仮面ライダー鎧武
弱い者が苦しまず、幸せに暮らせる世界を作りたい。紘汰と戎斗の願いは同じものだけど、戎斗はその夢は古い世界を滅ぼす事でしか実現できないと考えている。彼自身が踏みにじられてきた経験から来ているものなんだろうけど、戎斗は最後まで自分の力だけしか信じられなかった。紘汰や舞ともっと親しくなっていれば、違う未来もあったのかな? 修羅に成り切れなかった優しき暴君、戎斗にはそんなイメージが湧きます。
一方、紘汰は世界を滅ぼそうとは思っていない。ボロボロに傷付き、何度打ちのめされて涙を流す事になっても、それでも紘汰は優しさを失わず、他人を、世界の未来を信じ続けた。戎斗が最後に認めたように、紘汰こそ真の強者だった。他人を信じ続ける事って、簡単なようで難しいですから。紘汰の場合、何度も裏切られているし。
鎧武・極アームズとロード・バロンの最終決戦。可能性の彼方にある世界での戦いと同じような結果になったのは、何度戦ってもこういう結末になるという運命の暗示なのかな? 共に戦ってきた仲間を倒すしかなかった紘汰、始まりの男になった彼が選んだ運命は、インベスやヘルヘイムの植物を全て新世界に連れて行き、今の世界を変える事なく新たな世界を作るというもの。サガラでさえ予測できなかった結末ですが、これ以上の悲劇を望まない紘汰らしい決断です。舞も一緒だし寂しくはないでしょう。おや、ヒロインとちゃんとくっついた主役ライダーって、ひょっとして史上初?
そして三ヶ月後。復興が進む沢芽市では、生き残った者達が新たな道を歩いていました。争ってばかりだったビートライダーズはザックを中心に仲良く纏まり、凰蓮と城乃内のパティシエ師弟も健在。しかし城乃内はまだ初瀬が死んだ事を知らないのか……。それにまだ運命を決められない者が1人。光実、最終決戦に絡んでくるかと思ったのに、何もしませんでしたね。そんな気力も無かったんだろうけど。
植物状態で発見された貴虎。生きていてくれて嬉しいです。目覚めないと言われていたけど、紘汰の力によって奇跡の復活。最終回はこの兄弟の物語になるみたいですね。紘汰が去った世界に迫る新たな危機は、冬の映画への伏線なのかな? どんな結末を見せてくれるのか楽しみ。
さばげぶっ!
最終回。
OPをカットするなど最終回らしく始まった1話目は、B級アクション映画を思わせる展開。奇病に冒された主人公を狙う国家権力から主人公を守る為、戦友達が命を懸けて戦う。こう書くと感動的なストーリーのようだけど、この作品はギャグなのでそうはなりません。ギャグはゲスっぽく、ガンアクションは割と本気で、それが「さばげぶっ!」。
この世界には国家サバゲ部なんてものがあるんですね。税金泥棒すぎて、マスコミに嗅ぎ付けられて問題になる前に廃部されそう。団長の声が小杉十郎太さんで、特殊車両まで再現してくれるとは、西部警察&小杉さんファンの私涙目。団長の武器はショットガンですよねえ。ショットガンでスナイパーライフル並の命中率を誇る団長は、GGOでも大活躍するでしょう(他作品です)。
モモカ母に前回茹でられても生きていたカニ、そしてからあげレモン氏を始めとするゲストキャラも全員集合して、国家サバゲ部との総力戦。無駄にスケールを大きくしちゃって、夢オチでまとめるのかと思いきや、美煌の考え過ぎによる中二病オチにしましたか。これは夢オチの方が幸せだったかな。見事なまでの晒し者、ありがとうございます。これもまた青春の1ページという事で。
最終回の最終回とも言える2話目は、うららの誕生日話。12月24日、25日に生まれた人はうららと同じような誕生日を過ごしているんだろうなあ。珍しく優しさを示したパーティーモンスター(自称)モモカでしたが、自分がプレゼントになるというオチで気の毒。視聴者にとってはご褒美ですけどね。オチの続きは同人誌(18禁)で描かれる事を希望。
総評。サバゲーにはほとんど興味が無く、この作品にもあまり期待していなかったのですが、十二分に楽しませてもらいました。清々しいまでのゲスっぷりを示したモモカを始めとする5人のヒロインはもちろん、玄田哲章さんのナレーションも素晴らしくて面白かった。2期が放映されたら絶対に見ます。今期最大のダークホースアニメよ、また地獄で会おうぜ、ベイビー。
弱い者が苦しまず、幸せに暮らせる世界を作りたい。紘汰と戎斗の願いは同じものだけど、戎斗はその夢は古い世界を滅ぼす事でしか実現できないと考えている。彼自身が踏みにじられてきた経験から来ているものなんだろうけど、戎斗は最後まで自分の力だけしか信じられなかった。紘汰や舞ともっと親しくなっていれば、違う未来もあったのかな? 修羅に成り切れなかった優しき暴君、戎斗にはそんなイメージが湧きます。
一方、紘汰は世界を滅ぼそうとは思っていない。ボロボロに傷付き、何度打ちのめされて涙を流す事になっても、それでも紘汰は優しさを失わず、他人を、世界の未来を信じ続けた。戎斗が最後に認めたように、紘汰こそ真の強者だった。他人を信じ続ける事って、簡単なようで難しいですから。紘汰の場合、何度も裏切られているし。
鎧武・極アームズとロード・バロンの最終決戦。可能性の彼方にある世界での戦いと同じような結果になったのは、何度戦ってもこういう結末になるという運命の暗示なのかな? 共に戦ってきた仲間を倒すしかなかった紘汰、始まりの男になった彼が選んだ運命は、インベスやヘルヘイムの植物を全て新世界に連れて行き、今の世界を変える事なく新たな世界を作るというもの。サガラでさえ予測できなかった結末ですが、これ以上の悲劇を望まない紘汰らしい決断です。舞も一緒だし寂しくはないでしょう。おや、ヒロインとちゃんとくっついた主役ライダーって、ひょっとして史上初?
そして三ヶ月後。復興が進む沢芽市では、生き残った者達が新たな道を歩いていました。争ってばかりだったビートライダーズはザックを中心に仲良く纏まり、凰蓮と城乃内のパティシエ師弟も健在。しかし城乃内はまだ初瀬が死んだ事を知らないのか……。それにまだ運命を決められない者が1人。光実、最終決戦に絡んでくるかと思ったのに、何もしませんでしたね。そんな気力も無かったんだろうけど。
植物状態で発見された貴虎。生きていてくれて嬉しいです。目覚めないと言われていたけど、紘汰の力によって奇跡の復活。最終回はこの兄弟の物語になるみたいですね。紘汰が去った世界に迫る新たな危機は、冬の映画への伏線なのかな? どんな結末を見せてくれるのか楽しみ。
さばげぶっ!
最終回。
OPをカットするなど最終回らしく始まった1話目は、B級アクション映画を思わせる展開。奇病に冒された主人公を狙う国家権力から主人公を守る為、戦友達が命を懸けて戦う。こう書くと感動的なストーリーのようだけど、この作品はギャグなのでそうはなりません。ギャグはゲスっぽく、ガンアクションは割と本気で、それが「さばげぶっ!」。
この世界には国家サバゲ部なんてものがあるんですね。税金泥棒すぎて、マスコミに嗅ぎ付けられて問題になる前に廃部されそう。団長の声が小杉十郎太さんで、特殊車両まで再現してくれるとは、西部警察&小杉さんファンの私涙目。団長の武器はショットガンですよねえ。ショットガンでスナイパーライフル並の命中率を誇る団長は、GGOでも大活躍するでしょう(他作品です)。
モモカ母に前回茹でられても生きていたカニ、そしてからあげレモン氏を始めとするゲストキャラも全員集合して、国家サバゲ部との総力戦。無駄にスケールを大きくしちゃって、夢オチでまとめるのかと思いきや、美煌の考え過ぎによる中二病オチにしましたか。これは夢オチの方が幸せだったかな。見事なまでの晒し者、ありがとうございます。これもまた青春の1ページという事で。
最終回の最終回とも言える2話目は、うららの誕生日話。12月24日、25日に生まれた人はうららと同じような誕生日を過ごしているんだろうなあ。珍しく優しさを示したパーティーモンスター(自称)モモカでしたが、自分がプレゼントになるというオチで気の毒。視聴者にとってはご褒美ですけどね。オチの続きは同人誌(18禁)で描かれる事を希望。
総評。サバゲーにはほとんど興味が無く、この作品にもあまり期待していなかったのですが、十二分に楽しませてもらいました。清々しいまでのゲスっぷりを示したモモカを始めとする5人のヒロインはもちろん、玄田哲章さんのナレーションも素晴らしくて面白かった。2期が放映されたら絶対に見ます。今期最大のダークホースアニメよ、また地獄で会おうぜ、ベイビー。