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33号の感想

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 29号で「岡崎慎司ヒストリー」を描いた村瀬克俊先生によるブラジルW杯取材マンガが掲載。ああ、あの無様な敗戦を現地で見てしまったのか。バティさんが凹むのも分かります。大会が終わったら、今回のW杯についての感想を描いてほしいなあ。

 「ONE PIECE」は休載です。

三ツ首コンドル ★★
 新連載第2弾。今年の3号に掲載された読切が、連載枠をゲットしました。石山諒先生、おめでとうございます。
 正義よりも美しい物に興味津々なマシマロ、その性格と、シンプルというか独特な顔は読切と変わっていませんね。ヒロインのスーをマシマロには無い正義感に溢れる性格にして、マシマロとのバランスを取らせているのも良いと思います。
 作画については。まだ書き込みが足りなくて空虚に感じる部分が多いですが、新人では仕方ないかな。基礎は出来ているみたいだから、高い技術はこれから身に付けていけばいいのです。
 問題はストーリーですねえ……。強大な力を秘めた魔女の秘宝を他の盗賊や王国政府と奪い合うという設定は悪くはないのですが、目新しさに欠けています。読切時に感じた欠点が治っていないのは残念。下手ではないけれど上手くはない絵と、漫画ファンはもう何度も見た事があるようなストーリー。うーむ、このままだと生き残るのは厳しいかも。どうか頑張ってください。

火ノ丸相撲 ★★★★
 おおっ!  連載8話目で事実上のトップになるとは。最近の新連載としては快挙ですね。実際面白い漫画なので、他のジャンプ読者も支持してくれて嬉しい限り。このまま長期連載、そして目指せアニメ化。
 昔からスポーツ万能の天才少年だった沙田。その才能は相撲でも発揮されており、170kgの超巨体力士をまったく相手にしない強さを見せ付ける。三日月宗近という彼の異名には、そういう意味があったんですね。敵ながら美しい月を描いてくれます。
 沙田が相撲を始めた切っ掛けは、小学生の頃の火ノ丸の相撲を見たから。しかし火ノ丸も沙田の相撲をずっと見続けてきた。地区予選のレベルを超えたライバル対決は、火ノ丸が先手を取る。特委の四つ相撲ではなく、相手の喉笛を掴んでの押し相撲で挑んでくるとは。自分の得意な形を捨ててまで勝ちに来た火ノ丸に対して、沙田はどう出るのか。ううむ、なかなか燃えさせてくれます。

暗殺教室 ★★★
 センターカラー。表紙の新装備着せ替え、渚がモデルになっているけど体型が男性のものじゃないですよねえ。腰、細っ! 渚は本当に男の子なんですよね、ね?
 ビッチ&烏間くっつけ企画第二弾。作戦そのものは上手くいき、ビッチ先生も喜んでくれたけど、同時に現実を突き付けられてしまった。そう、この世界の残り時間はあと僅か。ビッチ先生の恋が叶ったとしても、死の運命は免れない。女としても殺し屋としても無力感を感じてしまったのでしょうね。
 えっ、烏間、ビッチ先生の気持ちに気付いていたの? 色恋でビッチ先生が自分の役目を見失わないように気付かない振りをしていたのだとしたら、大した役者です。
 そして美しい花とともに忍び寄る影。気さくな花屋さんは怪しいと思いましたが、一体何者なのか。死神の手先か、それとも死神本人なのか。学校を去ろうとするビッチ先生は、彼に利用されそう。大人達の人間関係も大きく動きそうで、目が離せませんね。

斉木楠雄のΨ難 ★★★
 兄弟対決は終わりましたが、ロンドン旅行は終わっていません。と言っても学校があるので、これで本当に終わりですが。休みのシーズンに来れば、もっとのんびり出来ただろうに。いや、斉木父はいつでものんびり旅行しそうだけど。
 斉木と燃堂、海藤は美術館見学。知ったかぶりをしてカッコつけて絵を見る海藤は、笑えるんだけど笑えないなあ。私もよく分からない絵とか見たら、同じような態度をするかも。特に抽象画や現代アートは分かり難いんだよ、チクショー。ピカソの絵でさえ、その良さがよく分からない男なんです、すいません。
 燃堂の落書きは美術館の館長に、海藤の力作は現代アートの巨匠にそれぞれ高く評価されました。これは2人共に芸術の才能があるという事なのか、それとも評価した2人がいい加減なのか。さすがの斉木も芸術については理解出来ないそうですが、安心しろ、大半の人がそうだから(笑)。

NARUTO -ナルト- ★★★
 体術でカグヤを押しまくるナルト。圧倒的な数の影分身によるナルトの攻撃はさすがのカグヤでも捌ききれず、異空間に逃げ込もうとする。しかしそれはナルト達の計算通り。絶大な力を持つが故にカグヤの対応が後手に回っていますね。参謀役の黒ゼツがいなかったら、意外とあっさり倒されていたかも。
 残り少ない命を燃やすオビトが、サクラと共にサスケ救出に動く。上手く連携されていますが、カグヤが気付く前にサスケを見つけ出さなければアウトです。時間との勝負になりますが、ナルトとカカシでカグヤを止められるのか? なかなか進まない最終決戦ですが、進む時は一気に進むだろうから見逃せません。困ったものです。

磯部磯兵衛物語 -浮世はつらいよ- ★★★
 1話目は虫歯になった磯兵衛、歯医者で地獄を見る。ああ、この時代にはまだ麻酔薬は作られていないんですね。麻酔無しで歯を抜くなんて、今の人には耐えられない痛みでしょう。昔の人達は痛みに強かった、訳ではなく我慢していただけですよね。磯兵衛みたいに逃げ出す患者も多かったんだろうなあ。華岡青洲の麻沸散が一気に全国に広まったのも分かります。
 2話目は将棋ブームが起きた武士校で磯兵衛、調子に乗る。これもよくありますね。人より少しだけ詳しくなった事を、まるで専門家のように自慢したり批評したりする。相手にウザがられているのにも気付かず、ベラベラベラベラと役に立たない持論を述べて、相手を怒らせてしまう。うーむ、何だか自分の心が痛くなってきたぞ(苦笑)。オタクにもよくあるダメ会話パターンなので気を付けます、はい。

僕のヒーローアカデミア ★★★★
 センターカラー&大増25ページ。
 最強のヒーローと言われているオールマイトの力を受け継ぐべき者として選ばれた出久。しかし膨大なオールマイトの力を受け取る為には、ひ弱な肉体を鍛えなければならない。やっぱりもそんなに上手い話はありませんよね。そう簡単に大きな力は手に入らない、それはこの漫画のテーマなのかも。
 海岸の大掃除という過酷なトレーニングを乗り越え、肉体を鍛え上げた出久は、オールマイトの後継者になりました。ここまで夢に向かって頑張れる男は、最近では漫画の中でも珍しいかも。退屈な展開になるので敬遠されがちな修業パートをこんなに熱く、そして短くも見事に纏め上げるとは。堀越先生の実力を甘く見ていました。次回からいよいよ本編だそうで、更に楽しい漫画になりそう。

ニセコイ ★★★★
 今までモブキャラとか、アニメ「ニセコイ」の情報を伝えるコーナー「アニコイ」に登場していた喜喜美々子が本編に登場。外から来たようなキャラだからなのか、この漫画の最大の問題点にグイグイと踏み込んできました。停滞していた物語を動かす役としては絶好のキャラですね。
 一条と千棘の偽カップル問題を徹底的に問い詰める美々子。ここまで鋭い相手には下手に誤魔化してはダメですよ。情報提供者も隠す気があるんだか無いんだか。いや、マリーは素直に自分の考えを言ってるだけなんだけど。何があっても揺るがない子ですね。集も違う意味でそうだけど(笑)。
 カップルとしては偽だけど、千棘の一条への恋心は本物です。それを知った美々子は、意外とあっさり手を引きました。引きどころを心得ていますね。特ダネを手に入れる為なら相手の心情なんて気にしない三流ジャーナリストとは違いますね。今後もいい意味で物語を引っ掻き回して欲しいキャラです。

ハイキュー!! ★★★
 派手に目立つようなサーブやボレー、ブロックをする訳ではないけど、非常に手堅くて隙の無いプレイをする中島。こういう選手が一番厄介なんですよねえ。プレイだけでなく、精神面からも仲間を支えている。キャプテンとしては理想的な選手と言えます。角度を利用したサーブとか、いい意味で嫌らしい(笑)。
 しかし烏野のキャプテンだって負けてはいない。それに日向の影に隠れていますが、烏野のエースアタッカーは旭です。忘れてもらっては困ると言わんばかりの豪快なスパイクにはスカッとしました。
 しぶとく粘る和久南と、突き放したい烏野。両者の熱い思いが長い繋ぎとなり、烏野に貴重なポイントを与えましたが、その代償は大きなものでした。ああ、大地が今までよりも目立っていたのはフラグだったのか。頼りになり過ぎるキャプテンを失ってしまったら、烏野の有利は一気に崩れる。この試合、予想以上の苦戦になりそう。
 
食戟のソーマ ★★★
 センターカラー。マフィアっぽいアルディーニ兄弟の扉絵の後ろには、料理協力の森崎友紀先生のインタビュー記事が掲載されています。森崎先生、凄い美人でビックリ。天は二物を与えるんですねえ。
 タクミの手の内を完全に読んだ美作は、タクミが作ろうとしたセミブレットを更に上回る逸品を作る。相手の料理にプラスするだけでなく、そのプラス要素を上手く纏めて料理として完成させるところが、美作の非凡な才能か。食べてみたいけど爺さんの乙女心なんて見たくないぞ(笑)。附田先生もノリノリで乙女チックな詩を書かないでください。
 追い詰められたタクミですが、このまま終わる男じゃない。お守り代わりに持っていたオリーブオイルを使ったみたいだけど、デザートとオリーブオイルというのはあまり合わない気が。今までの自分を越えて、美作に勝利して創真の前に立てるのか。漢を見せろ、タクミ!

トリコ ★★★
 小松を呼んでいた食材の声は、エアツリーではなくエアそのものでしたか。世界の食材の頂点に立つ食王に呼ばれるとは小松愛されすぎ。いや、それは今更か(笑)。
 しかしエアを手に入れるには馬王ヘラクレスの許しを得なくてはならない。でも許してくれる筈が無いから、力づくで押し通る! トリコの単純明快な答えの出し方は好きですが、今回ばかりは相手が悪すぎる。こんなに早く八王の一角と戦わなければならないとは、トリコ本人も言っていますが闘いにすらならないでしょう。どれだけ食い止められるか、時間稼ぎが精々かな?

黒子のバスケ ★★★★
 火神だけでなく、他のメンバーの体力も尽きてしまった。試合の終盤ではよくある光景ですが、洛山の方はまだまだ元気だというのは厳しいですねえ。誠凛の選手達だってトレーニングを積んでいるのに……。この体力差は大きなハンデです。単純なだけに跳ね返す策が無い。赤司の能力による底上げがあるとはいえ、洛山の選手はどんだけ鍛えているんだか。
 心が潰れかけていたその時、黒子を懐かしい声が励ましてくれた。ああ、やっぱり荻原君が来てくれましたか。彼だけでなく今まで戦ってきた選手達も誠凛を応援してくれる(キャラに合わない約2名は除いて。笑)。この声に応えなければ男じゃありません。サッカーの応援をしている経験から分かったのですが、応援の声って本当に選手の力になるんですよ。応えてくれない時もありますけどね……。
 精神的には立ち直った誠凛ですが、体力が残り少ないのには変わりない。火神がゾーンの奥にある扉をいつ開けるのか、その時間が勝負の行方を左右するでしょうね。夏が終わるまでにはこの試合も終わるのかな?

銀魂 ★★★
 守護霊を巻き込んだ運動会もクライマックス。土方の守護霊がマセラティだったとは。これはメーカーも喜んでくれるかと思いましたが、守護霊になった理由が酷すぎるので喜びませんね。車にマヨネーズ入れるな。そりゃマヨラーになる呪いを掛けられるわ。そして黒幕である沖田の守護霊は実に彼らしい。守護霊じゃなく邪神だけど。いつか主にも牙を向きそうだけど。
 新八に妙な眼鏡を渡した眼鏡屋さんが、新八の眼鏡いや本体の守護霊だったとは。守護霊と心を通わせて奇跡の勝利を掴むなんて、そんな虫のいい話はこの漫画にはありません(断言)。老眼鏡じゃなくて老眼になる眼鏡って、只の欠陥品じゃねーか。買い換えるのは当然ですね。グッバイ守護霊の世界。ハチャメチャだったけど割と楽しい話でした。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
 TVや新聞などで散々言われているのに、未だに被害者が続出している振り込め詐欺、いや「母さん助けて詐欺」だっけ。名前を変えても被害者の数が減らないのでは、名前を変えた意味あったのかな?
 どうしてこんな見え見えの詐欺に引っかかるんだと思った人、同じ手を使われたら恐らく貴方も引っかかります。家族を大切に思っている優しい人、自分に根拠の無い自信を持っている人、そして判断力の鈍さを自覚していない人。そういう人は詐欺の格好のターゲットなんです。そういう電話が掛かってきたら、まずは深呼吸して落ち着きましょう。それだけでも冷静に判断できるでしょう。
 弱気っぽい雑学に目を付けた詐欺グループ、まさかこんな奴が警官だとは思わなかったか。そしてその背後にはとんでもない警官がいたとも。金が絡むと両さんの執念は常識を超えます。スマホを駆使しての追撃は頭が良くて、両さんらしくない。実は騙された経験があったりして。
 両さん以上の活躍をした風波。美形で公務員でケンカも強いって、中川レベルの完璧超人じゃないですか。お笑いに走ると崩れる中川と違って、こちらは完璧なままで行きそう。

ワールドトリガー ★★★★
 7体のラービットに追われる修達でしたが、緑川や米屋達によって救われました。緑川は相変わらず迅大好きっ子か(笑)。
 修一人の力ではラービットには傷を付ける事さえ出来ない。しかし千佳のトリオンと、修の優れた判断力が合わされば勝利は掴める。射手の利点を活かした上でのお互いに足りない部分を補っての勝利、見事でした。
 ですがこの奮闘がハイレインを動かす。彼らの最大の狙いは千佳でしたか。確かにまだまだ未熟な修にこれだけの力を与えられるのだから、ハイレインが千佳を手に入れたら迅でも敵わないでしょう。ここから絶望の未来が始まるのか、それとも……。

HUNTER×HUNTER ★★★★
 無事に連載再開されて何よりです。
 ビヨンドと通じているのはパリストンと協専ハンター達だけではない。十二支んの中にも内通者がいるというミザイストルの推測は間違っていないでしょうね。果たして誰が裏切り者なのか。単純キャラっぽいサイユウとカンザイは除外してもいい、いやこれは演技の可能性もあるな。パリストンと対立していたチードル以外、誰が裏切ってもおかしくないかと。
 一ヶ月の間に協専ハンター達とジンの距離はかなり縮んでいました。自分を嫌っている相手とも仲良くなれるジンのコミュニケーション能力は素晴らしい。政治家や企業家としても優秀な成績を収めるでしょう。
 しかしどうしてもジンがNo2になった事を許せない者もいる。ほお、ここでジンとパリストンを共闘させますか。パリストンは頭の切れと性格の悪さだけがクローズアップされていますが、戦闘力だって高い筈。クレイジーなネテロが認める程の力、見せてもらいましょう。

ILLEGAL RARE ★★★
 アクセルとロマンス、この2人がいながらもナズナを敵の手に渡してしまいました。最強クラス吸血鬼2人を相手にしても余裕っぽいデルメザ、その力は計り知れません。足で刀を使っているのはそういう戦闘スタイルなのか、手を使うまでもないという余裕の現れか。どちらにしても不気味で強そう。
 ナズナを救出する前に、吸血鬼とデルメザの因縁について語られます。二百年前に何が起きたのか、そもそもデルメザとは一体何者なのか。辛い話になりそうだけど、色々な謎が明かされそうで読者としては少し楽しみ。

もみけせ! 融合くん ★
 3号連続短期特別連載も今回で最終回。最後は将棋とマリッジブルー、寿司と運動会を融合させました。
 うーん……。やっぱりこれは一発ネタですね。回を重ねる毎にどんどんつまらなく感じてしまいます。融合する物がもっと意外な組み合わせであれば楽しめたんだけど、微妙な組み合わせばかりだったし。
 総評。一言で言えば、面白くなかった。3週だけだったとはいえ、正直連載になる程の漫画ではありません。ギャグセンスは感じられるけど、センスだけのギャグ漫画は面白くない。宮崎先生、色々な意味でもっと努力してください。

BLEACH ★★★
 ユーハバッハが霊王宮に来たのは、今回が初めてではなさそうです。霊王とも顔見知りなのかな? 麒麟寺が止めにきましたが、未だにその力の底を見せていないユーハバッハを止められるとは思えません。一護が来るまでの時間を稼げれば上等でしょうね。麒麟寺本人もそれを承知している感じだし。
 返り血を浴びた者を死体にして操るジゼル。なるほど、その能力でバンビエッタをゾンビにしましたか。負けたバンビエッタが命乞いめいた事をジゼル達に言っていたのは、こうなると分かっていたからか。味方の死体も武器にするえげつなさは、さすがユーハバッハの部下かと。
 しかしジゼルが実は男だったとは。バンビエッタの再登場よりそっちの方にビックリしましたよ。「精液臭い」とはなかなか強烈な罵り方ですが、これでジゼルは本気で怒ってしまった。一角と弓親、ジゼルとバンビエッタでのタッグマッチ開始か。かなり壮絶な闘いになりそう。

ステルス交境曲 ★★★
 最終回。「SOUL CATCHER(S)」や「i・ショウジョ」みたいな他誌への移籍などは無く、普通に打ち切り終了です。
 ジグ、本当に死んでしまったのか……。ソウヤがジグのプロトタイプとも言える存在であった事は、分かってしまえば納得ですね。だからソウヤは最初からジグを気にしていたのか、と。
 ソウヤにジグの暗殺を依頼したのがジグ本人だったというのも、これまた納得。事が起きる前にジグがソウヤの元を訪れていた伏線をきっちり回収し、トロマに新たな道を示して、この世界と現実の日本が繋がって終了。もっとももっと描きたい事があっただろうけど、それでも何とか纏めた両作者の頑張りには敬意を表します。
 総評。人気作家の成田良悟先生の原作と、打ち切りが続いていましたが画力はジャンプでもトップレベルの天野洋一先生の絵。この2人が組めば……と思ったし、見えない主人公というユニーク過ぎる設定やジグの正体などには驚かされ、個人的には非常に楽しませてもらいました。
 ですが、やはり主人公の顔が見えず、何を考えているのかさえ分からないというのは、ちょっと冒険的すぎましたね。トロマの欠点を補うもう一人の主人公として用意したのがジグだったのでしょうけど、彼も本心を露わにしていた訳じゃない。敏感な読者はこの2人の胡散臭さに気付き、この漫画への興味を無くしたのかも。
 良くも悪くも個性が強すぎる作品で、漫画を描く事の難しさを改めて教えてくれました。成田先生、天野先生、お疲れ様でした。またジャンプでお会いしたいものですが、無理かなあ。特に天野先生は……。


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