろうけど。
全体攻撃までやるランバネインですが、決して無敵ではない。相手が勝ちを意識した時にこそこちらの付け入る隙が生じるのは、バトルもののお約束ですよね。緑川の頼もしい事。このまま一気に行くのは難しいだろうけど、ランバネインに大ダメージを与えるぐらいは出来るかな?
ステルス交境曲 ★★★★
当初は敵のボスだと思っていた子供は暗殺者ギルドの一員でしたか。不殺主義者だけど敵に対しては冷酷に、永遠に死なない世界へ閉じ込める遺産を操るシックはジグとは正反対の性格をしていますね。いずれ戦う事になるのかな?
人買いの組織は潰され、製薬会社も警察の手入れを受け、ジグは機兵学舎の一員として生きる事になり一件落着……かと思ったら、ラストページで衝撃の事実が。いやあ、11幕のエンドマークにはまんまと騙されましたよ。その上、ジグは大量殺人犯でしたか。殺人は翼が勝手にやった事で、ジグは覚えていないのかな? 彼が良心を持たないガチのサイコ殺人鬼だったら斬新な展開になるだろうけど、さすがにそれは無いか。掲載位置が低迷しているけど、この急展開が切っ掛けで人気がアップすればいいなあ。
TOKYO WONDER BOYS ★★
最終回。
あー、ここまででしたか。最終回でようやく普通のサッカー漫画らしくなりましたが、時既に遅し。週刊少年ジャンプとサッカー漫画の相性の悪さは、もう奇跡とも言えるレベルですね。今後もサッカー漫画を連載するんだろうか? するのならなぜ他誌では好評なサッカー漫画がジャンプでは受け入れられないのか、徹底的に研究してからやってください。
ジャンプとサッカー漫画の相性の悪さを抜きにしても、この漫画は色々とダメでした。アニメ「銀魂」の脚本家による原作は「銀魂」を意識したのかネタ的な台詞や展開が多かったのですが、スピードを重視するサッカー漫画にはまったく合わず、ストーリーそのものも面白くない。学生サッカーではなくプロサッカーの世界に注目したのはいいんだけど、それならプロ選手ならではの魅力や苦悩を描いてほしかった。
読者の見たい漫画と、作者の描きたい漫画が微妙にズレていたのか、演出にチグハグな面も多かった。良かったのは東京ヴェルディをモデルにした事ぐらいですね。いや、こんなダメ漫画にモデルにされたヴェルディは迷惑か。現実の成績も低迷してるし。連載が終わった途端、ヴェルディが連勝したのは偶然なのか、この漫画のせいで呪われていたのか(苦笑)。
下山先生も伊達先生も、お疲れ様でした。次に漫画を描くならスポーツ以外のジャンルで勝負した方がいいですよ。
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24号の感想
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